基本的にはミーハーな人種の私ですが、先日、女優さんの中で1番好きな松本まりかさんが出演されている映画「アイスクリームフィーバー」の公開日初日に舞台挨拶があるというので、行って来ました。

好きな女優さんは二人しかいなくてもうひとりは小芝風花さんですニコニコ

このような経験は初めてのことなので、どんな景色が見られるのか、またずっと会いたかった、まりかさんにお会いすることができるなんて、こんなにも嬉しくて楽しみなことはありませんラブ

1番の目的がまりかさんに会いたいだなんていうことは・・・ありませんよとは、いえない自分ですみません笑い泣き

映画館はTOHOシネマ六本木ヒルズで、職場から本当に近くて、仕事を終え、歩いて10分程で会場に着くと、映画館の内外にポスターや看板が掲示されていて、その興奮は益々高まりますウインク



多くの方が、このパネルを撮影されていました。




まりかさんを感じる表情ニコニコ


怪しい通路の奥にスクリーンがありましたニコニコ


スクリーンへの入り口
チケットに劇場内での撮影、録音等禁止(携帯含)とありましたので、写真はありませんが、このようなタイプの内装、レイアウトの映画館は初めてでした。
ただ、途中でお尻が痛くなり、座り心地は私にはフィットしませんでしたが泣くうさぎ
それとも最近痩せてきたので、お尻の肉が薄くなったからなのかなあ?滝汗



この作品は、作家の川上未映子さんの短編集「愛の夢とか」内に収録されている「アイスクリーム熱」(熱をフィーバーに変えられたのかな)を「映画制作をデザインする」をコンセプトに気鋭のアートディレクター千原徹也監督が初めて映画のメガホンをとり、アイスクリーム店のアルバイト常田菜摘役を吉岡里帆さんが、近所の銭湯に通う仕事が生き甲斐の高嶋優役を松本まりかさんが、菜摘が勤めるアイスクリーム店の後輩アルバイト仲間の桑島貴子役を詩羽さんが、他にも、アイスクリーム店の常連客で菜摘が憧れる作家の佐保役をモトーラ世理奈さんが、更に、優の姉高嶋愛(安達祐実)の娘で姪の高嶋美和役を南琴奈さんと、個性的な女優陣がそれぞれ魅力的に演じられています。
見終わってみて、主にこの女性5人の人間模様や愛の形が映し出されていたように感じましたが、男性の影を敢えて薄くさせているところに、川上未映子さんの性を超えた愛の世界を見せていただいたような気がします。
川上さんのことは、芥川賞を受賞された時から気になって何度も会いに行こうと思っていましたが、未だにその思いは果たせていません。
作家という枠だけでは捉えきれない、とても不思議で魅力的な方ですよね。
また、初めて知った千原監督ですが、広告、ファッション、TVドラマ、企業ブランディングなどさまざまなフィールドで活躍されるマルチな才能をお持ちの方のようで、長年の夢だった「
映画を作ること」をアートディレクターの視点から、従来の映画製作のやり方にとらわれない手法で挑んだ意欲作品がこのアイスクリームフィーバーみたいです。
話は少し逸れますが、私の日本の中で好きな映画監督は今のところは、伊丹十三さんだけです。
その、理由は先の千原監督も、そうであるように従来の映画からの脱却、挑戦をされたことです。
ここでは多くを語れませんが、娯楽という点から、わからないこともありませんが、映像の中で悪を美化する傾向を感じていた私に映画の限界に挑戦して、真実に近い映画を見せて下さった唯一の監督だからです。
私がもっと映画に関心があれば、他にも国外、国内を問わずに素晴らしい監督はいらっしゃると思いますので、これからできるだけ、劇場に足を運びたいと思います。


映画を見に行くのは、おそらくアラジン以来ですから、4年くらい行ってなかったのかな?真顔
それじゃあ、映画を語る資格なんてあるわけないですよね、ですが、言論の自由という言葉もありますから真顔
ましてや、アニメを除いて日本の映画を見るのは、30年近く前に子供たちを連れて観に行った、安達祐実ちゃんの「家なき子」以来ではないかなあ?
そして、30年振りの日本の映画にまたその安達祐実ちゃんが出演されているなんて、何だか偶然にしては、導かれたような気がしないこともありませんねびっくり
当時、祐実ちゃんは確か12歳だったと思いますから、40歳を超えられたのですねひらめき
開演時間の6時30分を迎えると、進行係の女性から、撮影、録音はマスコミの方や関係者以外の方はご遠慮くださいと伝えられた後、紹介を受けて、本日の出演者、千原徹也さん、松本まりかさん、吉岡里帆さん、詩羽さんの4人が登場されました。
トークの内容は、各メディアで投稿されていますので、そちらの方を読んでいただく方が、私が語るより、わかりやすいと思いますが、ただ、改めて、お調べいただくのも、お手数をお掛けして申し訳ございませんので少しだけお話させていただきますねウインク
まず、この映画を通じてのそれぞれにメッセージを求められて、詩羽さん、まりかさん、里帆さん、監督という順番で話されていったと思いますが、今回はいつものメモ帳を録らなかったので、内容は微かな記憶とメディアの情報を参考にさせていただきますねニヤニヤ

最初に詩羽さんが、語られた後(初めての映画出演とおっしゃっていました)、続けてまりかさんに移らると、この作品はいろんなカルチャーがミックスされている。ファッションとか、皆さんの個性がぶつかりあっている、爆発している・・まで呟くと、どうしよう、うまく言えなくなっちゃった、どうしようと呟くと、MCの方から、1回吉岡さんにパスしますか?と順番の変更を提案されましたが、彼女は、気丈に「いやっ、里帆ちゃんは最後の方がいいと思うな」と呟くと、隣の里帆さんから「いやいやそんなことはない、私は後ろから2番目くらいがちょうどいいタイプなので」というようなやりとりがあった後に、「大丈夫、ゆっくりいきましょう」と、優しく声をかけられると、少し間を置いて、何が言いたいかというと、若者たちの中で・・・いろいろあるじゃないですか、自分たちをどう表現していいかということが、わからなくて、一生懸命自分たちを表現するんだけど、それがうまくいかなかったり批判されたりとか、そういう世の中になってきてと、涙を拭いながら話され、でもこの映画には自分はそんな趣味趣向だったり、どんなファッションだったり、どんだけ平凡だったり、どんなに奇抜だったりしても、それを認めてくれるような映画だと思う。めちゃくちゃいいじゃないですか、千原くんといつも呼ばれている呼び方で監督を見つめるまりかさん。
さらに、続けて、そういう個性っていうものをもっと認め合って、・・・合えばいいじゃないかと思うんです。いろいろあるけどこの映画を見て自分の持ってる“個”っていうものをもっともっと出していいんだ。それに負けないで欲しいですし、すごい個性的な人たちがたくさん出ているので、みんなが認め合える世の中になったらいいなあと思いました。と、彼女の純粋な想いをしっかりと伝えられると、「なんかわかりますか?」とお客さんに問いかけると、温かい拍手が送られていました。
この、なんかわかりますかを、あるメディアで、「なにかわかりますか?」と伝えられていましたが、まりかさんがTwitterでそのことに触れて、なにかではなく、なんかと言ったことに訂正され、どうか皆様に安易に軽々しく受け取られないよう、願っていますと綴られていました。
その後に、号泣なんて大そうなものでもありませんのでと続けられていましたが、その場にいたひとりとして、まりかさんのおっしゃる通りだったと思いますウインク
あの涙は、全てをさらけ出して言いたいけど、言えないジレンマが悔しいような感情から流れた涙だったのではと、私には感じられました。
活字がひとつ違えば、全く伝わりかたが変わってしまうので、常に私たちは言葉のあやに惑わされることがないように意識していたいものですね。
畏れ多いですが、まりかさんのことをここ数年見てきて、思慮深く、純粋で正直な方であることは知っているつもりです。
人は、世の中で、言いたいことの十分の一も言えていないと思っていますが、だからこそ、単純にその人のことを図り知るなんて傲慢なことはできませんよね。
人それぞれの価値観を認め合うこと、人それぞれに色んな事情があること、知らぬ間に相手を傷つけていること、苦しめていることに気づかなければいけませんね。
ただ、人の気持ちを読みきることなんて所詮できるわけなんてないと思いますので、自分が嫌なこと、苦しいこと、辛いこと、悲しいことは、他の人も同じなので、そのことを意識することこそが思いやりというもののような気がします。

まりかさんの後を受けて、里帆さんからは、今の個性のお話を受け取るのであれば、私が演じているキャラクターだと自分は仕事を諦めたら何も残らないという諦めみたいなものを感じたところから、一コマの物語が始まっていくんですけど、自分は何もないんだと思ったときに現れた1人の人に人生を救われるというストーリーが私は本当に好きなんです。
1人じゃなかなか立ち向かえないことも、誰かとの出会いで乗り越えられたりすることもあるという、そんな大きな愛の話でもありますと話された後、更に続けて、個人的な思いとしては、私は何年か前に(主題歌を担当した)吉澤嘉代子さんと出会って、『ものがたりは今日はじまるの』というタイトルのミュージックビデオに出させてもらったんですけど、まさにあの日、物語が始まって『最後に自分が出演した作品でかよちゃんが曲を書いてくれるような夢が叶ったらいいね』って話していたのが、やっとそんな日を今日迎えて長い時間をかけて夢が叶ったりすることもあるという。
捨てたもんじゃないぞっていうことを私はこの仕事から感じた部分がたくさんあったので、見てくださるみなさまの感性に委ねて楽しんでいただけたらなあと思っていますとアピールされていました。
また、里帆さんは、スクリーンの中で1番深く関わっている共演者のモトーラ世理奈さんが、今日一緒に登壇することが叶わなかったことをとても残念がられ、ドラマの中で感じたことを冷静にまた繊細に分析されながら伝えられていました。
里帆さんのことはあまり存じ上げていませんでしたが、聡明な方なんですね。
ドラマを通じて、人とのつながりの尊さみたいなところを感じながら、日々演じていましたとも語られていましたニコニコ
続いて、作品にちなんで、この夏にフィーバーしたいことを尋ねられると、まず、詩羽さんは、青春を謳歌したいと、具体的にはボーリングをやりたいみたいですね。
また、ボーリングブームが来ているのかなあうーん
次に、まりかさんでしたが、ここ数年フィーバーしたことがないとのことでしたが、この夏は絶対にフィーバーしたいと漠然とした答えだったので、司会者の方から、具体的にはと尋ねられると、海に行きたいということで、青い海に一緒に行かないと、里帆さん、詩羽さんに声をかけられると、是非ともという返事をもらっていましたが、このやりとりを聞いていた監督から、楽屋でやってもらっていいと、巻きが入っていましたてへぺろ
ところで、海でフィーバーって、どんなことをされるのかなあ?滝汗
里帆さんは、1日の終わりにサクレを食べているんですけど・・・と言い始めたのですが、まりかさんの「サクレ?」と怪訝な表情に、えっ?かき氷みたいなレモンの・・?本当に言ってます、サクレ知らない人って・・と唖然とした表情の里帆さん。
皆さん、ご存知ないですか?ご存知ですよね、めっちゃ有名なアイスなんですよ、え?泣き笑いと周りの想定外のアクションに狼狽える里帆さんガーン
詩羽さんを振り向くと、わかりますと頷かれ、共感されていましたニコニコ
上に切ったそのままのレモンが載っているんですよ、あのレモンの酸っぱい部分をスプーンで削りながら、ちょっとずつ食べるのが好きで、日々サクレに背中を押されて仕事を頑張れているぐらい、めっちゃ好きですと熱弁されるも、何を熱く語っているのか、ポカーン状態のまりかさんと監督でした真顔
実は私もサブレなら知っていますが、サクレって、私もなんのことやら、まりかさんと一緒でポカーン状態でしたが、里帆さんのお話を聞いていたら、もしかしたら、ネーミングは知らなくても食べたことはあるかもしれませんニコニコ
「こんなに伝わらないとは」とがっくりの里帆さんが、そんな不安を払拭したくて、お客さんに、知ってる人?と観客に手を挙げてもらうと、結構いらっしゃっいましたねキョロキョロ
よかった、びっくりしました、私だけ違う世界で生まれて育ったのかと思いましたと安堵される里帆さんでした笑い泣き
この後に、監督のお言葉もありましたが、メディア情報が乏しくて割愛させていただきますって、興味がなかったわけではありませんからねガーン

一旦、退場されたのちに、再度登場されると、マスコミ関係の方のために、撮影コーナーが、設けられました。

以下の写真は、全て、インターネットから引用させていただきましたが、著作権とか肖像権とかに触れるようでしたら、事務所の方へ、ご連絡下さいって、そんなものありませんでしたてへぺろ


とにかく、まりかさんのファンですので、まりかさん、多めで失礼しますニヤニヤ


まりかさん、また、インスタライブ宜しくお願いしますウインク




本当にお綺麗だった吉岡里帆さん







詩羽さんは、歌手もされており、水曜日のカンパネラという音楽ユニットでボーカルとして活動もされているようですねニコニコ
中々、奇抜なファッションセンスですねひらめき
彼女のコメントの言葉から、芯のしっかりした考えをお持ちの方だなあと思いました。


この衣装がひときわステージで華やかな輝きを放っていましたが、後ろのスクリーンに映ったシルエットがことのほか美しかったですラブ


映画の感想は、まだ、公開されたばかりなので止めておきますが、川上未映子さんの小説も読んだことがないですし、この映画の情報も全くリサーチしていませんでしたので、タイトルのアイスクリームフィーバーという活字からだと、何だか明るく賑やかな内容なのかなあとイメージしていましたが、全く想定外の内容でした。
女性同士の関係にスポットを当てているこのドラマから、世の中には人間には壊すべき壁がいくつも散りばめられているように感じました。
私にとって異性である女性という存在が、未だに全く不可解な存在であることには変わりありませんが、このドラマで展開する女性と女性の同性であるからこその繋がりは、私の人生のドラマの中には全く存在しない世界であり、また、浅く、狭い社会で生きて来た私には、監督が何を1番に表現したかったのか、私たちに何を伝えたかったのか、理解することは難しいのが正直な所ですが、見終わった後に、よくよく考えたら、ドラマの中の彼女たちの感情や生き方は、性や生活スタイルを超えて、自分にもあてはまる部分があまりにも多いことに気づきました。
感じ方は人それぞれですし、また、もう一度この映画を見たら、また違う側面が見えて来たり、感じ方が変わって来るのかも知れませんね。
人って、いつもふらふらしている生き物なんだと思っていますから。
映画のことを語るにはあまりにも無知すぎる私ですが、最後まで見捨てずに読んで下さりありがとうございますウインク