3月22日(タイムラグがありすぎますね汗うさぎ)の仕事終わりの少し肌寒い夜、ピアニストの日高志野さんのコンサートへ行ってきました。

先月、初めて彼女のピアノの音色に触れて、そのピアノの音色が魅せてくれた景色が本当に素晴らしくて、どうしてもまたあの空間に身を置きたくて仕方なくなり、今日のお知らせを知ってから、何とかお伺いしたいと思ったのですが、最初は、平日の夜だし、職場からもかなり遠かったので、無理だろうなあと半ば諦めていた所、二日前に急遽やられたインスタライブで後半だけでも、是非聴いていただきたいと熱く語るその意気込みに、途中からでも、参加させていただこうと決心したのですウインク

所が、神は私を見捨てられなかったようで、当日、会場に比較的近い所へ仕事で行くことになり、直帰することができたおかげで、最初から、志野さんのピアノ演奏を聴くことができましたデレデレ


今、コンサートを終えて、このブログを書いていますが、お伺いして本当に良かったです。

もし、来なかったら、きっと後悔していたことでしょうニヤニヤ



本日のコンサートを主催されたのは、「白夜」という、ロシアを中心とした美しい芸術作品を表現するアーティストにスポットをあて、その作品をより多くの人々に紹介する場を提供する活動をされているようです。

つまりは、日高さんが、その対象であったということなのでしょうか?うーん

パンフレットに書かれている紹介をそのまま引用させていただきますと、志野さんはモスクワ音楽学院で学ばれ、国内外で多彩な活動をされており、2017年9月にモスクワから一時帰国された時に開催されたラフマニノフを主としたリサイタルをきっかけに、白夜さんは応援されているようです。

ラフマニノフ生誕150年記念の昨年、志野さんご自身の企画によるラフマニノフに光を当てたコンサートシリーズをスタートし、そこで、今後もより多くの方々に志野さんの演奏を聴いて欲しくて、昨年に引き続き、第3回を今日開催することになったようです。

今回のプログラムは、ラフマニノフが生涯に残した唯一の弦楽デュオであるピアノとチェロのための作品「チェロ・ソナタ ト短調」を主に演奏してくださるそうです。

モスクワ音楽学院留学時やその後の演奏活動での志野さんと「ラフマニノフとの特別な出会い」を、私たちと一緒に旅することを願っておりますと綴られています。


先にお話させていただきました、インスタライブで、今日のコンサートの内容を志野さんから、お話して下さったので、その内容を後程、少し書かせていただきますが、まずは、セットリストをご紹介させて下さい。

と、いっても、書き写すのが並大抵ではありませんから、ここはパンフレットのコピーでお許しくださいおねがい

バックに入れて持ち帰ったのですが、少しシワになっちゃいました、すみません汗うさぎ

もし、この内容を書き写したら、1時間くらいかかりそうですっていいますか、ワケわかんなくなるでしょうね滝汗

コレルリの主題による変奏曲ニ短調Op.42って、20にも及ぶ曲から成り立っているの?ガーン

この曲は、ラフマニノフが作曲したピアノ独奏のための変奏曲で、主題と20の変奏からなり、この変奏曲は、同じ時代に生き、共演をしたこともあるフリッツ・クライスラーに、献呈されているようですね。



本日のコンサートは、前半を、志野さんのソロで2曲、後半は、共演者のチェリスト伊藤裕さんとのデュオで4楽章からなる、40分にも渡る曲(4楽章)を届けてくれました。

続けて、お二人のプロフィールもパンフレットからご紹介させて下さいおねがい

日高志野さん
志野さんが、ラフマニノフへ傾倒して行ったのは、彼女の経歴から、なんとなく、紐解けるような気がしますねにっこり
いや、他にも何か理由があるのかもしれませんので、早計に決めつけるのはよくありませんねニヤニヤ


伊藤裕さん
めっちゃ輝かしい経歴をお持ちなんですねキョロキョロ
実際にお会いしましたが、シャイな感じで、はにかむ表情が可愛くて少年の面影がありましたって、そんなこと言ったら、叱られちゃうかなてへぺろ


私には、お二人の接点が、同じ東京藝大の先輩、後輩くらいしか、わかりませんが滝汗
もしかしたら、ラフマニノフ繋がりなのかなあ?うーん

ここからは、先日のインスタライブで、志野さんがお話されたことを簡略化しながら、書いて行きたいと思いますニコニコ

前半は、志野さんのピアノソロで、弦楽器との繋がりを追って行きますと話された後、クライスラーというヴァイオリニストとラフマニノフとの親交の中で生まれた3曲を演奏しますと伝えられました。

クライスラーは愛の悲しみ、愛の喜びだったり、ヴァイオリニストの方が弾いているとうっとりしちゃうような曲を沢山書いていますともおっしゃっていましたウインク

昨年からラフマニノフ・ストーリーズという企画をやられていて、2023年が没後と生誕共に3が付く記念イヤーだったので始めたらしいとおっしゃっていましたが、1873.4.1に生まれて、1943.3.28に亡くなられたラフマニノフですので、2023年が、生誕150年目と没後80年目から、3の付く記念イヤーにどうしても繋がらなくて、理解できない私ですが、もしかして、2023年の3が、生誕150年と没後80年がかぶっているということからの3なのかな?うーん


昨年も、ここシモンホールにて、ピアノソロで、王道のレパートリーをやられ、今年になって、間に小さな公演を挟んで、今日が3回目になりますとおっしゃっていましたが、私はどちらにも参加させていただいていないので詳細はよく存じ上げませんが、今回、3回目としては、弦楽器とラフマニノフとの関わりをテーマとして、演奏会を開催することになられたそうです。

ラフマニノフは、作曲家として有名ですが、ピアニストとしても凄い人で、尊敬するピアニストは誰かと聞かれたら、エミール・ギレリスともう一人はラフマニノフと答えることが多いらしいですひらめき

ちなみに、エミール・ギレリスは、ウクライナの作曲家のようですが、よくは存じ上げません汗うさぎ

やはり、志野さんにとって、ロシアの音楽家は特別なのかなあ?ニコニコ

モスクワ学院の作曲科を出ておられ、作曲家としての功績も大きいそうですが、作曲家以上にピアニストとしても素晴らしいと志野さんは絶賛されています。

ラフマニノフが自作自演での録音を残したCDがあって、それをとても大切に愛聴されているらしく、志野さんのラフマニノフ愛の強さは筋金入りですよね目がハート

そんなピアニストとして素晴らしいラフマニノフが、弦楽器のヴァイオリン、チェロ、コントラバスの楽器群にどう関わったかということをテーマとしたコンサートのようです。

ピアノのチェロソナタをラフマニノフ以前の、ヴェートーヴェンとか、ブラームスとか、シューマンたちの多くの作曲家には、ヴァイオリンとかチェロソナタのレパートリーが多いようですが、そんな先人たちに比べて、ラフマニノフは、弦楽器とのために書いた曲がただの1曲しかなくて、それが、チェロとピアノのソナタになるそうです。

ラフマニノフは、ヴァイオリンという楽器に対しての重要な曲は残していないそうですびっくり

これ以上、書き続けるとまたまた知恵熱が出そうですが、演奏の感想を語る術を持ち合わせていない私ですから、もう少し頑張ってみます笑い泣き


そんな観点から、どうして、ラフマニノフはチェロだけしかソナタを書かなかったのか、ラフマニノフが持つ音楽の中にチェロの旋律との融合性の高さがすごくあったんだなあと、チェロのソナタを弾いていると、感じられるそうですが、私にその感覚の域まで辿り着くには、100年はかかりそうですのでね、いや、永遠に無理かな真顔

なんでチェロという楽器を上手に、このように作曲、調理するんだろうと、感心しながら、必死に頑張って作っていると、楽しそうに、熱く語る志野さんでした指差し

そして、そのインスタライブのチャットに、仕事で遅れそうなので、とコメントすると、チェロソナタを後半に弾くので、ぜひ後半だけでも来て欲しいと、切に願う志野さんの後押しがあったことが決め手となって、今ここに私はいると思いますウインク

今回、一緒に演奏するのは、チェリストの伊藤裕さんという東京藝大の後輩にあたる方で、室内楽の分野においては素晴らしい方らしく、共演するのは3回目になるそうです。

結構やられているんですねびっくり

9月にも、お二人はラフマニノフのチェロソナタを弾かれたようですが、きっと今回は更なるレベルアップした、チェロソナタが聴かれることでしょうウインク

ソロでピアノに向かう本番が多い志野さんですので、今回のように、ご自身が深く向き合っているラフマニノフという作曲家を、チェロを弾かれる伊藤さんの意見を聞きながら、音楽を一緒にできるのが、貴重で楽しくてと、あどけない笑顔を浮かべながら嬉しそうに話されていましたニコニコ

先にも、お話させていただいたように、音楽を語るにはあまりにも知識不足の上に、語彙力にも乏しいものですから、ましてや、彼女たちの、あまりにも高度な音楽の感想だなんて、とてもではありませんが、畏れ多くてできませんよねって、気がつくと、プロローグというような大それたものではありませんが、前置きが尋常でなく、長ったるくなっちゃいましたガーン

と、言いながら、まだ、コンサートは始まりませんが笑い泣き

まじで、ええかげんにせんかいっていう話ですよね絶望


今年の冬は例年より、暖かい日が多くて、もしかしたら3月の中旬には、ソメイヨシノが開花するのではないかと思っていた所、ここに来て急に真冬のような日々が続いており、パーシモンホールの桜も満月の光を浴びて寒さに震えていましたネガティブ
それでも、何となく、蕾が赤みを帯びて来たような気がしないでもありませんねびっくり


朧月ではないのかな?うーん


ロビーには、花と本日のコンサートの案内などが飾られていましたが、その横でお茶🍵のパック?のプレゼントをいただきました、ありがとうございますウインク


本日より、オフィシャルファンクラブが開始されたようで、さっそく予約させていただきましたてへぺろ



頂いたお茶ですが、日高志野推薦て書いてありますが、どういう関係なのかな指差し


開演時間を迎えると、プレゼンターとして、ロシア人のジェーニャさんという女性がステージに登場され、本日のコンサートのコンセプトやプログラム、また、志野さんのプロフィールなどを紹介されました。
彼女は、声優をされているようで、NHK-Eテレのテレビ番組でナレーションなどもされているそうですねひらめき
ところで、志野さんとはどういう関係なのかな?お友だちなのかな?ニコニコ

少し間をおいて、真っ赤なドレス姿の志野さんが登場すると、拍手の中を、ステージ中央まで進まれ、深く一礼してから、ピアノへと向かわれました。
ピアノに座ると、しばし瞑想するかのように集中力を高めて息を整えられた後、最初の曲、「コレルリの主題による変奏曲ニ短調 Op.42」を楽譜なしで演奏されましたが、これだけボリュームある曲を、楽譜なしで、完璧に演奏されるには、どれだけ厳しい練習をされているのでしょう凝視
前回もそうであったように、この曲の時も、時々、唇が口ずさむように動いていましたが、志野さんは、もしかして歌を歌っていたのかもしれませんねニコニコ
今度、聞いてみようデレデレ
この曲は、ラフマニノフが58歳の作品です。
故郷ロシアからアメリカへと移ったあとの作品らしく、親しくなったヴァイオリン奏者のクライスラーに献呈されています。
20のバリエーションは鋭いスタッカート、次々と変わっていくリズム、とらえどころのない変拍子など、ラフマニノフならではの超絶技法が披露されると、パンフレットで説明されていたものをコピーさせていただきましたてへぺろ
一曲目から、とにかく、言葉にできないくらい、志野さんの鍵盤ひとつひとつの響きが多彩な景色を映し出し、私の心の中を熱く撃ち抜いてくるんですよ、こんなにも刺激的な音色に出会えるなんて本当に幸せですラブ
それにしても、激しい演奏でしたので、体力使われるのでしょうねニヤニヤ

やはり、お二人の写真がないというのも寂しいですから、志野さんのSNSより、何枚かお借り致しましたにっこり

弾ききった瞬間かな?ウインク


続いて、演奏された曲は、クライスラー編曲集より、「愛の悲しみ」「愛の喜び」です。
この2曲は、「3つの古いウィーン舞曲」の中に入っているようですね。
相反する感情である、悲しみと喜びですが、私には、悲しみも喜びも音楽性の違いがあまりよくわからなくて、やはりこれまでクラシックをほとんど聴いてこなかったから、耳が肥えていないからでしょうか笑い泣き
それでも、志野さんのまるで何か(ラフマニノフ?)が憑依したのではないかと思われるほどの、情熱的で力強いタッチから伝わる感情が、ピアノの音色で儚くも美しく表現され、あまりにも心地よくて息をするのも忘れて聴き入っていましたラブ
愛の喜びの方のフレーズは聴いたことがあるような気がしましたが、悲しみの方はあまり馴染みはなかったかな滝汗
愛の喜びでは、やはり、何か歌を歌いながら?弾かれていましたねひらめき
とにかく、激しく躍動する指の運びを見ているだけでも、胸を強く打たれるものがあって、あまりにも素晴らしくて、ぐいぐい引き込まれましたラブ

ここで20分の休憩タイムに入りました。

2部が始まると、志野さんと伊藤さんが揃って登場され、志野さん衣装は、同じ赤でしたが、雰囲気の違うドレスに変えられ、伊藤さんは、スーツ姿にネクタイでしたウインク
お二人の、息もぴったりの、絶妙に絡み合う音色の融合が本当に心地良くて、優雅で安らかな空気感の中にも、情熱的であり神秘的な世界観を醸し出されており、まるで夢の中にいるような幸せな気持ちで身を委ねていましたラブ
お二人が、時々アイコンタクトをとられていましたが、その表情に嬉しそうな微笑みを感じたのは気のせいかなあ?飛び出すハート
きっと、お二人も演奏されながら、幸せな気持ちを抱かれていたのかもしれませんねニコニコ
そんな中、私は、ピアノを演奏される志野さんの横顔があまりにも美しく輝いていましたので、写真に収めたい衝動に駆られましたラブ

本編を終えると、お客さんに深く頭を下げて、退場されましたが、拍手が鳴り止まず、やがてアンコールの手拍子になり、再登場されると、笑顔で挨拶され、アンコールの曲を演奏されましたが、曲名はわかりません汗うさぎ
やはり、ラフマニノフの曲だったのかなあ?ニヤニヤ
哀愁漂うメロディーで、悲愴感と、苦悩が入り交じった儚いメロディーが印象的な曲でしたウインク

演奏後、感動の拍手の中、深く頭を下げられて退場されましたが、それでも拍手は鳴り止まず、再びステージに戻られると、ここで、今日初めて、志野さんの口から、今日、皆さんにラフマニノフの演奏を届けられた喜びと、平日の夜にこうして足を運んで下さったお客さんへの感謝の気持ちを伝えられて、全てのプログラムを終えましたニコニコ

終演後に、志野さんと伊藤さんが、お疲れのところ、ロビーに出てきて下さり、皆さんと談笑されたり、ご一緒にカメラに収められたりしていましたので、私も、少しお話をさせていただき、写真も撮らせていただきましたデレデレ
人見知りのわたくしですので、伊藤さんとは、お話をすることはできませんでしたが、今日もご一緒させていただいたつぼにしさんが、お話をされているのを横で聞かせていただいていましたてへぺろ

志野さんと、伊藤裕さんのツーショットニコニコ
こちらの写真も、やはり、SNSよりお借りしましたニコニコ
お二人を眺めていると、まるで姉弟のような空気を感じるのは私だけかなあ飛び出すハート


志野さんのワンショットを2枚撮らせていただきましたが、一枚だけアップさせていただきますねウインク
志野さん、今日も素敵な笑顔をありがとうございます飛び出すハート
ツーショットも撮らせていただきたかったのですが、恥ずかしがり屋?のわたくしですので、お願いすることを躊躇して叶いませんでした泣くうさぎ
次は勇気を持ってお願いしてみようニヤニヤ


志野さんのコラムがある、MANGAいむじかという、雑誌?冊子?を販売されていましたから、私は、ドヴォルザークを購入させていただきました、全部買えなくてすみませんぐすん


今年は、志野さんに沢山お会いできるような予感がしますラブ
最後まで、読んで下さり、ありがとうございましたニコニコ
実は3月は、コンサートやイベントに10回以上、お伺いしましたので、ブログを書く時間が足りなくて、まだ、6本も残っています、がんばらなくては絶望