日本犬(甲斐犬)を学ぶ(3)日本犬の歴史 | 甲斐犬と古墳の里 堺もず で暮らす

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たいていの情報が、あります。

日本人と日本犬の歴史

 

前回の記事で

縄文時代 の前期には、すでに

日本犬との共同作業で狩猟を、

行っていた。 と 書いたが、 ???

 

次の” 弥生時代 ”の遺跡からは、

散乱した犬の骨” が見つかっている。

おそらく 犬を食べていた ????

縄文時代の遺跡の

大事に”埋葬された”状態から である。

これは、

犬に対する取り扱いが、変化した (???)

と、考えられる。

 

狩猟主体の縄文時代から

稲作主体に、社会が、変化していった。

犬がいることが、絶対条件であった時代から

犬は、いなくても 生活ができる 時代に

!!!

と言っても

山間部の集落では、生きるために、”狩猟”は

大事なものであったので、犬は、大事に、されて

いたと 思われる。

その後の 時代でも 同じような 状態であった。

(山間部では、犬は、大事にされてきた???)

 

その後 仏教の伝来があり、犬等を食べる事を、

禁止する時代も存在した。

 

日本が、外国との交流を行う時代になると、上流

階級の人々が、外国の犬を、好んで飼育すること

も発生した。

此のことにより、次第に 街部では、日本犬と洋犬

の混血犬が、見られるようになった。 ????

 

江戸時代

大名等が、強くて大きな洋犬を好んだことから、この

混血の流れは、さらに、進んでいった。 ????

 

と 言っても これを証明する明確な資料は、ほとん

どない。 ????

その中で

シーボルトが、滞日した時に 得られた資料より、作

られた 「ファウナ・ヤポニカ」 の ”哺乳類”の項に

「狩犬」と「町犬」の スケッチ図がある。

「狩犬」の説明には、

 猟犬は普通”野犬”と謂れ、立った耳、尖った鼻、

 スラリとした体格、及 従順で快活な性質をその特

 徴とする。艶のある短毛を有し、その色は、種々あ

 るが、多くは黄色を帯びた赤、又は白で ・・・ ・・・

 とある。

「町犬」の説明には、

 町犬すなわち日本人の所謂 bawa-inu (赤犬)は、

 又は、飼犬 kai-inu (沿岸地方の犬)とも言う。

 日本の町に於いては、市街は門によって閉ざされて

 いて、各街に犬が居り、彼らは、そこで特権ある動物

 として飼育されている。犬はいずれも個人の所有でなく

 その町全部の人々の共有となっている。・・・ ・・・ ・・・

 とある。

 

山間部には、立ち耳の 狩犬 が、

街部には、 町犬 が、たくさんいた と ・・・ ・・・ ・・・

 

スケッチ図を見ると、 スラリとした 立ち耳の 犬が、

山間部には、いた と !!!!!

”古代の日本犬” の 特徴をもった犬が、

確かにいた !!!!

 

明治・大正 時代

明治維新によって

外国の文化が、大量に、日本にもたらされた。

殆ど全てにおいて、外国の方が、勝っていた。

技術も、機械も、船も、ほとんど全てが、・・・ ・・・ ・・・

日本のものより”外国のものが、はるかに優れている” 

という風潮が、 ・・・ ・・・・ ・・・

犬についても 例外ではなかった。

沢山の 洋犬が、輸入された。

実際 洋犬の方が、狩猟等では、優秀であった。

西洋式の狩猟スタイルも 浸透していった。

狩猟者は、和犬よりも、洋犬を選んだのである。

 

結果として

”日本在住の犬・日本犬”は、洋犬に、負けてしまった。

そして 次第に 衰退していくしかなかったのである。

また 雑種化していったのである。

 

 

 

ファウナ・ヤポニカ の スケッチ図

狩犬(左) と 町犬(右)

山間部には、狩猟をする犬 が いた。 !!!

姿は、日本の太古の犬 に そっくりである。

町犬は、耳が垂れ、狩犬 より 大柄である。

明らかに

日本古来の犬と洋犬との混血 と 思われる。

 

 

このスケッチ図より

山間部には、日本の古代の犬の子孫が、江戸時代まで

生き延びていたことが、想像できる。

次回は、 大正・昭和 時代です。

 

素人の私が、かってに書いています。

間違いもあります。???

 

 

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