開演時間を迎え、拍手の中、微笑みを浮かべながら、ステージに登場されたあさかさん。
思いの外、小柄でショートカットのせいもあるのか、少女のような趣を持って私の目には映りました。
皆さんご承知のように世界一女性ファッションに疎い私ですので、衣裳は、後で撮影コーナーがあった時の写真を
アップさせていただきますのでそちらをご覧下さいね、こんな感じです
この衣裳を言葉で表現できる方を尊敬します
トレードマークの黒縁の大きめのメガネをしているあさかさん。
ライブ中は、撮影できませんでしたので、彼女のSNSよりお借りしたものをアップさせていただきますね
お一人で、色んな音を操られて刺激的にステージを彩ってくれましたって、総括しちゃった
この写真は、撮影コーナーの時ですね、あさかさんのSNS よりお借りしました
今日のライブは、いつもの私のブログスタイルのように進行に合わせて紹介することが、困難を極めそうでしたので、まずは、今日のライブのプログラムから紹介します。
入場時に渡していただいた1枚のプログラムを撮影して載せようかとも思いましたが、見えづらいかと思いますので、書き写しますね
チェロと声の音楽会「音みる夜 Vol.8」2023.5.18
0.何をしよう。。。
1.井原西鶴「八百屋お七」“火の見櫓の段”より抜粋
2.森へ(映画“日本刀の美”より)
3.深浦の海 その1
4.ブルックナー交響曲第4番2楽章チェロパートのフレーズを使った、左手のための個人的練習曲
5.トリレリ“アルバムmira(2014)”より
6.踊り候へ(画家・鴨居玲“踊り候へ”題材)
7.扉の絵“アルバムawasca(2015)”より
8.こういうの最後ね
(2023年音楽朗読劇「こういうの、今回で最後ね」テーマ)
9.鳥に聞け(水上勉“離れ瞽女おりん”題材)
10.オレンジ(僕とあの子の思い出)
11.Tango“Lujan”(タンゴ“ルハン”)
このような、つかみどこのないプログラムに初めて出会ったような気がします
そのプログラムの下に、こんな文章が続けられていましま。
「音みる夜Vol.8」ご来場まことにありがとうございます。
ここ数年はお芝居、朗読作品に参加する機会が多く、その中で思ってもみなかった曲が生まれることが多々ありました。
小さな隙間にアンテナを立て、形にして遊ぶ。(飲んだ翌朝、ネタ帳に不思議なことが書かれていたり、奇妙な歌が録音されていたり、酔っ払いだって考えているのだ。)面白いがっているのは自分だけであろう小さな引き出しが今になって生きてくるとは、遠回りもしてみるのであります。
本公演はジャンル不明、皆様の脳内で完成する音楽会です。
私はそこに大いに依存しております。今夜のディナーが美味しい楽しい時間になりますように。
2023.5.18 五十嵐あさか
0曲目の、何をしようってタイトル、どういうことなの?0曲目なんて、初めて見ましたが、あまりにも抽象的で、もしかしたら、この演奏はその日の気分しだいで、今日しかない一度きりのものになるのかもしれませんね
井原西鶴や水上勉の名前があったり、朗読という活字など、文学的な側面や演奏家としてだけの感性にとどまらない世界観を融合させて魅せてくれるようなある意味とらえどころのない(先ほどはつかみどころのないでしたね)感覚がありました。
とにかく、プログラムのタイトルたちだけでも、興味をそそられますよね
話はまた、彼女の登場時に戻りますが、1曲目の何をしようという曲?は、歌いながら、手にしたエッグマラカスという楽器(自信ないですが)を振りながら、歌われるような、擬音のような、声というひとつの楽器を奏でながら、届けてくれました。
おお、これがあさかさんのライブスタイルなんだと、10年の時を経てやっとあさかワールドに触れることができた喜びを感じていました。
演奏後の曲紹介では、2年前に、朝起きたら、録音されていることに気づいた曲でしたためましたと、よくわからない説明がありましたが、あさかさんの個性的な感性が面白いなあ
初めての方は、クラシックのコンサートだと思われていらっしゃったかもしれませんが、クラシックのコンサートではありません、怒らないで聴いてくださいと、きっぱり断言されましたが、タイトルからそうだと思ってましたし、誰も怒ったりしませんよ、あさかさん
2曲目に届けてくれた、井原西鶴「八百屋お七」“火の見櫓の段”より抜粋という曲?は、歴史文学に疎い私にはよくわかりませんが、八百屋お七の物語を近松門左衛門が浄瑠璃の世界で作り上げた世界観をあさかさんの感性で作り上げた曲なのかなあ?
あさかさんは、聡明な方だとは思っていましたが、色んな分野の文化、芸術に精通されていますよね、素晴らしいです
この曲は、ミニギターで、琵琶のような趣のある音色を奏でられながら、届けてくれました。
この会(ライブ)は、非常によく眠れるとの評判があるらしくて、(確かに私もあさかさんのパフォーマンスがあまりにも心地よくて危うくこっくりしてしまいそうでした)よく?いびき問題ということに直面されるようで、もし、他のお客さんにご迷惑になりそうなくらい激しいいびきをかかれる方が近くにいらっしゃった時は、周りの方がつんつんと促して欲しいとお願いされていましたが、万年寝不足の私以外にはそのようなお客さんはいらっしゃらなかったと思いますよ
あれ?次の曲は、なんだっけ?
確か、日本刀のお話をされていたようですが、ドキュメンタリー映画「日本刀の美」を観ながら、主人公の目線で、音を合わせるという録音で作られたようで、即興的な部分と正確性を持って作って弾いた部分と様々な形で作られたようなお話をされていましたが、私のメモ帳から、その話を組み立てることは不可能で、インスピレーションを得て作られた曲だったような、記憶が定かではありませんが、プログラムには「
森へ」というタイトルの曲だったようですね
あさかさんが、現在、京都に刀を砥石する所が一ヶ所しかないようなお話をされていましたが、現代に刀を作る大義名分のようなものはあるのでしょうか?真剣で行う競技なんて、今でもあるのかなあ?この映画を観て勉強しなければいけませんね
この曲は、口笛を吹かれ、また、チェロを弾きながら、口で多彩な効果音を出したり、更に、チェロの楽器全体を使って音を奏でたりしながら、とにかく斬新な演奏?で届けてくれて、まさに、あさかという楽器が躍動していました
続けて演奏された曲は、またまた、どのようにできた曲なのか、よくはわかりませんが、曲のタイトルは「深浦の海 その1」とつけられていました。
朧気な記憶ですが、昨年の夏に青森の深浦を舞台とした作品の音楽、演奏の依頼を受けて、そのために、深浦で春、夏、秋と過ごされて、その自然や人々の生活の中から、生まれた曲ということでいいのかな?
今回ほど、まとめるのに苦労したブログは初めてかもしれませんね
まるで、彼女がこれまで生きて来た中で感じて来た音の集合体のようなステージだったような気がしました。
トークも個性的で、あさか節と言えばいいのかな?芯が真面目で純粋過ぎるが故に、おちゃらけてしまう側面を持ち合わされていて、話の展開に新鮮な空気を感じ、興味深く、耳を傾けていました
クラシック音楽に対峙した、感情を表現されているようなお話をされていましたが、実はトークがよく聞き取れなくて、メモ帳には、文字がいつもより、かなり断片的にしか、認められていません
私のメモ帳には、「聞かないことを前提に聴いてください、一緒に弾いてください、道ずれ」との文面があるのですが、どのような下りから発された言葉だったのかは、全く記憶になくて
地獄のような時間だと嘆かれて溜め息をつかれていましたが、その訳は?何だったんでしょう
プログラムには、その下りの説明曲は、「
ブルックナー交響曲第4番2楽章チェロパートのフレーズを使った、左手のための個人的練習曲」となっていましたので、クラシック曲だったんでしょうね
演奏後に、忘れてくださいと、自虐的な言葉を出されましたが、ただ、この演奏は、冗談抜きに素晴らしかったですよ、あさかさん
次の曲に関するトークがまたまた理解に苦しみまして、またまた私のメモ帳には、意味不明な単語が散りばめられていました
すみませんが、ここから3曲の説明の内容がほぼメモ帳から整理することが不可能で先に進めさせていただきます
ここから、4曲続けて届けて下さり、それぞれの曲のついて説明をされましたが、とにかく、レアな内容の話が多くて、メモ録りできませんでした
「トリレリ“アルバムmira(2014)”より」は、2014年にリリースされたアルバムに収められているようですね。
「踊り候へ(画家・鴨居玲“踊り候へ”題材)」
鴨居玲という方の名前を初めて知りましたが、生存されていたのが、1928ー1985年ですから、お亡くなりになられてまだ、40年程しか経っていない、現代の画家の方なのですね。
あさかさんから、この曲の説明をされていたのですが、その方をフィーチャーされた何かのイベントに関わって曲を作られたのかなあ?資料も探しきれなくて
「扉の絵“アルバムawasca(2015)”より」は、2015年にリリースされたアルバムに収められているようです。
能舞台とか世阿弥のこととか、話されていましたが、どの曲とリンクしていることすら判断できなくて
「こういうの最後ね」
は、あさゆ番外公演音楽朗読劇、「こういうの、今回で最後ね」で、あさかさんが直感的に作られた曲のようですが、違うかなあ
チェロの全てを使い、色んな奏法を駆使されて、多彩な音色を届けてくれながら、歌まで歌われましたが、変な擬音のような声を発した時には、客席から、笑いが起こっていました
確か、ドラムのイメージで弾かれていたとおっしゃっていましたが、難しすぎてよくわかりません
ここでギターを手にするあさかさん。
次の曲の「
鳥に聞け(水上勉“離れ瞽女おりん”題材)」(はなれごぜおりん)は、水上勉が1975年に発表した小説で、映画化もされていますが、この小説を読んで、この物語の目の見えない主人公の立場に自分を置き換えて、どんな気持ちで生きていたんだろうと想像して、作った曲のようなお話だったと思いますが合ってるかなあ?
続いて、遊びで作った曲と紹介されてギターの弾き語りで届けてくれた曲は、「オレンジ(僕とあの子の思い出)
」という曲で、あさかさんが体感してきた実際の音、または感性から生まれる、いろんな動物や自然界の音、心の音、身体の音などを表現されており、終わりがわからない曲でした
まるで、童謡みたいな曲で、特に、猫を溺愛されるあさかさんらしく、猫の鳴き声は秀逸でした😸
真剣にNHKのみんなの歌を狙ってますよと宣言されていましたが、きっとその夢は叶う予感がありますよ、あさかさん
最後の曲になりましたと、一時、アルゼンチンで生活されていただけのことはあって、ラストにアルゼンチンの「Tango“Lujan”(タンゴ“ルハン”)」という曲を本職のチェロで届けてくれました。
鳴り止まぬ拍手の中、一旦、ステージから下がられましたが、アンコールの手拍子に代わり、再登場されると、
今日おいしいごはんを食べていただきたいんです、そのために、歌っていますとあさかさん
その後、8月19日に行われるライブの告知や、映画音楽とクラシックのイベント、他にも猫ちゃんのボランティアの活動のことなどを伝えられると、ここで写真コーナーを設けてくれました
皆さんに早くごはんを食べていただきたいので、ここから、30分はありませんからとジョークを飛ばされた後、一分ぐらい、おやすみの前にチェロをお聴きくださいと、最後に曲名はわかりませんが、チェロを弾きながらここでも歌を歌われて、本日の公演の終了となりました
アンコール前に撮らせていただいた写真を何枚かアップさせていただきますね
日々の生活で、身の周りから、何気なく、響いてくる音をあさかさんの感性で捉えられて、その音を彼女が音源化されているようですね
トークをされながらの、撮影コーナーは始めてかな
何か、喋っていたようですが、撮影に忙しくて、メモ取りできませんでした