チェリストの五十嵐あさかさんの~音みる夜vol.9~に行って来ました。

会場は、昨年の5月13日に開催されたvol.8の時にもお伺いした、市ヶ谷駅のそばにあるルーテル市ヶ谷ホールです。

昨年がvol.8で今回がvol.9ということは、ほぼ1年に1回ペースで開催されているのかなあ?うーん


モノクロのお洒落なチラシ



あさかさんの音楽を表現するお客さんの声とプロフィール


仕事を終えて、灯りが点り始めた頃に会場に到着すると、すでに入場は始まっていました。


ライブの案内


開演前のステージには、椅子と譜面台とマイクとあさかさんが、小さなギターと称するピッコロギターが置かれていました。
昨年の斬新で不思議なライブを思い出すなあニコニコ


譜面台の前にあるのは、録音用のマイクみたいですねにっこり


最初に、本日のセトリをご紹介させて下さいウインク

音楽は、音を楽しむと書きますが、あさかさんのライブは、音と戯れると言った方が適切なんじゃないのかなあ?と想わせてくれるような摩訶不思議な世界観を映し出してくれましたニコニコ

1.モンテヴェルディ「マドリガーレ集第6巻」より
”Zefiro Torna(西風が戻り)”の通奏低音を使用した明るい小品
2.白と黒の羽根(2ndアルバム”awasqa”より)
3.最後の踊り(2ndアルバム”awasqa”より)
4.鳥の歌(個人的編曲による)
5.声とチェロと化学の音によるSTORY~玉三郎が隣にいても動揺しない精神~
6.ネアクス(枯れた男の冗談)
7.この1年の反省による練習曲「体に馴染まない無意味に細かいリズムと、一見簡単そうな(ペトルーシュカと剣の舞のハイポジションの)跳躍」
8.勝手にCMソング
☆深浦の雪人参シチュー
☆エキゾチック長崎
☆ふじのくに せかい演劇祭
9.鳥に聞け(水上勉”離れなんとか女おりん”題材・越後高田なんとか女唄「しげさ節」付)
10.トルコの絵(1stアルバム”mira”より)

このように、曲のタイトルから意味不明じゃないですか、あっ失礼てへぺろ
でも、このような、セトリは初めてです滝汗
この、音みる夜は、2014年に第1回を迎え、あさかさんならではのコンセプトのもとに、殻を破るが如く自由と言いますか、柔軟な感性に従って、形にとらわれない、世界を探求し続けて、第9回目まで来られたように私には映っていました。
なので、音楽にはジャンルというものが存在するものですが、あさかさんの音楽?には、そんな枠組みを超越した、不思議な世界へと導いて下さる魅力があります。
受付でいただいた、リーフレットに次のような言葉が綴られていました。

~「音みる夜」は、今興味があること、やりたいことだけを集めた70分です。所謂、普通のコンサートではありません。(たぶん)
音楽を聴いてくださる皆様の脳内で何かが映像化され、初めて完成する作品です。
そういう意味では、ご来場の皆様の想像力に大いに依存しております。
「あの曲はこんな映像だった!「~~の風景が見えた。」「なぜか子供時代を思い出しました。」等、思い思いのご感想をいただき、これまたお酒が進むのであります。
今夜のディナータイムが美味しい楽しいひと時になりますように。
2024.5.16 五十嵐あさか

残念ながら想像力が欠如している私ですから、あさかさんの期待には応えられないかも知れませんが、必死に頼りないアンテナを立て、自分なりに神経を研ぎ澄まして最後まで楽しませていただきたいと思います笑い泣き

会場には、平日の夜だというのに、あさかさんの人柄、音楽の世界の魅力に取り憑かれた沢山のファンの皆さんが集まられていました。

演奏中の撮影はできませんでしたので、彼女のSNSよりお借りしましたニコニコ


開演時間を迎えると、チッチッチッと鈴?の音色に促されるようにゆらゆらと揺れる照明の中を、トレードマークとも言える、黒縁の眼鏡、黒い髪、黒い服、黒いパンツ姿で、チェロを抱えたあさかさんが拍手を受けながら登場されると、最初の曲、たぶん(初めて聴く曲なのでよくわからないのです)、「モンテヴェルディ「マドリガーレ集第6巻」より”Zefiro Torna(西風が戻り)”の通奏低音を使用した明るい小品」をチェロを演奏されて届けてくれましたニコニコ
穏やかなメロディーにピッチカートがノスタルジーを感じさせてくれる素敵な曲でしたよニコニコ
演奏後に、あまり、明るい曲がないので、1曲目は、貴重な明るい曲をお届けしましたと伝えられていました滝汗
改めて、第9回目へようこそと、挨拶されると、眠たい方は我慢しないで寝て下さいと、お願いされた後、いびき問題に触れ、お近くの方は、つんつんとしていただき、飴の包み紙はMC中にお願いしますとか、昨年も同じフレーズを聞いたような記憶がてへぺろ
前半は、チェロを演奏しますと、2曲目に、「白と黒の羽根(2ndアルバム”awasqa”より)」という曲を届けてくれましたが、この曲は、南米に生息するコンドルという大きな鳥に関係があるようで、コンドルの気持ちになって聴いていただければと思いますって、あさかさん、わたくし実はコンドルを生まれてこの方、一度も見たことがないんですよ笑い泣き
ただ、中学生に上がった頃だったかな、サイモン&ガーファンクルの「コンドルは飛んで行く」というタイトルの曲がむちゃくちゃ大好きで、数えきれないほど聴いて来た中で、コンドルについて調べたこともあり、多少の知識を持っている私なりにコンドルの気持ちになって聴かせていただきましたが、コンドルが静かに大空を羽ばたいている情景が目蓋に浮かび、もの悲しさを纏ったような曲調の中に、時折見せる明るさを感じる旋律が何とも味わい深かったですニコニコ
また、サイモン&ガーファンクルのこの曲が聴きたくなりましたデレデレ
この曲は、彼らの曲ではありませんが、ケーナ、チャランゴ、ギターが織り成す懐かしさを感じさせる音色がとても美しく、心を和ませてくれます。
話が逸れちゃいましたが、あさかさんが生み出す音楽には、創作音楽のような味わいのある曲が多いですよねウインク
ここから、2曲続けてお届けしますと、最初に、官能的な「最後の踊り(2ndアルバム”awasqa”より)」という曲を演奏され、続けて、あさかさんは、ご存知だと思うんですけど?と紹介された、「鳥の歌(個人的編曲による)」をチェロを演奏され、届けてくれました。

下の写真は、あさかさんのSNSよりお借りしましたが、雰囲気のあるカットですよねニコニコ


この2曲を詳しく解説してくださったのですが、私のメモ帳の文字があまりにも、殴り書き過ぎて読めませんでしたので、割愛させて下さい汗うさぎ
鳥の歌では、何語なのかはわかりませんが、歌を歌いながら、弾き語りをされ、そして、最後に鳥の鳴き声で歌われていましたが、あさかワールドはやっぱり唯一無二ですよねデレデレ
演奏後、声を出せば出るようになるのです、酒やけはしているはずなんですけどと、仰っていましたが、いえいえ、艶のある爽やかな歌声で、酒やけ声だなんて微塵も感じられませんでしたよてへぺろ
大丈夫ですか?、いつもの感じですかと、お客さんに問い掛けられるあさかさん泣き笑い
はい、紛れもなく、いつもの、あさかさんですてへぺろ
更に、2曲続けて行きますと、「声とチェロと化学の音によるSTORY~玉三郎が隣にいても動揺しない精神~」と「ネアクス(枯れた男の冗談)」と、曲というよりも、何か、大衆小説のタイトルのような趣のある、曲調が全く想像できない2曲を届けてくれました。
ここでも、歌いながら、演奏されましたが、演奏前に、何故か、飴大丈夫ですか?と心配されるあさかさん指差し
すると、手に飴を持って、包み紙の音と、チェロの音色のコラボを演出されるあさかさんグラサン
続けて、ビニール(布)?袋を擦る音と共にずっと歌いながら、チェロを演奏されていました泣き笑い
この雑音はあさかさんの実体験から生まれた音たちのようですね凝視
チェロの心地よい音色に、耳障りとも言える、飴の包み紙などの音を組み合わせる発想と言えばいいのか、感性と言えばいいのか、私には中々理解はできませんでしたが、あさかさんの音楽センスに付いていくには、私の感性をもっと磨かなければいけませんねてへぺろ
曲の終わりが全くつかめなくて、あさかさんから、終わりましたと告げていただかなければ、拍手のタイミングはどなたにも分からなかったのではないでしょうか笑い泣き
好きでない音と一緒にやったらどうなるのかなあ?とやってみましたと仰っていましたが、日常で体験された雑音たちをあさかさんが、音楽の中へと取り入れ、融合される感覚は、凡人の私には理解する域まで、たどり着けない次元なのかも知れませんね滝汗
この後のMCでは、次に演奏する曲の説明をされましたが、メモ帳に長々と殴り書きしている内容をどうしても上手く繋げられなくて諦めましたえーん
その曲は、この1年の反省による練習曲「体に馴染まない無意味に細かいリズムと、一見簡単そうな(ペトルーシュカと剣の舞のハイポジションの)跳躍」という、とてつもなく長いタイトルの曲で、曲感想は、う~ん、上手く説明できなくてすみません絶望

この後、小さなギターを手にすると、ギター談義をしばし話されて、ギターの弾き語りで、「勝手にCMソング」というタイトルで、3曲のCMソングを届けてくれましたニコニコ

勝手にCMソング
☆深浦の雪人参シチュー
☆エキゾチック長崎
☆ふじのくに せかい演劇祭


深浦の雪人参シチューでは、サーモンと深浦うどん、五能線の旅では、絶景ポイントで停まってくれるなど、深浦への愛を熱く歌い、続いて、エキゾチック長崎では、歯科医師や長崎県営バスなどを歌詞にして、なんとも懐かしいメロディーが心地よかったです。
最後のふじのくにせかい演劇祭は、記憶がガーン
MC中の私のメモ帳に次のような文字が刻まれていましたが、記憶を辿っても上手く繋げることができなくてすみませんえーん
「ある出来事、楢山節考、宿舎の横が茶畑、
富士山が見えるなどなど、思わず作ってしまった曲を披露するあさかさん滝汗
とにかく、色んなシチュエーションで出来た曲を披露し続けるあさかさんでした泣き笑い
また、小さなギターで弾き語りしながらの、鳥のさえずりの声が思いの外にうまくてうっとり聴き入っちゃいましたチュー
本人曰く、真面目に作られたそうです指差し
まさに、一人芝居をしているような感覚の音楽を奏でられるあさかさんでしたニコニコ
小さなギター最後の曲は、「鳥に聞け(水上勉”離れなんとか女おりん”題材・越後高田なんとか女唄「しげさ節」付)」という、何て言うタイトルなんでしょう、異次元の世界へと導かれてしまっているのかもニヤニヤ
この曲について、まるで、語りかけるように伝えられるあさかさんの想いを感じさせる演奏?弾き語り?でした。
水上勉の作品を何一つ読んだことがない、文学からは全く縁のない私ですが、この物語に登場する杉本キクイさんの、雪の中、雨の中で目の見えない生活しているってどうなんだろう?と、物語から、あさかさんの心が感じ取った景色を映し出されたていたのかもしれませんね。
小さなギターのアルペジオやスリーフィンガーの音色に重ねるように、動物や虫や鳥や自然の中に存在する音たちを口笛で表現するあさかさんニコニコ
まるで、民謡か詩吟、どどいつのような色んな要素を融合されているような不思議な曲でしたニコニコ
最後にギターを擦りながら、風の音を口笛のように表現して終わる。
駅のホームで、泣きながら練習されたようですね泣き笑い
突然、もう最後の曲になりますとあさかさんびっくり
来年は、5月16日(金)です。本当は土日にしたいのですが、どうしても会場の確保が難しいみたいです汗うさぎ
この後にも、沢山お話をされていましたが、あさかワールドの世界を言葉にまとめるのが難しくて真顔
最後にありがとうございますと、感謝の言葉を掛けられて「トルコの絵(1stアルバム”mira”より)」という官能的で情熱的な曲でしたが、かなり暗い曲だったように記憶しています。
チェロを叩いて音をだされていましたねひらめき

あさかさんの世界観はやはり、一度は体感していただきたいですよねウインク


アンコールを受けて再登場されると、皆さん飲みに行きたいでしょうし、1分で終わりますと、宣言されるあさかさんひらめき
来年も美味しいディナーの前に演奏できれはいいと思いますと、最後は、チェロの弾き語りで届けてくれましたが、曲名はわかりませんえーん
宣言通りに1分で終わると、鳴り止まぬ拍手に何度かステージへと顔を出してくれましたウインク

演奏後、客席の方へ出て来て下さったあさかさんに、写真を撮らせていただきましたニコニコ

あさかさんらしさが滲み出ていますよねニコニコ


もう一枚も、やはり、直立不動ポーズでしたが、お茶目で、楽しく、面白く、真面目で、礼儀正しいあさかさんらしいポーズをありがとうございますウインク


とにかく、あさかさんは、音楽の分野を超越された世界観を魅せてくださるので、(勿論、正統なクラシックの演奏もされていますよ)まとめるのが、一番大変です滝汗
なので、場違いな内容も多々含まれているかと思いますが、広い気持ちで読んで下さると幸せですおねがい
最後まで読んで下さりありがとうございますニコニコ