先日、 道徳の勉強会~生活や子育てにつながる総合的な【道徳教育】を考える~に参加してきました。主催は辻 由起子氏。(茨木市WAMホール)





冒頭、親学についての説明があり、これまでも学んできた親学の必要性重要性を再度考える。
3年ぶり位に『親守詩』の単語を聞きました。
五七五七七で、五七五を子供が考え、七七の部分を親が考えるというものです。
講師から親守うたの説明を受けた際、その意味を以前よりも実感を持って受け止められました。娘と過ごすなかで、知らず知らずに私の価値観に変化が起きているのかもしれません。

さて本論では、講師により、人物に学ぶというところで、
『中江藤樹とその母』で実際に講義いただきました。
(胎内にある間にも母徳の教化あり とは、翁問答の一説、胎教の重要性を意味する)
中江藤樹とその母

でもね、ただの授業じゃなかった。
授業の中で、考えさせられるポイントがいくつかあって、
その時に考えさせる意味、講師からちゃんと説明いただける
(聞き手が大人だからだと思いますが)

要は、厳しい母親の話なのだけれど、講師から
「こんな母を、あなたはどう思いますか」
そのことを考えるとき、
私も自分の母親のことに思いをはせていました。どうだったかなと。
藤樹の母の厳しさ

こうした授業を通して、家族や周りのことを考える、まさに人物を通して「学ぶ」。
その意味を 自分の身をもって、実感させられました。

ただ、中江藤樹の話がよかっただけじゃないんです。

私はリンカーンになりたい 俺は信長、いや私は家康・・・
時代は変わっても、ロールモデルはそのままとはいかないにしても、
偉人の生き方を学ぶことで、みえてくること沢山あります。すごく楽しい時間でありました。

だから、人物教育を通して生き方を学ぶ必要があるんだなって、自然に思いました。


馬子の正直 のお話もよかったし、核家族化と人物教育の関連、
またマズローの5段階欲求の話の応用もあり、興味深かった。
(茨木市での小1ギャップ解消の取り組みも参考になりました)
DVにより脳に損傷
胎児の脳の発生過程
核家族化で地域のつながりが消滅

私自身、6月一般質問で取り上げたこともあり、
全体興味を持って聞くことができました。
現役教師も参加され積極的な意見交換があったように思います。

「私たちの道徳」が使われていない理由も、なんとなくわかりました。
道徳の教科化が推進されている中にあって、
嫌がられても、文句を言われても、
枚方市でちゃんと活用されるよう、これからも取り上げていきたい。
その思いを改めて確認できた勉強会でした。

最後に授業で紹介があったこと

「情けは人の為ならず」が12倍返しに!
http://www.osaka-u.ac.jp/ja/news/ResearchRelease/2013/08/20130808_1
大阪大学の大阪大学大学院人間科学研究科が科学的に実証実験 発表されたとのことでした

守破離の精神