かなり、タイムラグがありますが、4月14日の日曜日に、ハープ奏者の宮本あゆみさんのバースデーコンサートへ行って来ました。

場所は、平光広場(へいこうひろば)という公園みたいなネーミングの所で、雑司が谷駅から、案内では徒歩6分とありましたが、スマホのナビを頼りにしながらも、道に迷って、実際は20分くらいかかっちゃいました滝汗

相変わらずの方向音痴のわたくしですえーん


あゆみさんとは、私がファンであるフルーティストの大塚茜さんと以前から、仲が良くて、何度も共演されていましたので、その関係で、あゆみさんには何度かお会いしたことがありましたが、ピンでの演奏は初めてで、ましてやバースデーコンサートだなんて、そんな中へいきなり飛び込んでいっても大丈夫なのかなあ?と少なからずの不安な気持ちを抱きながらやってきました真顔

何だか、今日のコンサートの趣向は、これまで彼女の演奏で聴いてきたクラシックではなく、ご本人曰く、昭和歌謡を中心に、お酒をこよなく愛される(そこまででもないのかなてへぺろ)あゆみさんの企画らしく、あゆみさんがセレクトした日本酒を飲みながら、ゆったり、のんびり、演奏を(お酒を)楽しむといった感じのコンサートのようですグラサン

ただ、私は普段ほとんどアルコールを嗜みませんし、ましてや昼間に飲むなんて1年に1回あるかないかなので、事前にあゆみさんにその旨のお話をすると、わざわざ私だけのために、温かい紅茶やお茶などをご用意して下さっていました、お気遣いありがとうございますウインク

最初、お会いした時から感じていましたが、あゆみさんは、気さくで明るくて、心遣い、気遣い下さる本当にめっちゃ素敵な方なんですラブ

私がファンであるフルーティストの大塚茜さんのお友達は、皆さん本当に明るくて温かい人ばかりで、これもひとえに茜さんの人柄にあるのかも知れませんねウインク

ところで、どうして、バースデーコンサートという特別なイベントに、彼女の本業であるクラシックではなく、敢えて昭和歌謡をセレクトされたのかと言うと、昨年から埼玉県久喜市の病院で月2回、木曜日の午後の2時から30分程、入院患者さんや外来患者さんに演奏をされる機会ができたようで、その入院患者さんや外来の方々から、リクエストを募った所、歌謡曲をリクエストを多くいただくなるようになり、クラシックばかり、演奏されてきたあゆみさんですから、ほとんど知らない曲ばかりで、何の曲だろうと調べて譜面を買われるなどして、だんだんレパートリーも増えて来たので、普段はこんな傾向の曲はやらないので、今日は趣向を変えて、溜まりに溜まった昭和歌謡を中心に演奏されるという感じみたいですウインク


初めて訪れた会場でしたが、住宅の中に深く入った場所で、かなり分かりづらく、私だけでなく、皆さん、苦労して辿り着かれたようですニヤニヤ


表通りにこの看板がなければ、まだまだ時間を要したかもしれませんね滝汗


ほうほう、この奥にあるんですねニコニコ


ご親切な案内ありがとうございます。


更に進むと、建物のネットフェンスに、あゆみバースデーコンサートの案内と本日、あゆみさんがセレクトしたレア?な日本酒のメニューが掛けられていましたグラサン

あゆみさんが、描いたのかな?徳利とハープが可愛いですねニコニコ


会場には、あゆみさんと仲がとてもいい、フルーティストの大塚茜さんのファンクラブの方も何人かいらっしゃっていましたし、あゆみさんも、私たちのことを知って下さっていますから、全く緊張感はありませんでしたウインク
また、あゆみさんのファンの皆さんもとても気さくで明るい方ばかりでしたので、全くアウェイ感などもなく、心地よいアットホームな時間を過ごさせていただきました、皆様本当にありがとうございましたニコニコ
これも、あゆみさんのお人柄が素晴らしいから、そのような方々が集まられるのかも知れませんねニコニコ
各テーブルには、おもてなしのお菓子や水などが置かれていましたが、それだけでなく、客席の脇に置かれたテーブルには、バリエーションに富んだお菓子が食べ放題で、大量に用意されていました、まさに、至れり尽くせりなサービスですよねウインク
下の写真の日本酒は、あゆみさんなりに、特別なこだわりを持ってご用意されたようですニコニコ
本音を言うと、夜だったら、あゆみさんと杯を交わしたかったのですが、残念ですえーん


セットリストと言えば、いいのかわかりませんが、あゆみさんの気分次第で、選曲されて、演奏して下さったのですが、これが、驚くほど、昭和歌謡にハープの穏やかで優しい音色がフィットしていて、めっちゃ感動しましたチュー


1.北国の春:千昌夫
2.高校三年生:舟木一夫
3.りんご追分け:美空ひばり
4.川の流れのように:美空ひばり
5.無法松の一生~度胸千両~:村田英雄のうた
6.青春時代:森田公一とトップギャラン
7.有楽町で逢いましょう:フランク永井
8.恋の町札幌:石原裕次郎
9.家路新世界:ドボルザーク
10.愛燦燦:美空ひばり
11.春よこい:松任谷由実

en.
12.いい日旅立ち

それでは、いつものように、曲順に沿って書いて行きたいと思います。
最初に何を演奏しようか全く決められていなかったようで、悩み抜いた末、「北国の春」に決まりましたが、この曲は、リクエストされた曲ではなかったようで、季節的に、春が入っているのでいいかなあと、選曲されたようです。
あゆみさんは聴いたことがなかったようで、知ってる方、手を挙げてくださいのあゆみさんの問い掛けに半分くらいの方々が挙げられていましたが、意外に皆さんが存じ上げていなかったことに正直驚きを隠せませんでしたガーン
演奏を始められると、まろやかなハープの音色が昭和歌謡の哀愁漂うノスタルジックさにマッチしていて、めっちゃ感動しましたデレデレ
途中でいきなり、演奏を中断されたからあれ?何かあったのかと思ったら、解説するのを忘れていましたと、この曲にまつわるお話をされていました滝汗
歌詞の中に、季節が都会ではわからないだろうと届いたおふくろの小さな包みの、その包みとはいったいなんだったんだろうと気になって調べたら、中身はふきのとうなど山菜だったそうです、リアルタイムで聴いていた私が知らない情報をありがとうございます笑い泣き
それでは、続けますと、演奏を再開するあゆみさんでしたウインク

そんな、あゆみさんの、マイペースな空気感が、和やかな雰囲気を作り出されていて、居心地がとても良かったですニコニコ

演奏が終わると、2杯目のいるかたいらっしゃいますか?の問い掛けに、はい!と手を挙げられるお客さんに、お酒が置かれている所まで移動されてついで差し上げていました。

というのも、このシステムは、最初の一杯は、チケット代に含まれていますが、2杯目からは有料になるということで、あゆみさんの演奏を聴いて気分が良くなられた皆さん、どんどんお代わりをされていました酔っ払い


続いて、1960年代(昭和40年代)に御三家として、橋幸夫さん、西郷輝彦さんと共に、活躍された、舟木一夫さんの大ヒット曲「高校三年生」の懐かしいメロディーを、ハープで奏でられましたが、当時小学生の私の心に染み付いた思い出がハープの音色に呼び起こされたような感覚で聴かせていただきましたが、昭和歌謡のハープめっちゃ良いですウインク

この後、美空ひばりさんの「りんご追分け」と「川の流れのように」を続けて届けてくれましたが、それぞれに違う味わいがあって胸に響いて来ましたデレデレ

次に届けてくれた曲が、お客さんに一番認識度の低かった曲で、村田英雄さんの「無法松の一生~度胸千両~」という曲でしたが、私も勿論聴いたことはあったのですが、最初タイトルだけ聞いてもピーンと来なかったですねニヤニヤ

今の演歌の世界で、村田さんのようなザ・演歌というような歌手は、どうだろう、鳥羽一郎さんぐらいしか、思い浮かびませんねうーん

次に、森田公一とトップギャランの「青春時代」を届けてくれましたが、この曲は私たちの年代では、まさに青春時代の曲で、同年代の仲間たちと飲んだ時に、カラオケの締めでみんなで肩を回しながら、歌ったものですねグラサン


続いて、フランク永井さんの「有楽町で逢いましょう」を届けてくれましたが、この曲は、百貨店のそごうの宣伝キャンペーンにおけるキャッチフレーズでしたが、それが、この曲のタイトルに引用されたのかな?

1957年に開店した、有楽町そごうのコマーシャルソング(キャンペーンソング)として多くの人たちに親しまれるようになり、この時代の人たちがデートをする待ち合わせ場所としてステータスな時代背景があったのでしょうねデレデレ


ここで、初めてクラシックから、ドヴォルザークの交響曲第9番「新世界」より「家路」を演奏されましたが、この曲は、病院でも昭和歌謡以外でリクエストをされるらしいですニコニコ

ゆったりした、柔らかな音色に心が安らぎますよねデレデレ

続けて、小椋佳さんが作られ、美空ひばりさんが歌われた、ひばりさんの代表曲の1曲と言っても過言ではない名曲「愛燦燦」を、美しいメロディーにハープの温かな音色を載せて届けてくれました。

この曲は、本当に名曲だと思いますが、この曲をひばりさんが、歌われる経緯には複雑なエピソードがあるようですねニコニコ

昔から、小椋佳さんが大好きでしたが、中でも大学生の頃によく聴いた「残された憧憬 落書」というアルバムが特に好きで、クラシックの交響曲のようなスタイルというか、物語風に収められたどの曲目も、歌詞、メロディー共に美しく、やはり、小椋さんと言えば、人間の芯を抉り取るように確信をついた歌詞が魅力的で惹かれますよね。

このアルバムには、井上陽水さんが作曲した、「白い一日」というよく歌っていた曲も収められていますが、このアルバムを聴くと当時の将来に悩んでいたころの漠然とした不安な自分が回想されます。

もしかしたら、当時、1番に聴いたアルバムかもしれませんね。


そして、最後に、季節柄、松任谷由実さんの名曲「春よこい」をしなやかに流れるような奏で届けてくれましたウインク


この後、あゆみさんも、我慢していたお酒を飲みながら、ファンの皆さんとのトークタイムへと入りましたひらめき
このトークタイムも、お酒が入っていたことも少しはあったと思いますが、めっちゃ、アットホームな空気感の中で、まるで友だち同士の関係みたいに賑やかな時を過ごされていました。
私も、あみゆさんや初対面のファンの皆さんとのトークが盛り上がり、こんなにも楽しいコンサートは、本当に久し振りでしたデレデレ

飲み過ぎたら、演奏無いかもとおっしゃっていましたが、何とか酔いつぶれない前に、一曲披露してくれましたてへぺろ
アルコールじゃなく、アンコールで、山口百恵さんの「いい日旅立ち」を届けてくれましたが、先程までは賑やかだったファンの皆さんもしんみりと聴き入っていましたグラサン

個人的には、美空ひばりさんのりんご追分け以外は、どの曲目もリアルタイムで聴いていましたから、当時の色んな情景が思い出されて、懐かしく聴かせていただきましたてへぺろ


1曲毎に、あゆみさんから、曲を知っていますかと、尋ねられていましたが、周りのお客さんも、私より少し若いくらいだと感じましたので、皆さんご存知だと思った所、手を挙げられる方の少なさにびっくりしました。

確かに、リアルタイムでは聴いてはいなかったかも知れませんが、どの曲目も有名すぎるくらいに有名すぎる曲なので、色んな機会で耳にしてきたと思いますので、ちょっとしたカルチャーショックを受けた次第です滝汗 

案の定、あゆみさんも、その認識度が意外にも低いことに驚かれていました凝視凝視凝視

恥ずかしくて手を挙げられなかったのかとも思いましたが、意外にそうでもなかったみたいですから、皆さん、クラシック通の方ばかりなので、歌謡曲とか演歌には、あまり縁がないのかもしれませんねニヤニヤ

読者の皆さんも、知らない曲がありますか?びっくり

その病院では、演奏に合わせて口ずさまれる方もいらっしゃるようですが、私もできることなら歌いたかったですもん笑い泣き

今度は、あゆみさんのハープの演奏で、星影のワルツを歌わせていただこうかなてへぺろ


また、演奏前に、1曲毎、その曲にまつわるお話をされていましたが、健気にも一生懸命、お勉強されたのでしょうね、私の知らないエピソードも沢山ありましたからウインク

普段、クラシックばかり演奏されている彼女にしてみたら、音楽性の違うジャンルの曲たちを覚えるのは(ハープ用に楽譜もご自身で書かれたのでしょうね)大変なことではないのでしょうか滝汗

その、ことをお尋ねしたら、以外にそうでもなくて、楽しんで覚えられているようなお話をされていましたニコニコ


トークタイムの途中で、撮影タイムを作って下さったので、何枚かアップさせていただきますねニコニコ



最初は弾いている格好だけでしたが、途中から、実際に演奏してくれましたウインク



こちらが、実際に演奏をされているシーンでの撮影タイム飛び出すハート


ハープの音色は本当に優しいですよねラブ



ファンの方にお願いされて、お酒の瓶を持ってポーズを取って写真を撮られていましたので、私も後ろから撮影させていただきましたニコニコ



今も、久喜にある病院で、月に2回木曜日の14時から30分ほど演奏をされるそうですね。
皆さんに、是非とも聴きに来て欲しいとお願いされていましたが、平日の昼間に、久喜までは中々厳しいかな笑い泣き

あゆみさんのマイペースなおっとりした空気感に、誰もが気兼ねなく過ごすことができて、まるで家族的な雰囲気に包まれて、本当に居心地が良かったですちゅー

また、次回も是非とも参加したいと思いますウインク

そんな、あゆみさん、明日、フルーティストの大塚茜さんのリサイタルに出演します。
場所は、四谷にある紀尾井ホールでまだ少しお席の方もあるみたいですので、お時間のある方は是非とも、ザ・クラシックの世界を堪能していただければと願っていますウインク


最後まで、読んで下さりありがとうございます。
明日のリサイタルに間に合って良かったですウインク