甲斐犬を学ぶ  10 繁殖 と 遺伝病 | 甲斐犬と古墳の里 堺もず で暮らす

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甲斐犬(日本犬)の あれこれ
が、いっぱい !!!
たいていの情報が、あります。

いい子供を残すことが、一番大事


基本的な繁殖方法には、血液の濃い交配の順に
インブリーヂイング
ラインブリーヂイング
アウトブリーヂイング 
がある。

犬種の初期に、固定する場合は、かなり血液の濃い犬の

交配が必要ですが、現状では、もうそんなに必要としない

のでは、と思います。 ???

( 参考  )
故Y氏は、巨摩狼号の形質を、固定するのに、親子、兄弟

等のかなり濃い血液の交配を行っている。

だからと言って

全く血液的に関係のない犬での交配では、親より優秀なも

のは、出にくい。 ???

競走馬 の世界に

「奇跡の血量 18.75%」というのがある。
この血量で優秀な馬がたくさん生まれたらしい ???

血量の値
父母 :   50 %
祖父母 :  25 % 
曾祖父母:12.5 %
玄祖父母: 6.25 %
血統書は、ここまで記載されている。


3世代前(曾祖父母)(血量12.5%)と4世代前(玄祖父母

(血量6.25%)に、同じ馬がいる交配(血量18.75%)に
名馬が誕生する確率が高い??? という経験則的ないわ

がある。

健康面での弊害が出にくく、血統から受け継いだ卓越した能力

が開花しやすい血量と言われている。

( 参考 
奇跡の血量の有名馬(一部)
トウショーボーイ
オルフェーブル
メイショウサムソン
サクラユタカオー 
その他 多数 いる。

これが、犬 にも当てはまるか ????
犬の世界では、これより高い血量の交配が、たくさん実施さ

れている ???

当然 欠陥が出やすい ??? 遺伝的な欠陥が固定されて

いる場合がある。????
欠陥の出た場合は、確実に淘汰されているか ???
(注意 欠陥が表面に出ない場合も多々ある??)

素人の私には、せいぜい
ラインブリーヂイング位がいい ???
当然 遺伝的な欠陥のない両親犬で !!!


保存ということを考えると
「遺伝学」が必要 になる ???
昔 人間が繁殖に、かかわらない場合は,牝犬は、本能的に

群れの中で 
①一番優秀・健康な個体
②遺伝的な欠陥がない個体 を選んで子供を残してきた。
一番合理的な方法である。???

また 欠陥の出た子犬は、厳しい自然界では、生きていくこ

とができず淘汰されていった。少しでも問題のある犬は、自

然に淘汰された !!!

現在 犬の繁殖は、人間の手によって行われており、犬が自

由に相手を選べない。遠い将来の形質等を考え、人間が責

任をもって行うことが重要となる。

形、本質、気性 ・・・ ・・・ ・・・ 等 

以上は、
素人の私の全く個人的なものです。????



我が家の甲斐犬
はな の 血量  

 ( 父方 + 母方 = 血量 )
甲斐黒信の血 
 25+6.25    =31.25%
榛名の欄姫
 25+6.25  =31.25%
彩の鷹姫
 12.5+6.25=18.75%

なんと 3頭 もの 近親 ??? 18.75%もある。

子と孫の交配(31.25%)は、犬の世界ではよくある。が、
全体として、すこし血量が、濃すぎるような気がする。

 

 

参考) 系統確立の為の初期の交配

故Y氏が、巨摩狼系(?) を確立するため

巨摩狼 の血液を、固定していった。

 

 

 

犬の繁殖は、難しい。 !!!

 

仔だしの良い雌犬、当たり配合、等々 幸運に恵まれる時も

あるが、親以上の犬を誕生させることは、難しい。 ???

そんなことより、

展覧会のみを目的に、作出するのではなく、

「賢い犬」を、作出することが、甲斐犬の将来を考えると、重

要であると思う。 賢い犬は、賢い両親から生まれることが、

多い。 ???   ・・・ ・・・ ・・・ と、私は、思います。

 

”姿”より ”賢さ” !!! ??? 

 

 

参考)

遺伝病の現実 犬 ???

 

私が毎日 犬の散歩に行く公園に、車いす(???)に乗

った犬が !!! 後ろ足を、載せている。腰から後ろ足

が、動かない。????

或る程度 年齢が行ってから 発病か ??  

しかし それ以外は なんともなく元気 人懐っこい 良い

犬 ???  私から見ると可哀そう !!!

犬は、どう思っているのか ???

 

その他 後ろ脚に問題の犬も多く見かける。先天的に後肢

が弱い そんな感じ ??

 

NHK の 番組

「あなたのペットは、大丈夫 !!」

“追跡 ペットビジネス 遺伝病の闇”

 

日本には、約2000万頭の犬・猫が、・・・

その体に、異変が !!!

遺伝性の病気が、かってない程 顕在化

急激な人気 → 無理な繁殖 → 遺伝病(?)多発

 

コーギー の例

飼って10年 → 変形性脊髄病 に

コーギーを無作為に、遺伝子調査をすると、

半数以上に、遺伝子の異常が !!!

これは、

遺伝子に異常がある事を知らずに、繁殖 か ???

それとも 知っていて 繁殖か ??? 

そして それを 繰り返した 為 か ??? 

せめて 欠陥が出始めた時に、何とかならな

かったのか ?????

 

結果として、犬種に蔓延してしまった。

飼い主も知らないなか ???

10歳位になると、歩けなくなる。 !!!

かなりの 確率で 発病する。 ????

 

ダックスフンド の例

珍しい白の色の犬に、遺伝子性の目の病気 が !!!

これは、マールいう遺伝子を、持つと 病気になる可能性

が高い !!!

繁殖は危険とわかっていた。 が ・・・ ・・・ ・・・

白い色の犬は、 珍しい 高価 ・・・ ・・・ →

わかっていながら、繁殖したと考えられる。 !!! 

 

リトリバー の 後肢の問題もある。  !!!

 

 その他 ・・・ ・・・ 色々発生してきている。

ここまでが、テレビ番組から引用部分

 

ここからは、私の 勝手な 思い です。

遺伝病は、ほとんど治療ができない。

治らないのである。

絶対にしてはならないのは、

遺伝病のキャリアを、繁殖に使う事 !!!

 

人間の横暴、人間のエゴ、金儲け主義 が、こんな結果を、

また ペットショップでよく聞く

「亡くなったら 同じものと 交換します」

とんでもないことである。 !!!!

 

「ペットは、家族の一員です」

この言葉 私は、大きらいです。 !!!

人間は、人間

ペットは、ペット 人間と同じではない。

 

ペット業界でも、このキャッチフレーズで、

ペットブームを、推進している。

それが 何で こんな事に !!!

 

 また この問題には、もっと深い・・・ ・・・ が

“生物多様性” 

今 話題の言葉である。地球上に生物が発生して以来、

その環境、地域に適応して、たくさんの生物が、存在して

いる。 それは、長い長い年月をかけて、生物が、進化、

生、繁 栄、滅亡を繰り返してきた結果である。

環境等に最適な姿に、進化してきた。 ・・・ ・・・

それを遺伝子に、蓄えて進化してきた。 ???

 

現在の生物の数、それぞれの姿・能力は、長い間の

結果なのである。

 

犬を例にとると

狼から進化(??)→ その地・環境等適応 → 大きさ、

毛色、体の形等が、最適に進化した。

それを 人間が、勝手に、無理やりに、変な形(?)

改悪 !!!

昔の狼の姿が、全く残っていないもの、大きすぎるもの、

小さすぎるもの、奇形 等々

同じ“種”といっても 全く 違うもの に・・・ ・・・

 

急激な変化には、

“遺伝子”が、ついて行けない。 !!!!

生物として、対応しきれない。

問題が、起きることは、当然 と言っても過言ではないの

である。????

 

その点 私が飼っている“日本犬”、“甲斐犬”は、まだまだ

自然児 か ???

大事にしないと !!!

 

 

可愛い 甲斐犬の子供

元気に 大きく なーれ

この子たちにも 劣悪な”遺伝病の遺伝子”が 

存在しているのかも ????

 

 

 

私の勝手な思いを、勝手に書きました。

素人の思いです。一般的な考えと違う場合があります。

 

 

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