2011年9月
『セカンドオピニオン』
私も勘違いしてた部分はあるけど、
セカンドオピニオンって転院するための手段ではない。
今の病院で受けてる治療方法に納得がいかなかったり、不安があるときに、
違う病院などで違う先生の意見を聞き、
さらにその見解を元の病院に持ち帰って再び話し合い、今後の治療をどうするか決定するもの。
だから基本的にはセカンドオピニオンと転院は別物。
それを理解した上でセカンドオピニオンを受けることを決めた。
なんとかT病院の絨毛性疾患の権威のM先生の予約が取れて、いざ病院へ!
旦那と私の母が一緒に来てくれた。
セカンドオピニオンは保険が適用されないので全額自己負担。
病院によるけどT病院では30分で2万、1時間で4万。(ってネットには書いてあったけど、実際私は1時間話して請求は2万円でした
![にひひ](https://stat.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char2/193.gif)
)
その間に聞きたいことを全て聞かなくてはもったいない!
いちばん聞きたかったことは、
『今現在の血中hCG値(1.9)ですぐに抗がん剤治療が必要なのかどうか』
ということ。
おさらい ~その時点での現状~
胞状奇胎から侵入奇胎(存続絨毛症)になり、MTX4クールとMTX+アクチノマイシンD5クールを終えたところでhCG値は基準値以下になったが、薬剤性肺炎を引き起こしてしまったため、ダメ押し2クールを残したままいったん退院。
しかし、hCG値再上昇(0.4以下→0.7→1.9)のため即入院&即抗がん剤治療をすることを元の病院から宣告?されている。
この状況でのセカンドオピニオン。
M先生は物腰がやわらかーく、終始にこやかな表情でこちらの緊張をやわらげてくれた。
おかげで聞きたかったことが全て聞けた。
しかもどんな質問にもやさしく的確に答えてくれて、私の中の不安はどんどんなくなっていった。
一緒に話を聞いてくれた私の母や旦那も同じ気持ちだったらしい。
M先生の見解
『現時点のhCG値がわからないと何とも言えないが(最後に測った1.9は2週間前の値)
現時点のhCG値が1.9より大幅に上昇しているのであればガン化している可能性が高いので、それを見越した治療が必要。
けれども1.9前後の小幅な上昇ならば少し様子をみてもいいのでは?』
大まかにはこんな感じ。
「ガン化している可能性が高い」
っていう言葉に少なからずショックは受けたものの、
この病気について調べ尽くしていた私にとっては想定内の回答だった。
その時点で私はある程度腹をくくりました。
だってダメ押し2クールやってないし、
多少なりともhCG値が上がったという事実、
これはやはりhCGをたたききれていなかったと考えるしかない。。
もう1度抗がん剤治療をすることは避けられないだろう、と。。
セカンドオピニオンを受けたことで、そのことに冷静に向き合えた気がする。
それまではただ単に元の病院への不信感から、再入院・再抗がん剤治療を受け入れられなかったのが、
M先生と話したことで割とすんなり納得することができました。
だからこそセカンドオピニオンを受けて本当に良かったと思っています。
(実際にはセカンドオピニオンのおかげで抗がん剤治療を回避できたので万々歳です!)
ひとまず無事にセカンドオピニオンを終え
その足でM先生の見解を持ち帰るため、
そして最新のhCG値を測るため元の病院に行きました。
つづく