やっと秋がきた 赤とんぼ | 甲斐犬と古墳の里 堺もず で暮らす

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童謡赤とんぼの世界

 

夕焼け 小やけの 赤とんぼ

負われてみたのは 何時の日か

・・・・・・・・

桑の実を 小籠につんだは

まぼろしか

・・・・・・・・

・・・・・・・・

夕やけ 小焼けの 赤とんぼ

とまっているよ 竿のさき

 

誰もが知っている 童謡”赤とんぼ” である。

作詞は、三木露風

兵庫県 竜野の出身である。

 

私の田舎は、竜野の近くの”夢前町”

なんとなく 親しみを感じる。

これは、作者自身の、子供の頃の思い出を、書かれたもの

らしい。

 

作曲をされた”山田耕作”の歌詞の説明には、

(おそらく 作曲をするにあたって、三木氏より詩の説明

 を受け、自分の思いでの様に曲を作った ???)

 

夏も過ぎた

夕方の西の空は、真っ赤な夕焼けです。可愛い赤とんぼが、

入り乱れてスイスイと飛んでいます。あれは、私が、三つ

か四つぐらいの子供の時だったでせう。姐やに負ぶさって

この赤とんぼの群れ飛んでいるのを見たのは。

・・・ ・・・

・・・ ・・・

私を可愛がってくれた、あの姐やは、今どうしていることやら。

 

夕焼け小焼けの夕暮れ、竿のさきにチョコナンと一匹とまって

いる赤とんぼを見るき、私は私の幼い時のことを思い出します。

と ・・・ ・・・

 

三木露風自身の説明には、

誰にとっても、懐かしいものは幼い時の思い出であり、故郷で

あろう。幼年の時故郷にいないものは、稀である。

幼年と故郷、それは結合している。であるから その頃に見た

り聞いたりしたことは、懐奮の情をそそるとともに、また故郷

が、誰の胸にも浮かんでくるのである。私は多くの思い出を持

っている。「赤とんぼ」は作った時の気持ちと、幼い時にあっ

たことを同様に表現したのであった。赤とんぼの中に姐やとあ

るのは、子守り娘のことである。

と ・・・ ・・・ 

 

ここからは、私の感想

露風が、32才、大正10年に発表された詩である。

5才の時に両親が離婚、露風だけが、祖父に引き取られた、

母と幼い弟と離れ離れに。小さい時から面倒を見てくれた親代わ

りの姐や(子守娘)とも別れが、・・・ ・・・ ・・・

複雑な幼年期を過ごした露風 ・・・ ・・・ ・・・

そんな露風

32歳の時 故郷から遠く離れた土地で、 ふと 外を見ると

赤とんぼが、一匹 竿の先にとまっていた。

その時 幼少時代を過ごした故郷の思い出が、胸に浮かんできた。

懐かしい、それと かすかな さみしさが、込み上げてくる。

そして ぼんやりと 昔の思いに ふけっている。??????

その時の心情を、詩にした。

 

入り乱れて飛んでいた赤とんぼ と

竿の先に 一匹だけで 止まっている赤とんぼ の対比 ・・・ ・・・ 

 ではなく 姐や の背で観た 赤とんぼ

世話をしてくれた姐やとの別れ 等々

歌詞の中には、深い深い思いが、込められているように思える。

子供が歌う童謡 ??? ??? 

単純に、子供の頃に見た赤とんぼの歌 ではない様に思われる。 

 

 

秋の風物詩 赤とんぼ

赤い色のトンボは、たくさんいる。

ここで 歌われているのは、秋アカネらしい ???

私は、はっきり 見分けることは、できない。また 赤とんぼを、夕

焼け時に、歌のように見た記憶が,ある様な、ない様な、はっきり

しない。

 

山が近くにあって、藁ぶきの三角形の屋根の家、家には縁側がある。

家の前には、もみを干すための庭、その前には、畑か田んぼ その

様な風景を想像する。都会で育った人、特に現在の人には、解らない

詩の風景かも知れない。

 

10月の初め、犬との散歩の途中、黄色く実った稲の田んぼの上に、

沢山のトンボが飛び回っていた。よく見ると 赤とんぼ である。

急いで帰ってカメラをとって来て撮影した。

確かに シッポの部分は、赤い !!!

”アキアカネ” らしい ??? が、確信はない !!!

とりあえず 観てください。

 

棒(さお)の先の 赤とんぼ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

田んぼの上を、たくさんの赤とんぼが、

飛んでいた。(うまく撮れませんでした)

 

 

移動の途中だったのか、次の日には、殆どいなかった。

都会では、アキアカネ を観ることは、殆どない。

最近の子供は、赤とんぼの歌は、歌うが、

見たことは、あるのか ????

それとも そんなことは、どうでもよいことなのか ???

 

 

 

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