◆ 胞状奇胎→侵入奇胎(存続絨毛症) 闘病記 ◆

◆ 胞状奇胎→侵入奇胎(存続絨毛症) 闘病記 ◆

2011年の1月に発覚した胞状奇胎→侵入奇胎(存続絨毛症)による抗がん剤治療の闘病記です。

同じ病気で苦しんでいる方や、情報が少なくて困っている方のお役に立てればと思い、現在(2011年7月)も治療中ですが、忘れないうちに綴っておこうと始めました。

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2012年10月24日


3日前、5ヶ月ぶりの通院でした。


えーと、その前に、

今回の通院までに、過去の書ききれてないことを全部ブログに書いてしまうつもりで、

先日ここでもがんばろうって書いたばっかりだったのに、

結局ほぼ何もしないままこの日を迎えてしまいました…


まぁ、ものぐさは今に始まったことではないですが…


でも世間の皆様はどうしてそんなに毎日毎日マメにブログを更新できるんでしょうか??

めんどくさくないんでしょうか??


ものぐさな私には理解できませぬ。。




で、本題に戻りますが、


ついに主治医より妊娠OKのお言葉をいただきました!


最後の抗がん剤から丸1年が経過したので、

とりあえず妊娠しても何の問題もないです、と。


でも、今回の採血の結果が出るまでに1週間くらいかかるので、

来週までは手放しでは喜べない状況ではあるんですけど。。


まぁ、とりあえず経過は変わらず順調なので、またまた一安心です。


次回の通院は半年後!


取り急ぎご報告までドキドキ

2011年9月

『セカンドオピニオン』

私も勘違いしてた部分はあるけど、
セカンドオピニオンって転院するための手段ではない。

今の病院で受けてる治療方法に納得がいかなかったり、不安があるときに、
違う病院などで違う先生の意見を聞き、
さらにその見解を元の病院に持ち帰って再び話し合い、今後の治療をどうするか決定するもの。

だから基本的にはセカンドオピニオンと転院は別物。


それを理解した上でセカンドオピニオンを受けることを決めた。


なんとかT病院の絨毛性疾患の権威のM先生の予約が取れて、いざ病院へ!

旦那と私の母が一緒に来てくれた。


セカンドオピニオンは保険が適用されないので全額自己負担。

病院によるけどT病院では30分で2万、1時間で4万。(ってネットには書いてあったけど、実際私は1時間話して請求は2万円でしたにひひ

その間に聞きたいことを全て聞かなくてはもったいない!


いちばん聞きたかったことは、

『今現在の血中hCG値(1.9)ですぐに抗がん剤治療が必要なのかどうか』

ということ。



おさらい ~その時点での現状~
胞状奇胎から侵入奇胎(存続絨毛症)になり、MTX4クールとMTX+アクチノマイシンD5クールを終えたところでhCG値は基準値以下になったが、薬剤性肺炎を引き起こしてしまったため、ダメ押し2クールを残したままいったん退院。
しかし、hCG値再上昇(0.4以下→0.7→1.9)のため即入院&即抗がん剤治療をすることを元の病院から宣告?されている。

この状況でのセカンドオピニオン。


M先生は物腰がやわらかーく、終始にこやかな表情でこちらの緊張をやわらげてくれた。

おかげで聞きたかったことが全て聞けた。

しかもどんな質問にもやさしく的確に答えてくれて、私の中の不安はどんどんなくなっていった。

一緒に話を聞いてくれた私の母や旦那も同じ気持ちだったらしい。



M先生の見解
『現時点のhCG値がわからないと何とも言えないが(最後に測った1.9は2週間前の値)
現時点のhCG値が1.9より大幅に上昇しているのであればガン化している可能性が高いので、それを見越した治療が必要。
けれども1.9前後の小幅な上昇ならば少し様子をみてもいいのでは?』

大まかにはこんな感じ。


「ガン化している可能性が高い」

っていう言葉に少なからずショックは受けたものの、
この病気について調べ尽くしていた私にとっては想定内の回答だった。



その時点で私はある程度腹をくくりました。

だってダメ押し2クールやってないし、
多少なりともhCG値が上がったという事実、
これはやはりhCGをたたききれていなかったと考えるしかない。。

もう1度抗がん剤治療をすることは避けられないだろう、と。。

セカンドオピニオンを受けたことで、そのことに冷静に向き合えた気がする。

それまではただ単に元の病院への不信感から、再入院・再抗がん剤治療を受け入れられなかったのが、
M先生と話したことで割とすんなり納得することができました。

だからこそセカンドオピニオンを受けて本当に良かったと思っています。

(実際にはセカンドオピニオンのおかげで抗がん剤治療を回避できたので万々歳です!)


ひとまず無事にセカンドオピニオンを終え
その足でM先生の見解を持ち帰るため、
そして最新のhCG値を測るため元の病院に行きました。

つづく

早いもので胞状奇胎→侵入奇胎(存続絨毛症)になり、ツラかった抗がん剤治療+薬剤性肺炎を乗り越え、退院してから丸1年が経過しました!

いまだ妊娠許可はおりていないものの、この1年、この病気による体の異変などは皆無です。


髪の毛もフサフサしてますよー(笑)

今普通にショートです。

人生初のショートですが、手入れがラクすぎてこのままずーっとショートでもいいかもと思ってるくらい。


去年の今頃がいちばんツルツルMAXで、暑さが収まってきた頃からウィッグをつけ始めました。

それから約7ヶ月でウィッグなしでもなんとか出歩けるくらいまでになりました。

夏にウィッグは暑くて無理だと思ってたから、夏手前で卒ウィッグできたのはラッキー。


退院後、多少の上昇があったhCG値も、今ではずっと基準値を下回っており、

私自身がこの病気だったことや長い入院生活を送っていたことすら忘却しております。。


でもなんとかこの振り返りブログを現在に追いつかせることができるようがんばっていこうと思いマス。

こんなものぐさブログでも、やはり同じ病気の方がのぞいてくれているようなので。

次回の検診日が10月なので、できればそれまでに。。


ちなみに前回の検診は5月だったので、検診の間が半年近くも空くほど経過は順調です!