先日、3月議会の閉会後、学校教育部長より市議会議員に対し、
ペーパーで体罰事案の報告がありました。

1月31日の時点で教育委員会側に電話相談があり、
2月3日も保護者集会が開かれたにもかかわらず、
その後すぐに議会に報告されることなく、
3月議会の閉会後に報告があったことは、不思議かつ疑問に思います。

なぜ、報告がなかったのでしょうか。

桜宮高での体罰問題もあり、以前に「体罰」がないのか教育委員会に確認しました。
しかし、「体罰はない」という回答でした。

体罰については、全国的にも注目される事案だけに、全市的に状況の把握や調査など、
今後、議会としても対応の徹底を求めていかなければならないと考えています。

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枚方市立××小学校教諭 ××××が、平成24年4月下旬頃から、平成25年1月にかけ
て、頭頂部を叩いたり、頭突きをしたり突き飛ばすなど、18名の児童に対する体
罰や不適切な発言を計25件にわたり行った。

枚方市立××小学校校長 ××××は、××教諭の体罰を防止できなかったことに加え、
同教諭の体罰を三度にわたり把握したにもかかわらず、いずれも同教諭への指導
にとどめ、これらを体罰事象として市教育委員会に報告しなかった。


本市教育委員会は、平成25年1月31日(木)保護者からの教育相談課相談員への
電話相談により、教諭が体罰をしているとの情報を把握し、校長に調査と事実関
係の報告を指示した。

校長は調査により、教諭による複数回の体罰を含む不適切な指導を把握し、教諭
に厳重注意をしたうえで2月3日(日)の学年保護者集会において事実を説明し、
謝罪するとともに、当該学級の担任を交代させる旨伝えた。

本市教育委員会は、教諭に対する事情聴取及び指導を実施し、教諭が行った体罰
に関わる事実経過の確定を行い、3月15日(金)地方公務員法第29条の定めによ
り教諭及び校長を懲戒処分すべきとの意向とあわせて大阪府教育委員会に報告した。

大阪府教育委員会は、3月25日(月)の本市教育委員会の内申をうけ、3月27日
(水)付けで教諭に対し停職3月、校長には減給3月の処分を下し、教諭は同日付
で依願退職した。

本市教育委員会は、本件を重大な事案と受け止め3月28日(木)臨時校園長会を
招集し、校園長に対して服務規律の徹底を指示するとともに、校長はじめ教職員
の人権意識の育成、指導力の向上に取り組み、市民の教職員に対する信頼の回復
に全力で取り組んでまいります。