フルート奏者の大塚茜さんと、ハープ奏者の宮本あゆみさんのコンサートへ行って来ました。(開催日の6月25日からかなり日にちが経ってしまいましたが)
茜さんから、ハープを会場に持ち運びするのには費用がかかり、チケット代が高くなってしまうので、申し訳ないけどとおっしゃられていましたが、お二人にお逢いできるならば、そんなこと気にしなくて大丈夫ですからとお伝えしました
ましてや、軽食とドリンクまでついているのですから、安いくらいです
プログラムを見ると馴染みのない作曲家のお名前がありますが、どんな演奏が聴かれるのだろう、楽しみです
前日が誕生日で、2つのコンサートへ行って来ましたが、2日で、3つの演奏会に参加できるなんて、こんな幸せなことはありませんよね
会場のKitchen麻布十番シェフは、昨年の夏に、茜さんのファンクラブのイベントで参加させていただいた場所で、2度目になります。
入口に飾られていた、フォトフレーム?
茜さんの写真は昨年の7月9日にこの場所で行われたファンクラブイベントの時に茜さんからいただいた、ポストカードかな?
この枠の中のそれぞれのフレームに一つまた一つ思い出たちが集まってくるのでしょうね。
私はいつまで、その思い出たちに出会えるのだろう?
茜さん手書きのプログラムを公にしてもいいのか思案しましたが、可愛いからそのまま載させていただきますね、決して書き移すのが面倒だからではありませんよ
飲食しながらのコンサートでしたので、曲目もそんなには多くないのかな?と思っていましたが、プログラムを見たら、色んなジャンルの曲達が、がっつり詰まっていて、贅沢な内容に嬉しい限りです
開場の10分ほど前に、到着すると、お二人がリハ中で、直前まで、最後の調整をされていました
茜さんとあゆみさんのそれぞれのファンの方々がお見えになっていましたが、開演までの時間に食事と飲み物をいただきながら、いつもお世話になっているファンクラブの皆さんと募る話で盛り上がっていましたって、いつもうるさい男で申し訳ございません
開演時間を迎え、拍手の中を、茜さんは、淡いピンク、あゆみさんは、濃いピンク?赤かなあ?のドレスで登場されると、最初にフォーレのピアノとフルートのために作られた「コンクール用小品」を届けてくれました。
コンクール用小品って、なんやねんと思いますよね、えっ?クラシックに精通されている皆さんはご存知なのかなあ
要は、オリジナルには間違いないのでしょうが、簡単に言えば、音楽学校の先生をされていたフォーレが、初見のための問題として、ただ、ある試験(コンクール)の為だけに作られた曲みたいですね
でも、1898年に作られた曲が、本人の意思とは関係なく、100年以上の時を経て、こうして多くの演奏家の皆さんが披露されるのですから、良い曲は良いってことなんでしょうか
この曲は、フルートのための大事なレパートリーとして認識されているようですが、わたくしには全く知るよしもございませんでしたが
1曲演奏された後、茜さんから、挨拶と感謝の言葉が伝えられると、そこから最初に演奏された曲や今日のプログラムの内容をかなり長い時間を割いて説明して下さいましたが、ちょっとまとめきれませんでしたので、割愛させていただきますね
続いて届けてくれたゴーベールの「シシリエンヌ」も、ピアノとフルートのために作られた曲のようですが、茜さんがハープにぴったりだと思われたらしく、今日はフルートとハープの甘く柔らかな音色が溶け合いながら、心に優しく染み渡って来ました
切なくも儚いゆったりと哀愁ただようパートが繰り返され、危うく瞼が閉じてしまいそうでした
途中まで写真、動画は控えていたのですが、1部が終了した時にどなたかが撮影されていたので、その時に撮らせていただいた、この写真が1部の衣装です。
また、2部で動画を撮らせていただきましたので、この後は、それをスクショした写真を挟みながら進めさせていただきますね
演奏後、更に、先の曲の説明を補足され、次にフランスから一気にアメリカへ行きますと、この後に演奏される作曲家のギロックのことを専門的な観点から詳細に説明されました。
届けてくれた曲は「サラバンド」という曲で、物悲しさを纏ったしんみりしたメロディーラインでしたが、まるで愛する人が心に安らぎを与えてくれるような温かくて美しい曲でもありました。
演奏後、これまで、茜さんに甘えて喋らなくていいかって思っていたらしいあゆみさんが、意を決してMCを務められました
前回、あゆみさんにお会いした時も、トークは苦手だとおっしゃっていましたが、個人的には別にそんなことはないと思っていますよ
あゆみさんから、次の曲説明をされた後、茜さんは客席へ移動され、あゆみさんお一人がステージに残られて、マックスウェルの「引き潮」をハープソロで届けてくれました。
ハープの甘く滑らかで優しさに包まれた音色が心地よくて、穏やかな気持ちで身も心も委ねて聴かせていただきました
茜さんが再びステージに戻られると、あゆみさんが、次に演奏する曲を作曲したショッカーの話を始められましたが、途中から茜さんにバトンタッチされると、更に深くショッカーのことを掘り下げられ、その曲の「イン・メモリアム」を専門的な観点から詳細に説明をされていました
また、ショッカーと言えば、悪者のイメージがありますがと苦笑いを浮かべながら、若い人にはわからないかもしれませんがと話された後に、わかる?と問いかけられる茜さんのバツが悪そうな表情が印象的でした
こうして届けられたこの「イン・メモリアル」はフルートとハープとギターのための曲だと説明がありましたが、フルートとハープの、繊細で柔らかな美しい音色で紡がれて産み出された心地よい響きを、穏やかな気持ちで聴かせていただきました
今度はギターも入って聴かせていただきたいと思いました
先に演奏したギロックも、マックスウェルも、そしてこのショッカーという作曲家も個人的には、あまりというかほとんど、馴染みがありませんでしたが、素敵な曲を知ることができて良かったです
この後、映画音楽から、モルコーネの「ガブリエルのオーボエ」を届けてくれましたが、この曲のメロディーラインは本当に美しくて、心が洗われますよね
次に1部最後の曲として、映画「ひまわり」からマンシーニの「愛のテーマ」を、この曲にまつわるエピソードを交えながら紹介されましたが、本来はピアノとフルートの曲らしいのですが、あゆみさんに、ハープとやってみたらどうかなと提案されたところ、難しい曲にもかかわらず、快く引き受けてくださって、茜さんの願いが叶ったようです。
ハープとの窓から射し込む昼下がりの柔らかな陽射しの中、切なくも美しい調べが、儚く悲しい物語の世界が映し出されるように奏でられました。
ここで一旦休憩に入りました。
休憩中も、あゆみさんは一人残ってハープを調律されていましたが、リース品なので、運搬時などの影響で、微妙な音色の違いを修正しなければならないのかも知れませんね
真剣に調律されるあゆみさん
ハープの調律って、大変なんですね
その時にファンの方に声をかけられると、笑顔でポーズをとられていました
常にファン思いでサービス精神旺盛なあゆみさん、素敵です
2部が始まりました。
最初の曲は、演奏家の皆さんのコンサートではお馴染みの久石譲さんの曲から、たぶんお茶を飲みたくなりますと茜さんが紹介された「Oriental wind」を届けてくれましたが、聴き終わると確かに一服して、お茶を飲みたくなりましたね
この曲はあるCMで、一部のフレーズしか聴いていませんが、こんな曲だったんですね
演奏後、ねっ!と微笑まれる茜さん
続いて、あゆみちゃんのオリジナル曲の「青葉雨」という曲を届けてくれました
コロナ禍の中で、茜さんとリモートで収録されたようなお話をされていましたが、この時期にぴったりの青葉の香りが漂うようなしっとりした季節感を映し出すように、柔らかで温かい音色で届けてくれました
演奏後に茜さんが、♭が七個ついていることに苦笑いを浮かべながら話されていましたが、音楽の知識のない私にはなんのことやら
ハープって、手元ばかりに気をとられがちだけど、足で器用に7つのペダル?を使い分けるあゆみさんの運動神経って、素晴らしすぎますよね
茜さんも私にはとてもできないって感心されていましたもん
次に、あゆみさんが客席へ移られると、茜さんがソロで、佐藤敏直さんの「舞~フルートソロのために」という曲を届けてくれましたが、この曲にまつわる茜さんのフルートの歴史をかなり長い時間かけてお話されていました。
茜さんの中学生時代のお話も初めてお聞きしましたが、その頃の茜さんに会ってみたかったな
日本現代音楽協会の事務局に長く携われていた方で、お名前を確か佐々木直さんて言ってたかな?その方は能の舞を嗜まれていたらしくて、その方が亡くなられた時に捧げる曲として、佐藤さんがお作りになられたので、茜さんのフルートの音色からも、和の曲調を醸し出すために鼓のようにフルートを叩いてみたり、時には篠笛のような音色で奏でられて、まるで能の舞台を映し出されるような香りがちりばめられていました。
佐藤さんの曲はこれまでにも、何度か聴かせていただいたと思いますが、私がこれまでに聴いて来たフルートの世界観を変えてくれた方かもしれません。
茜さんの立ち位置が微妙に逆行になっていて、暗くなっちゃいました
茜さんのソロ演奏が終わると、あゆみさんが戻られて、ここから、2曲届けてくれましたが、MCは、トークがあまり、得意ではない、あゆみさんの分まで、茜さんが流暢に話されていました
ヘアースタイルも素敵でしたよ
茜フォトアルバムコーナーは一旦、ここで終わりにしまして、次に演奏されるオランダの作曲家アンドリーセンの紹介をされた後、彼の「インテルメッツォ」という曲を届けてくれましたが、情熱的なフルートの音色に寄り添うように流れるハープの音色がまた美しくて、うっとりと聴かせていただきました
始まりがあると終わりは必ずやって来るということで、演奏後、茜さんの口から、次の曲で最後になるんですけどと、演奏前にお二人の今後のコンサートやイベントなどの告知をされた後、本編最後にフランスの作曲家ダマーズのフルートとハープのために書かれた「アーリーモーニング」という曲を届けてくれました。
茜さんとあゆみさん
真剣な表情のあゆみさん
この後、茜さんとあゆみさんが、食事をされていないということで、お二人が食事をされるテーブルを囲んでのプチ打ち上げ会が開催されましたが、4時過ぎに終わった演奏会から、気がつくと6時を回ろうとしていました
全てのお客さんが残られたわけではありませんが、参加された、いつもお付き合い下さる方、初めてお会いする方も含めて、ほとんどの皆さんと楽しい会話が弾んで、茜さん、あゆみさんも交えて、交流を深めさせていただきました
色んな刺激的な情報なども教えていただき、充実した時間を過ごさせて、めっちゃ楽しかったです
会場を出る時に、出口で茜さんとあゆみさんが見送りをして下さったのですが、あゆみさんに、微笑みながらタッキーさんですよねって、声を掛けていただき、光栄の至りです、ありがとうございます
また、茜さんには軽く握手もしていただき、幸せをいっぱい胸に抱えて会場を後にしました
こうして、気持ち良く帰路につくことができるのも、茜さん、あゆみさんの愛だと思っています、本当にありがとうございます、また、いつも可愛がってくださるファンクラブの皆様、ありがとうございます。
次、お二人にお会いできるのは、いつどこになるのかなあ?
茜さんの一番身近な所でのご出演は、7月18日(火)に東京オペラシティコンサートホールで開催されるこのFLUTE CELEBRATION2023TOKYOになりますね。
私もできることなら、参加したいのですが、平日の6時30分開演は厳しいかなあ
もし、調整がつけば、お伺いしたいと思います。
最後まで読んで下さり、ありがとうございます