柴犬系統 ”柴犬のルーツ” 1 石号  | 甲斐犬と古墳の里 堺もず で暮らす

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「石(いし)」号物語

 

久しぶりに 図書館に

新蔵書を調べると

なんと 柴犬の本が

題名「石号ものがたり

早速 予約して 借りることに、

 

数日して 私の元に

それは、子供用 か、???

絵本 ????

 

絵本表紙

 

しかし

立派な内容である。

子供が、読めそうもない漢字を使用

している事からも、全ての、柴犬を、

愛する人 のために、書かれている

のでは、と 思われる。 ???

 

世界中の柴犬60万頭のルーツに

 なった強運な犬の本当にあったお話

 ・・・ ・・・ と

 石州犬研究室 主催

 

 

「石」 号が、故郷に帰ってきた。

石像 ができた。 !!!

 

 

 

犬の雑誌等で、よく見かける

」号の写真 

山出しの犬 (石州犬 ???)

昭和5年 生まれ (???)

昭和11年夏に、故郷を後にして、東京に

 

(中城龍雄 氏の講評)

石は、「逆飛節」と「ややずんぐりと太く

重い感じ」を除けば、将来の柴犬の一つ

の型と思われる42.5cm弱の、うす赤の

綿毛の多い雄。 と

 

 

中城氏の講評は、「石」は欠点もあり、当時(戦

前)の山出しの犬たちの中で特別優秀な犬とは

言っていない。 ただ 老齢や優秀なメス犬が、

いなかった等で他の犬たちが、優秀な仔を残せ

なかった。 その中で、

「石」は、メス犬「コロ」との間に、戦後柴犬史の

本流を形成した「アカ」号を誕生させた。

これが、一番の功績でああった。

そして このことが、柴犬の未来を決定づけた。

と、私は、思う。

 

この本が、強調している 強運 の一つ が、

欠点もあり、かなりの年齢でもあるが、幸運

にも、当時のメス犬の中で、一番優秀な犬の

交配相手に選ばれ、幸運にも、「アカ」と言う

優秀な仔犬を誕生させた、事である。

それも 話によると、

信州から東京の展覧会に来ていたコロが、

偶然にも発情し、東京で交配した。らしい

この不思議な 縁 が、幸運な出会いが、

あったのである。その時 石は、もう 7歳か

8歳の高齢であったのである。

 

他の山出しの犬たちが、貴重な自身の血液を、

残せなかった中で ・・・ ・・・ ・・・

 

本の最後に

世界中の柴犬さんへ

あなたの父方をたどると、必ず「」に

たどり着きます。

あなたの可愛さも、勇敢さも、素朴な

とこも、みんな石から受け継がれています。

・・・ ・・・ ・・・

何度も何度も、途切れかけ、

絶えそうに、消えそうになりながらも

奇跡的に繋がってきたあなたの血統

その「強運の血」が、あなたには、流れ

ています。

・・・ ・・・ ・・・

そして いつか、石の故郷であり、あなたの

ルーツでもある「柴犬の里」の「」に会いに

来てくださいね。 とある。

 

柴犬の里(石号の実家) , には、

石号の石像 と 石号記念館 が、あるらしい。

石像は、美都温泉 湯元館 にも

(令和元年11月  の石像が、故郷に、できた)

 

 

石号の血液の流れ (絵本より)

 

この図の後に、

紅子×アカニ の交配で、「中」号が、

誕生する。

 

 

 「石」と「コロ」 の交配

コロ

四国産 黒柴

山出しの犬(??) 四国の地犬(??)

昭和10年 生まれ (???)

 

中城 氏の講評

「コロ」は、39.4cm強の良質の黒毛、

四肢はじめ体型が均整的で、筋肉質の、

軽快で弾力性豊かな歩容の美しい雌

と、 ・・・ ・・・

 

中城氏は、石 よりも コロ の方を、

高評価しているように、思われる。

当時(戦前) 優秀なメス犬が、少なか

った、ほとんどいなかった ????

その中で、コロ は、 最良質の犬であ

った。その犬が、石の 交配相手に、選

ばれたのである。(これは、私の感想)

 

コロ (絵本より)

左が、石  右の黒柴が、コロ

 

 

この2頭の間に

「アカ」と「イシ」という赤雄が、できた。

 

② アカ 号の誕生 (昭和14年)

アカは、美しい、明るい裏白の赤毛の、

前足に白足袋を深くはいた、体型の

整った、乾燥した体質の、奥目の三角

形の鋭い目を持った、母犬コロに似

41cm弱の雄

実質的な 柴犬 第一号 (???)

たくさんの子孫を残し、石ーコロ 系

基礎犬となった。

そして

紅子」 と 「アカニ」の子供を残した事

により、不滅の種雄として

「柴犬史上」に輝いた。

 

そして

石・コロ → アカ → 紅子・アカニ 

正当な柴犬の優秀な血液の流れ

が、確立されたのである。

 

なぜか

もう一匹の イシ は、父親似の犬であ

ったが優秀な子孫は、残せませんでした。

アカは、どちらかと言うと 母犬似 だった

らしい。
 

そして これ以降に

「紅子×アカニ」の異母兄弟配合により

戦後柴犬の中興の祖犬と言われる

」号が、誕生するのである。

 

私は、もと 柴犬を飼っていたので、

「石号」の名前、写真を知っていたが、全ての

柴犬のルーツであるとは、知らなかった。

柴犬の祖犬は、実質的には、「」号であると

思っていたが、 ・・・ ・・・ ・・・

ルーツとなると、石号までは、出生が判明して

いるので、ルーツは、石号になる。 ????

石は、山出し犬なので、それより 前は、記録

等が無く不明である。 !!!

 

今回 改めて

中城 氏著 の

「柴犬研究六十年」を、読んで、勉強しなおしま

した。また 参考にしました。

その他、インターネット上の記事等も参考にし

て書かせてもらいました。

 

次回は、 その2

中 号 → 中市 号 → 柴犬4大系統

 

 

 

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