本年4月1日現在の枚方市での待機児童の報告がありましたのでお知らせします。

チラシ9号でも取り上げました通り、
枚方市では平成21年度以降、保育所の待機児童が発生している状況です。

枚方市としては、待機児童解消に向けての動きとして、
私立保育所の増改築、公立保育所の民営化、分煙の設置など、
認可保育所での定員増の取り組みを進めていました。
平成25年度の年度当初の待機児童数は前年度比で24人減少し、8人ということでした。

平成23年4月 5763人の定員に対し入所6,370人(年度当初待機48人)
平成24年4月 5863人の定員に対し入所6,549人(年度当初待機32人)
平成25年4月 6023人の定員に対し入所6,641人(年度当初待機8人)


平成24年の5月より厚生常任委員として、私も待機児童対策には関心を持ち、
また折々に発言や質疑を行ってきましたが、個人的な印象として
子ども青少年部の方々はとても努力されていると思います。

今回も年度当初は待機児童が減少していますし。
ただ、保育所は幼稚園や小学校とは違い、
3月4月できっちりと線引きする性質ではなく、どちらかというと年度途中に
急に入所希望といった方が多く、年度の途中から待機児童が増えてくる傾向にあります。
柔軟に対応できなくなっているのが現状と思います。

全国的に待機児童が問題となる中、住んで良かったと思われる枚方市になるためには、
従来型の対策から、柔軟に入所希望にも対応できる制度や仕組みを整えていく必要があります。

現在の目標である年度当初の待機児童を0とするのではなく、
年度途中であっても待機児童を発生させない!という
姿勢・トップの決意が必要ではないでしょうか。

市の施設の有効活用(中学校や小学校の空き教室の活用)や
他の自治体との連携による広域入所の拡大など、お金を大きく掛けなくても
できることは沢山あります。

これからも待機児童の解消、また入所してからの環境向上を全力でうったえて参ります。