今日から9月議会が始まりました。

今年度から、10月23日までと、
これまでから考えると長い議会となります。
(決算特別委員会も9月議会の中に入ったため)

議会初日の今日は、報告が9件、認定が10件、議案が17件と山盛りありました。
一日中、座っていて、体が少し悲鳴を上げています(>_<)

その中で本日、中学校給食の案件、センターの土地購入として
【議案第29号、財産(仮称)新第一学校給食共同調理場整備事業用地)の取得】というのがあって、
私もみんなの党市民会議、未来に責任みんなの会の二会派の意見を集約として
賛成討論を行いました。

9月議会、中学校給食用地取得案件にて、枚方市議会議員 岩本ゆうすけ

●以下、賛成討論の内容です。

今般、これまで多くの市民が望んできた中学校給食が実施される点、
施設整備にあたり小学校給食共同調理場との合築によるコスト削減を図る点、
また土地購入に伴いこれまで利息が約4億円にも積みあがっている公社塩漬け土地の減少に到る点は評価をするところです。

しかし、肝心の中学校給食の手法については、様々な問題があり、意見を申し上げざるを得ません。
現在検討されている選択制の手法では、これまでも申し上げてきました通り、
小学校給食と中学校給食の方式が異なることから、調理工程を別々のものとしなければならないため、
合築とすることによるコストメリットが十分に活かされないのではないでしょうか。

施設整備に要するイニシャルコスト、毎年の運営に要するランニングコストの
いずれにおいても、コストメリットが生じる手法を十分に検討し、選定すべきではなかったでしょうか。

また近隣他市と比較してみれば北河内7市では、中学校給食については
枚方市と守口市を除く5市で全員喫食が行われています。
今月、大東市でも全員喫食で中学校給食が開始されました。

教育文化都市を実現し、「住みたいまち住み続けたいまち」がさらに
「市民が誇れるまち」となっていくうえで、中学校給食を通じた給食指導、
食育が重要な要素となるのではないでしょうか。

その点において、なぜ枚方市が選択制方式なのか、遅れを取ったと言わざるを得ません。
今後、調理場の運営については民間委託の方針を取るとのことですが、
コスト削減については徹底して行い、また喫食率の向上など施設を
最大限に有効活用していかなければならないと考えます。

最後に、学校教育の充実を図り、教育文化都市としてのブランドを
推進していくためには、繰り返しになりますが
学校給食は食育の推進・栄養管理の徹底という学校給食法の趣旨からも、
すべて全員喫食であるべきと考えますが今般、中学校給食を実施することが
まず大きな第一歩と考え、次代を担う子供たちに食を通じてその健全な心身を育み、
すこやかな成長と学びを支える中学校給食を実施いただきたいと申し上げ、賛成討論と致します。

(以上)

●賛成討論では取り上げませんでしたが、過去に別の用途で購入した土地を
用途変更もしないままに、なし崩し的に給食のセンターとして使おうとするなど、
行政のプロセスには問題を感じるところが多々あります。。

まあ、それを言い出したら、
今回、中学校給食が選択制になった選定過程もまずおかしいよ、
という話になっていくのですが。

9月議会は今日からで、
これから一般質問(来週に予定されています)の準備に入っていきます。

10月の決算特別委員会もあり、慌ただしい毎日が始まりそうです。
では。

岩本

9月議会議場にて賛成討論、次世代にツケを残すな!枚方市議会議員 岩本ゆうすけ

9月議会議場にて枚方市議会議員 岩本ゆうすけブログ