開演時間を迎えると、金益さんと佐藤さんのお二人が拍手に迎えられてステージに上がられ、演奏を始められましたが、少し間を置いて薄暗い中、茜さんがステージ近くで一旦立ち止まられると、お二人の演奏を笑顔でしばし聴かれた後、一段と大きな拍手の中、やや緊張感漂う表情の茜さんがステージへと進まれましたが、1曲目の「
オルフェのサンバ 」から、アクセル全開で楽しんでいるのがはっきりと伝わってくるノリノリの演奏を届けてくれました
途中で、サポートのお二人を愛称で紹介される茜さん
ただ、なんて呼ばれたのかは、よく聞き取れませんでした
前からやってみたかった、夢の場所ですと嬉しそうに伝えられた後にライブタイトルをコールされる茜さん
いつもクラシックを演奏することが多くて、今日はガンガン楽しくひとつになって楽しみたいと思いますと、その力強い声の抑揚からも、ずっとやりたかった強い想いが伺い知れます
続いて、1967年に公開されたフランスのミュージカル映画「ロッシュフォールの恋人たち」の中から映画音楽を届けてくれましたが、その映画がお気に入りらしく、あらすじを説明される茜さん
その映画の挿入歌で、1曲目に、「双子姉妹の歌 」、2曲目に届けてくれた曲名は、よく聞き取れませんでしたが、おそらく「デルフィーヌの歌 」だったんじゃないかなあと思いますが、自信はありません。
そして最後は、これまでに色んな場面で聴かせていただいた、「
キャラバンの到着 」と3曲を続けて生き生きとした力強い演奏で届けてくれました
ステージの演奏映像が、カウンターのスクリーンにも映し出されていました。
会場の反響のせいなのか、いつもにも増して、フルートの音色が力強く伸びやかに響いているように感じましたが、このJZbratは、いつも音響がいいですよね。
「ロッシュフォールの恋人たち」が大好きな茜さんは、これからも、双子姉妹と、デルフィーヌの曲を演奏して行きたいと思いますとおっしゃっていました
この後、金益さんと佐藤さんを紹介されましたが、金益さんとは、久し振りで、2月以来になるようですね
私は、1月に横浜のイギリス館で行われたクロマチックハーモニカ奏者の山下伶ちゃんのコンサートでお会いした以来になるのかな
佐藤さんは、本日初めてご一緒されるということで、改めて彼の紹介をされましたが、普段は沢山のアーティストの方と共演されているそうです。
紹介された後、ここでも普段はクラシックが多くて、こんなコンサートをやってみたいという想いから、夢が叶ったことを大変喜ばれていました。
リハも、金益さん、佐藤さんを呼ばれて茜さんのご自宅でやられたそうですが、3人でワイワイガヤガヤ楽しくリハされている光景が目に浮かぶようですね
次に茜さんのアルバム「スーヴェニール」の中から、楽譜が出版されたフルートとピアノのために編曲された、「パリの空の下 」をパリに行ったつもりでお聴きくださいと、個人的には、これまでに経験のない、茜さんの世界を堪能させていただきました。
次の曲も、フランス繋がりで、フランスのジャズピアニスト、クロード・ボランが作ったジャズ組曲で、ピアノとフルート演奏することが多い中から、ピアノ、フルート、ウッドベース、ドラムのために作った曲と紹介された、「ジャズ組曲4番 」を届けてくれました。
この曲紹介では、しばし、茜さんと金益さんが音楽談義を熱く語られていました
今日はウッドベースが入っていないので、金益さんがベースを弾かれると茜さん。
ピアノでベース?楽器のことも、音楽の基本もわからないわたくしには、何のことやら
バッハっぽいイメージで楽しい曲ですと、笑顔を浮かべながら、ノリノリで楽しそうに身体を揺らしながら、演奏されていました
演奏後、喉が渇きますねと茜スペシャルで喉を潤す茜さん
確かに、最初から、躍動感あふれる情熱的な演奏を届けて下さっていたので、身体も火照っていたことでしょう
ヨーロッパ特集で、次の曲も行きたいんですけどと、その前に、今日のために茜さんの想いを込めてオーダーされた、茜カクテルの紹介をされました。
先にも紹介させていただきましたが、ご自身の名前から、茜色のちょっと夕焼けっぽい色が下にあって、その上に茜さんが11月頭に宮古島へ行った時の海のブルーを混ぜてみたという感じですと説明された後に、演奏中ということで、ノンアルコールタイプの方のカクテルで喉を潤す茜さん
この後、個人的にも色んな機会で聴かせていただいたことがありお気に入りの、ボロディン作曲の異国情緒溢れる「ダッタン人の踊り 」を曲名の通り躍動感のある演奏で届けてくれました。
MCで、佐藤さんが持っているタンバリンではなく、確かパンディーロ?という叩けば鳴る楽器のことを説明されると、改めてとてもいい曲ですね、何ともうっとりしちゃいましたと、満足そうな表情の茜さん
茜さんの想いが、とても溢れた演奏でしたよ
お酒の雰囲気にぴったり
次もクラシック曲からと、紹介された曲が、茜さんの発音からは、ツナダナ?作曲「ウォルダン?モンダン?」とか何とか、言って、ちょっとジャズワルツっぽいと説明があったと思いますが、曲も聴いたことがあるのか、無いのかさえわからない状態ですので、どなたか、わかりましたら、教えていただけると嬉いいです。
玉井さん、助けてください
ステージ全体を使っての演奏をされる茜さん。
切なくも儚い世界を彷徨うようなゆったりした感じの曲でしたね
ステージの写真は全て茜さんのSNSよりお借りしました
ご承知のように、女性の衣装に世界一疎い私ですので、衣装の説明は割愛させていただきます
一部の衣装は下の写真のような意外とカジュアルっぽい感じでした
2部が始まり、衣装とヘアースタイル(髪飾りがなくなっただけかな?)を変えた茜さんと金益さんがスタンバイされると、ディズニーのサウンド・オブ・ミュージックの挿入歌「私のお気に入り 」を茜さん曰くちょっと変わったバージョンで届けてくれました。
演奏後に、5/8拍子とか3/4拍子などに途中変わるので訳がわからなくなるようなお話をされていましたが、音楽音痴の私にはちんぷんかんぷんで
この曲は、茜さんのCD「スーヴェニール」に金益さんバージョンで収録されているようですが、今日は、安田芙充央さん(あってるかなあ?)バージョンで演奏されたようですね。
ここで、佐藤さんも加わり、スタンダードジャズに挑戦した3曲をお届けしますと茜さん。
実は、2曲目、3曲目の曲名は正直英語が大の苦手の私には、茜さんの流暢な英語の発音から、耳は聞き取ろうとしているのですが、どうも早すぎて合ってるのかどうか自信はあまりありません、勿論、聴いたことはあっても曲名と合致しなくて
5/4拍子つながりということで、1曲目に「
Take Five 」を次にビル・エヴァンスの「
ワルツ・フォー・デビィ 」、3曲目に耳慣れた「
Fly Me To The Moon 」(フライミートゥーザムーン)を届けてくれましたが(くれたと思いますがが正しいかも)、格式が高いといいますか、品質の高いお洒落な演奏を聴かせていただきました
間奏では、佐藤さんが汗をかくくらいに情熱的なパーカッションの素晴らしい演奏パフォーマンスを披露してくれました
茜さんのフルートに反射する光の粒たちが、キラキラと煌めきながら、フルートの音色と戯れて、ステージをより華やかに魅せてくれていました
3曲続けて届けてくれた後、なんかこういうのやってみたかったなあと、何年も前から、クラシックに追われていて、こういうライブも、今後も届けていければと思いますと伝える茜さんの瞳はキラキラ輝いていましたよ
次は金益さんの「香りの組曲」からお届けしますと、香りをテーマにした4曲(ラベンダー、ローズウッド、イランイラン、ペパーミント)の組曲となっているアルバムの中から、「ラベンダー 」と「イランイラン 」の2曲を届けてくれました。
ラベンダーは、柔らかなそのメロディーから、甘く柔らかな香りが爽やかな風に寄り添いながら、会場を包み込み、イランイランは、また違った表情から、芳醇で情熱的な香りを運んでくれました。
演奏後のMCで、茜さんが興味を持たれた、佐藤さんの風の音を出す楽器?の紹介をされましたが、風を感じると涼しくなりことから、夏の暑い夜は僕を呼んでくださいとお茶目な佐藤さん
次の曲は、タンゴですと茜さん。
アル・パチーノ主演の南米を舞台にした映画「セントオブ・ウーマン/夢の香り」という映画の中で盲目のアル・パチーノとカブリエル・アンウォーがダンスシーンがあるのですが、その時に流れる「ポル・ウナ・カベーサ 」という曲を届けてくれました。(この曲名もあまり、自信無いんです)
浅田真央ちゃんがこの曲を使われたこともあるようですね
ユーチューブでそのシーンを観ましたが、すごくお洒落で、女優のカブリエル・アンウォーさんがとにかくお美しい、一目惚れしちゃいました
またかって、呟かれましたか
演奏後のMCで、何かこの曲大好きで、映画のシーンが思い浮かぶんですと、少し恥ずかしそうに微笑む茜さん
アル・パチーノとダンスをされる想像をされるのかな
ここで、ちょっと告知をさせていただきますと伝えられましたが、その前に茜スペシャルで喉を潤すために一口飲まれると、氷が入っているんですねと、口の中に氷を含まれたようで、ちょっと待って下さいと苦笑いの茜さん
氷が喉に詰まらなくて良かったです
12月9日に日本のうたというイベントに参加され、12月16日に池上實相寺でハープの宮本あゆみちゃんと茜さんとヴィオラの佐々木亮さんのお三方でドビュッシーのソナタなどを演奏され、更に、来年も色々と決まっており、1月12日には、溝ノ口劇場でサクスフォンの山川寛子さん、ピアノの西本夏生さんとのあやはな合奏団を、そして、5月6日には、恒例行事のようになった、紀尾井ホールでのソロリサイタルを開催予定です。
金益さんは、年内は12月22日に尺八とのコラボのコンサートと、来年ソロが二つが今のところ決まっているようです。
今年、カーネギー・ホールで演奏されたことを報告されると大きな拍手が送られていました。
昨今はヴァイオリン奏者の吉澤巌さんの専属ピアニストとしての活動も多いようですね。
佐藤さんは、スケジュールを見ないとわかりませんと、苦笑いをされていましたが、オカリナ奏者の宗次郎さんとのセッションなどをされているようです。
次の曲で最後になりますの時間がやって来ました
最後の曲は、金益さんがピアソラのリベルタンゴに似ているとおっしゃった「クロードのタンゴ 」という曲を届けてくれましたが、演奏前に、サポートして下さった、お二人の愛称をコールされました。
確か、ケンシー、タッシーだったように聞こえましたが、どうなんでしょう
ちなみに、わたくし、茜さんに、タッキーと呼ばれています、えっ、どうでもいい
この曲は、これまでに、見たことがないくらいに、エネルギッシュに演奏される茜さんでした
アンコールを受けて、再度ステージに登場されると、ありがとうございます、この曲良かったよ~とか、次も聴きたいなという曲があったら、私に教えて下さるとまた、がんばるぞ~という気持ちになりますからとお願いされると、アンコールに用意していた曲ですと、紹介されたのは、金益さんのオリジナル曲で「To The Skyと 」という曲を届けてくれました。
色々ある世の中ですけど・・とほんの一瞬間を置かれ、ちょっと早いですけど、「クリスマスメロディー 」を少しお送りして、「メリーさんの羊の夢 」という曲をお届けしますと伝えられた後、「平和な夜をありがとうございます」と、別れを惜しむように言葉をかけられました。
こうして、最後に心地よいおやすみソングをプレゼントして下さって、特別にホーリーな夜は幕を下ろしました。
いっそのこと、このままベッドへ飛び込めるならいいけどね
2部は、アンコールを含めて約1時間、一部の50分を加えたトータルで1時間50分近い充実した、幸せな時間を過ごさせていただきました。
終演後、出口で、茜さんが皆さんを送り迎えをされていましたので、少しお話をさせていただきましたが、少しお疲れのようにも感じましたが、やりきったような満足感に満ちた穏やかな表情が印象的で嬉しかったです
いつも、気さくに接して下さる茜さんにお願いして、ワンショットとツーショットを撮らせていただきました。
照明の関係で、表情が陰になってしまったのは残念ですが、穏やかな表情ですよね
すると、こんなポーズをとってくれました
素敵なポーズをありがとうございます
ファンクラブでいつもお世話になっています、玉井さんの高級なカメラで撮っていただいた、茜さんとのツーショットです。
こうして、改めて写真で見ると、わたくし、白髪みたいに見えますよね、歳取ったなあ
こちらは、マネージャーの乾さんに撮っていただいた、ツーショット
茜さんのサイン入り色紙とのスリーショットにして下さったのですね