父の七回忌に出席するために、愛媛へ帰省しましたが、今回も利便性より、コスト面を優先して、成田空港からの格安航空での帰省になりましたニヤニヤ


仕事が一段落ついたタイミングだったので、5泊6日と少しゆっくりの帰省でしたが、まあ、代休、有給がかなり溜まっているので、もっとゆっくりしても良かったのですけどねニヤニヤ
帰省した日は、夜遅かったので、実家に到着するなり、少し遅い夕食を取ると、母、兄夫婦たちと募る話を夜遅くまで語り合いましたニコニコ

翌日は、お墓参りを済ませると、兄が育てている畑に向かい、今が旬の柑橘類を収穫しましたウインク

一足早い春の陽射しに煌めくレモン


立派な甘平と、八朔も収穫できましたウインク


家に戻ると、ずっと前から行きたかった、伊予市双海町にある「日本水仙花開道」へと車を走らせましたウインク
いつもなら、12月から年を越して1月いっぱい位が見頃なのですが、今年は気候の影響なのか、2月も中旬を迎えようとしている今が見頃を迎えているようですねウインク

車を駐車場に停めて、徒歩で町の中を抜けると、同じ目的で訪れたであろう多くの皆さんがいらしたので、その方たちについて急な坂道を上がって行くと、遮断機も警報音もない、線路が目の前に現れました。
観光に訪れていた多くは年配の方々でしたので、かなり危険な気もしましたが上りも下りも長い直線で視界も良いから、電車が来ると、直ぐにわかり、大丈夫かなアセアセ


線路脇では、水仙が迎えてくれましたニコニコ


線路を渡り、更に土で締め固められた急な坂道を登って行くと、眼下には、下灘の港と伊予灘の穏やかな海が拓けて見えました。
この土の坂道が少し湿っぽくて、滑りやすくなっていたために、油断すると足を取られるかもしれませんので、ゆっくり注意深く登って行きました。
実際に滑って転ばれた方もいらっしゃったようですから汗うさぎ
皆さんも落ち着いて足元を確かめ、焦らずに生きましょうって話が壮大すぎましたてへぺろ


更に登ると、やがて、道の両脇に可憐な水仙の花たちが迎えてくれましたウインク
こんな長閑な風景も永遠ではないということをいつも考えていなければいけないと、先日の震災で改めて思い知らされました。
常に覚悟を意識して生きていないといけませんね。


ここから10キロほど離れた、私が生まれ育った実家の周りにも、この白と黄色の愛くるしく可愛らしい花が沢山咲いていましたので、水仙は私にとっても特別な花の一つなんですにっこり
色んなアングルでカメラに収めましたが、その中から少しだけ(かなり多いかも)投稿させていただきますニコニコ
水仙の花って、何だかおちょぼ口みたいで愛嬌がありますよね。


山の方を見上げると、太陽の陽射しを受けながら白と黄色の花たちがまるで語り合うように寄り添っていました。


平日にも関わらず、沢山の観光客の方々が訪れていましたが、狭い山道を登り降りする際に、自然とお互いに挨拶を交わしながら譲り合うコミュニケーションが自然にとれる所が田舎のあったかい所なのでしょうねウインク


観光に訪れた皆さんは、それぞれに所々に設置されている木製のベンチに腰を下ろし、水仙たちに囲まれて、しばし、伊予灘の穏やかな海を眺めながら、長閑なひとときを過ごされていましたニコニコ


所が、こんなにも沢山の香り高き花たちが咲き誇っているわけですから、一緒に行った兄嫁も良い匂いがすると言っていたにも関わらず、何故だか、私は匂いがしないんです、まさかコロナに感染したから?ガーン


陽射しが暖かくて、一足早い春の香りは格別でしたウインク


かなり、急な斜面で、杖をつきながら登られている方も結構いらっしゃいましたね真顔


伊予灘の波も穏やかな佇まいと、白い雲、青い空、そして白と黄色の可憐な水仙の花たちで敷き詰められた絨毯が織り成す長閑な風景は心に安らぎをもたらしてくれますニコニコ


目線を少し下げたアングルですニコニコ


後で、下の写真の中央に黄色く見える場所へ立ち寄りましたウインク


ご存知かもしれませんが、水仙の俗名をNarcissus(ナルシス)と言われており、ギリシャ神話に登場する美少年「ナルキッソス」に由来とすると言われています。
花言葉は「うぬぼれ」「自己愛」です。
ナルキッソスは、ナルシシスト(ナルシスト)の語源でもありますが、ナルキッソスは、自分に想いを寄せる者に見向きもしなかったため、彼に想いを寄せた者たちは、絶望して姿を失い、声だけの存在(言霊)になったり、死んでしまったりしたそうです。
そのことを知った女神メネシスは、自分しか愛せない呪いをナルキッソスにかけ、ナルキッソスは水面に映った自分の姿に恋をするが、水面に映った自分がその恋に応えることなく、水面を見つめ続けた彼は、ついには憔悴して死んでしまい、そのナルキッソスがいた所に水仙の花が咲いたという説があれば、しばしば自分の美しい姿を池に映していましたが、その水面に映る自分の美しい容姿に恋して水に抱きつこうとして池に落ちて亡くなったという説もあり、他にも色々調べると微妙な相違が見られ、私にはどうしても、水仙とナルシストの繋がりにすっきりした説に出会うことはできませんでした泣くうさぎ
ということで、実際の所、何故に、水仙とナルシストとが結び付くのかを断定することはできません汗うさぎ 
誰しも少なからずナルシストの部分があるのではないかと思っていますが、皆さんはいかがですかニコニコ
ちなみに、私でもナルシストの側面が時々、顔を出すことがあるみたいですてへぺろ


水仙に別れを告げると、帰り道の国道378号線「夕焼けこやけライン」の閏住にある、先の水仙とは異なり、こちらは例年とほぼ同時期に見頃を迎えた、菜の花畑に立ち寄りましたが、ほぼ満開のようでしたねウインク


この上を予讃本線の線路が走っていますが、電車が走る姿とのコントラストが撮りたかったです悲しい


水仙はここにも咲いていましたねニコニコ


早咲きの桜も咲いていましたガーベラ


菜の花と桜の花たちが見られるともう春ですよねウインク


私の中で、春を一番感じる花は、菜の花ですねデレデレ


更に帰り道を進み、途中にあるふたみシーサイド公園に寄り道しましたが、初春の陽光に煌めく、青い海、青い空、白い砂浜のコントラストが一際目に眩しかったですニコニコ


今はもう秋、誰もいない海って、歌いたくなるほど海岸には人っ子ひとりいませんでした滝汗


お盆で帰省した時に子供たちを連れて、真ん中に浮かんでいる島へと渡り、遊んだことも遠い記憶となり、時は儚くも容赦なく流れて行きますよねネガティブ


砂に書いたラブレターのシチュエーションが似合う浜辺ですニコニコ


しばらく波の音を聴きながら、遠い記憶に想いを馳せていました照れ
この海岸には、沢山の思い出がありますにっこり



道の駅ふたみの売店にて、はつこいソフトをいただきましたが、めっちゃ美味でしたよニコニコ
初恋に胸をときめかせたあの純真な少年の頃を思い出しながらてへぺろ


そして、翌日、父の七回忌の法要を滞りなく済ませた後、やはり、どうしても下灘駅の夕日を見たくて仕方なくなり、兄に車で連れていってもらいました。
駅に着くと、丁度、観光列車の伊予灘ものがたりが停車しており、乗客の皆さんと観光客の皆さんがホームで記念撮影などを撮られていましたが、これまでに何度もこの駅を訪れた中でも、一番人が多かったように思います。
今年もこのホームで9月の第1土曜日の夕方に、夕焼けプラットホームコンサートが開催されるようですが、私の推しのアーティストの方でも出演してくれると嬉しいのですがおねがい
そうだ、伊予市観光協会へお願いしてみようかなてへぺろ


アテンダントの女性が可愛かったので、声をお掛けして、写真を宜しいですかとお願いすると、快く承諾いただき、続けて、ブログに載せても宜しいですかとお尋ねすると「はいニコニコ」と笑顔で返してくれましたので、お言葉に甘えてアップさせていただきますね、ありがとうございます飛び出すハート


母も義姉も乗車したことがあるようで、とても良かったらしく、是非また乗ってみたいと言っていましたので、いつか、私も乗車してみたいですニコニコ



車内で食事もできるのですが、窓からスタッフの方に写真良いですかと、ゼスチャーでお願いすると察して下さり、素敵な笑顔でポーズを撮ってくださいました、ありがとうございますチュー



更に車両の後ろに回ると、またまたお美しいアテンダントの女性がいらっしゃったので、お写真を撮らせていただいて宜しいですかと声をお掛けすると、えっ?私をですか泣き笑いと恥ずかしそうに驚かれた表情をされましたが、はいニコニコとお返しすると、素敵な笑顔で何とも胸キュンなポーズを取ってくださいましたウインク
JR四国の女性の皆様、最高に素敵すぎる笑顔をありがとうございましたラブ飛び出すハートキューン
できれば、次にお会いした時は皆さんとそれぞれツーショットを撮らせていただきたいと思いますてへぺろ


女性の皆さんの素敵な笑顔に癒されて、心も幸せ感たっぷりでしたよ飛び出すハート


車両に夕日がキラキラ反射して、郷愁感漂い風情がありますよねキラキラ


1号車 茜の章って、どんな意味があるのかなあ?
確か、2号車は、黄金の章だったですねニコニコ



どれぐらい、停車していたでしょうか、出発時間が来て、発車メロディーが流れると、夕日を背に受けながら、松山の方へ、静かに走り去って行きましたウインク





伊予灘ものがたりが去っても、沢山の観光客の方々がそれぞれに夕日をカメラに収めていましたねニコニコ
ここからは、私の夕日の写真をご覧くださいませニコニコ




チューリップの曲に「夕陽を追いかけて」という曲がありますが、人生の色んなシチュエーションで夕陽はいつも寄り添っている存在なのかもしれませんねニコニコ


皆さん、ここへ来られた目的は、やはり、伊予灘に沈む夕日と下灘駅の駅舎とのコラボですので、沢山の観光客の方々が、おのおのにカメラに収められていました。


この太陽の高さから、15分くらいで、水平線の中へと吸い込まれて行きましたが、日が沈むのは本当にあっという間ですよねびっくり



ホームに誰もいないのは、ボランティアの女性の方が、観光客の皆さんが、無人の駅舎を平等に撮れるようにと、てきぱきと案内されていたからで、皆さん、素直に従われていました、ルールは大切にしなきゃいけませんねウインク




あと少しで、沈む瞬間ですニコニコ


夕日は、完全に水平線の中へと吸い込まれて行きましたにっこり


しばらくすると、ホームへ松山行きの1両編成の電車が入って来ました。


安全面からも、皆さん、女性の指導に従って、離れた所から、礼儀正しく撮影されていました。



この電車に乗られる方々が沢山いらっしゃいましたねウインク
私が子供の頃には、蒸気機関車が随分走っていましたよね、めぐるめぐるよ時代は巡る、別れと出逢いをくり返し 今日は倒れた旅人たちも 生まれ変わって歩きだすよ、とみゆきさんの歌詞にありますが、生まれ変わるって本当に難しいですね笑い泣き


駅の周りには、お店などはありませんが、唯一、このコーヒースタンド「下灘珈琲」で喉を潤すことができますニコニコ


下灘駅の正面


昔はこの駅舎の前の道が国道で、一車線のめちゃくちゃ細い砂利道でしたニコニコ
その道をかなりのスピードで走るために、カーブなどでは、よく車が突き抜けて墜落していましたね滝汗


翌日、私の実家から、車で15分ほどの所の山の中にある、犬寄峠の黄色い丘へ行って来ました。
駐車場の側に、山羊がポカポカ暖かい陽気にのんびりと日向ぼっこをしていましたが、人懐こくて、観光に来られた方々が触ったり、写真を撮ったりしていましたよニコニコ


良い気持ちなのかなグラサン


散策マップ
結構広かったですニコニコ
この場所は、元々はみかんを作っていた遊休農地だったらしいのですが、そこに地元の住民の方々が、「みんなが楽しく集える場所」として整備した丘だそうです。
約1ヘクタールの敷地内には、季節の花々が植えられており、春は伊予市の花である菜の花が丘一面に甘い香りを漂わせ、夜間の天体観測や初夏の蛍鑑賞など、年間を通して自然を満喫できることに加えて、定期的にコンサートも実施されているようです。
私もいつか、この場所で、色んな体験がしてみたいものですニコニコ


黄色い丘という意味は、黄色い植物が辺り一面を彩ることを意味しているようで、今の季節は、春を告げる、菜の花、蝋梅が可憐な花びらを開いてなだらかな丘を黄色く染めていました。
もう少し過ぎて春本番を迎えると、今度は黄色の主役をミモザに代わって、小さな房状の黄色い花が、この丘を黄色く染め上げることでしょうウインク


ミモザは、オーストラリアが原産で、高くなると10mくらいになるらしく、高い位置から黄色に包まれるとまた違う感動があるでしょうねウインク


黄色に混じって、白梅の花も蕾を膨らませていましたニコニコ


この景色を見ていると、春の訪れを感じますよね、春なのに お別れですか 春なのに 涙がこぼれますって、柏原芳恵ちゃんの曲ですが、春って決して華やかな季節ではないように思いますが、皆さんはいかがでしょうにっこり


この辺りは、伊予市佐礼谷(されだに)という小さな山村ですが、子供の頃、あちこち頻繁に出歩いていた私でもあまり遊びには来ることはありませんでしたねニコニコ


立派なミモザの木が散在していましたが、花は開いていないのに、すでに黄色く目に映りますよね、よく見ると、花房が付いている枝が黄色く色づいているようです指差し



この、黄色い丘 風花というステージで、イベントが行われるようですねウインク
満天の煌めく星空と、風情ある蛍の灯火の中でのアーティストのパフォーマンスを想像すると、どんなアーティストの曲が聴いてみたいかなあ?



ミモザの枝
小さな房状の粒たちが花ですニコニコ


歩いている途中、山並の間から、伊予市の市街地が掠めて見えました。


早咲きの桜の蕾も、今にも花開く寸前ですねニコニコ


昨日、海沿いは閏住の菜の花を見て来ましたが、山の菜の花はまた、違う景色を魅せてくれて、風情がありますねウインク


かほるっこの家という東屋のような休憩小屋がありましたが、かほるっこって、どこから、命名されたのかなあ?うーん


都会の方はめったに見る機会は無いかも知れませんが、葉っぱを落とした冬木に、カマキリの卵を産み付けていました。
孵化のシーンを見たら、そのインパクトにきっと驚かれることでしょうね滝汗


東京に住んで45年近くになりますが、蝋梅は、1月に咲く花という感覚があったので、東京より暖かい四国で2月の中旬に満開を迎えていることがちょっと不思議な感じがしましたキョロキョロ



蝋梅の小径


駐車場に戻って来ると、山羊さんが、餌の葉っぱをモグモグ、美味しそうに食べていましたニコニコ


帰りは来た道を戻らずに、別のルートにしましたが、狭くて曲がりくねった山道を抜けると、伊予市の町が眼下に拓ける場所へ出ましたので、写真に収めました。


こう見ると、伊予市はやはり山が多いですよねウインク


山道を下りきると、私の祖先が生まれ育った大平という場所に出ましたが、なんと我姓の付いた橋が架かっていましたびっくり


帰宅中にあった、大判焼きのお店で、よもぎを買って食べましたが、素朴で甘さも控えめで美味しかったです。
ただ、値段は東京とあまり変わりませんでしたがニヤニヤ



その後は、昼食にお好み焼き屋さんへデレデレ


実家のすぐ裏にある溜池には、鴨が住み着いていて、夕暮れの水面をゆっくりと滑っていましたにっこり


さあ、そろそろ東京へ戻ります。
愛媛よ、また帰ってくるねウインク


機体整備に不具合があったらしく、定時に離陸できなくて、後に滑走路に入る飛行機を2機待ってからの離陸となりました。(恐らくですが)


機体は、私の故郷、伊予市の上空を飛行しましたが、このコースは初めてかもしれませんねびっくり


水産試験場が見えますね


我家もしっかり、見えましたウインク


私が今の家に引っ越す前に住んでいた三秋峠
祖母から聞いた話ですが、80年近く前、実家のあったこの上空で、呉(だと聞いたような)から戦闘機に乗った伯父が、家族に別れを告げる為に、2度ほど旋回したのち、特攻隊として、南方へと飛び立っていったそうです。
勿論、それが今生の別れとなりましたが、戻ってきたのは、本人のものかどうかわからない髪の毛が少しだけで、お墓の中に入れられているのを見たことがあります。


更に、機体は、上灘から下灘への海岸線を西へ進み、やがて機体を旋回して、成田を目指しました。
目指す地が、二度と戦地でないことを願わざるを得ません。


山の中腹に何か、レーシング場みたいな、施設が目に映るけど、いったい何の施設だろうえー?


この尖った半島は、室戸岬?いや、運行路的には通らないかな?
松山から成田まで、多少の雲は浮かんでいましたが、太陽の陽射しが眩しく窓から射し込んでいましたがニコニコ


着陸態勢に入ると、房総半島が見えてきましたニコニコ
どの辺りなのかなあ?


さあ、間も無く、着陸です。


無事に着陸しました。


こうして、五泊六日の帰省を終えましたが、休養の為、明日1日休んで、仕事へ戻ります。
ただ、正直、気は乗りませんが汗うさぎ
実は、休暇最後の2月14日のバレンタインデーの夜、3人の推しのアーティストの方々がライブ、演奏会をされるので、勿論めちゃくちゃ参加したい気持ちはあったのですが、場所が遠い為、帰宅が遅くなり、休み明けの仕事に支障をきたすかもしれないという懸念から、体調のことを考えて諦めました、情けなくてすみませんえーん
皆さんの故郷はどちらですか、故郷はございますか、室生犀星の詩に、「ふるさとは遠きにありて思ふもの そして悲しくうたふもの」というものがありますが、その解釈には、諸説があって、犀星自身、正解を証してはいないようですね。
活字だけを見ると、故郷への郷愁のような感情が込められているようにも思いますが、個人的には、悲しくうたふもの、の方に、犀星の深い真実が込められているように感じられます。
故郷への想いは人それぞれだと思いますが、私の故郷への想いは美しいものばかりで本当に幸せ者だと思います。
最後まで読んで下さりありがとうございますニコニコ