フルート奏者の日野真奈美さんがプロデュースされた、CROSS×ART 音と絵という、新しいスタイルのライブを開催されるということで、どのような景色を魅せてくれるのだろうとワクワクしながら会いに行って来ましたウインク

今回のライブコンセプトは、勿論タイトルの通り、音楽とアートの融合ということが軸となっていましたが、これからは、彼女のライフワークとして、音楽にさまざまな文化やアートを紡いで展開されて行かれるようですので、これからの真奈美さんの新しい音楽の世界を楽しみにしています。

今回のプログラムは、季節が冬から春へと移り行くイメージを表現されたようなことをおっしゃっていましたので、ライブ案内のポスターには、華やかな花が存分に散りばめられていたのかなブーケ2



場所は、池袋東口のジュンク堂裏路地にあるギャラリーカフェ「cafe pause」(カフェポーズ)という、コーヒーやケーキ、サンドイッチ、パスタなどが楽しめる初めての場所でしたが、池袋という私的には、比較的利便性のいい会場で祭日の夜とはいえ、帰宅があまり遅くならなくて助かりますウインク

春の扉がほんの少しだけ開いたような陽気の夕暮れ時に、自宅を出て会場を目指しました。

自由席となっていましたので、並んだ順番で好きな席を選べましたが、私が到着した開演10分前にはまだお一人しか並ばれてなくて、2番目ということで、真奈美さんのほぼ真正面の2列目の席に座りました。

下の写真は、会場のお店ですが、道路から丸見えなんですね、お伺いした時にちょうど真奈美さんが本番直前のリハをされていました。

ちなみに後ろ姿の女性は本日ペイントアートをされる画家のむらいさきさんだと思いますニコニコ

むらいさんの向こうに青木さんのお顔がちらっとひらめき



真正面のセブンイレブンの看板が鏡のように写っていましたねニヤニヤ


開場時間を迎え、お店に入るとむらいさんが、絵具🎨の準備をされていましたので、写真宜しいですかとお尋ねすると、いいですよと笑顔で快諾して下さったので、数枚撮らせていただきましたニコニコ


このキャンバスにどんな絵が描かれるのでしょうウインク
あっ、青木さんが写っちゃった泣き笑い



ドリンクを注文して、席に着こうとしたら、真奈美さんがいらしたので、ご挨拶させていただきましたニコニコ
メモ帳の段取りもばっちりと言いたい所ですが、クラシックという苦手な分野の曲たちでしたので、メモ書きを後で整理しようとしたら、意味不明な書き込みばかりでまとめきれない部分が多々あり、あまり参考になりませんでした泣くうさぎ


椅子に置かれていたチラシ(ポストカードぐらいの大きさの)
この絵のイメージが実際にリアルタイムで描かれたようですね、おそらくですが滝汗


本日のステージを彩って下さったお三方のプロフィール飛び出すハート
むらいさきさんは、インスタグラムで彼女の絵に触れた瞬間に一目惚れされたらしく、速攻でナンパされたと、おっしゃっていましたが、女性が女性をナンパされることもあるんですねてへぺろ
私には絵を評価する知識も、感性も絵心もありませんので、どこがどう良いのか評価することはできません、が、真奈美さんのような芸術肌の方には、ピーンと来るものがあるのかもしれませんね目がハート


プログラムも作られていましたが、実際にこの順番どおりに演奏をされたのかさえ、あやふやなクラシック音痴のわたくしですので、演奏順に沿っての感想はお許し下さいおねがい
プログラム最初のimprovisationとは、英語が苦手なわたくしですので、何ぞやと調べると即興「アドリブ」で行う「作る」こと、即興で作ったもの、即興演奏、などの、説明がありましたから、今日のライブをイメージした音を即興で紡がれた曲だったのかな?
ていうことは、リハもされなかったのかなあ?どうなんでしょううーん


開演時間を迎えると、先に説明させていただいた、improvisationという、即興の曲を青木さんがキーボードで弾き始められ、途中から、真奈美さんが登場されて、フルートの甘い音色を重ねられましたニコニコ
ほどなくして、むらいさんが登場されると、まっ白なキャンバスに向かって、ピアノとフルートの音色を彩るように、平はけで紺色の軌跡を縦に川が流れるように滑らせるのでした。
ゆったりと穏やかな音色が奏でられる中を幻想的に絵画が描かれる様はまさに、音楽とアートの世界そのものですウインク
冬から春へと新しい息吹が吹き込まれるような穏やかな感覚を抱きながら、視覚と聴覚を刺激して来ました。
これから、どのような絵が描かれていくのか、全く想像はできませんでしたが、真奈美さんと青木さんが奏でる曲たちに寄り添いながら青、緑、黄色、茶と暖色の色たちへと重ねられて行く間に、まずダマーズの「冬のお話」とラターの「吹けよ吹け、冬の風よ」という初めて耳にする長目の2曲を演奏されました。
絵にも、この冬の2曲のイメージが表現されていたと思いますウインク
またまた話が逸れますが、「吹けよ吹け、冬の風よ」というフレーズから、自然とピンク・フロイドのあの官能的な曲「吹けよ風、呼べよ嵐」のメロディーが頭を過ってしまいますニヤニヤ
今日もいつものように、メモ帳を取ってはみたものの、クラシックという私が一番苦手なジャンルということで、今回のライブに関しては、いつもの、ボリュームの10分の1程度しか記されていませんでしたので、頼りない記憶を駆使して綴っていこうと思いますニヤニヤ
長くクラシックの演奏が続いた後(曲目ははっきりわかりません)に最初のMCを挟まれましたが、ここでは、今日のライブが、永年(7年から8年)温め続けた企画であること、また、さまざまな文化を掛け合わせた音楽を発展させることをライフワークとして広めて行きたいと、青木さんのBGMが流れる中、熱い胸の内を力強く語られていました。
その第一段を本日開催できることに胸が踊っているんですと、幸せそうに話される真奈美さんの子供のように無邪気な表情が印象的でしたウインク
この後、まず、真奈美さんが自己紹介され、続けて真奈美さんから、青木さん、むらいさきさんを紹介されると、ここまでに演奏した曲紹介をされましたが、冬がだんだん春に向かって行くプログラムとなっていますとの紹介がありましたニコニコ
次に演奏するノルウェーの作曲家グリーグによる組曲「ペールギュント」の中から、「ソルヴェイグの歌」を紹介されましたが、ソルヴェイクとは、主人公ペール・ギュントが村の結婚式で出会った少女の名前で、放浪の旅に出た彼を待ち続け、戻ってきた彼に彼女が歌った子守歌がこの「ソルヴェイクの歌」です。
演奏前に真奈美さんが朗読されたのは、この子守唄だったのかなあ?
演奏後のMCで、真奈美さんは、色んな認知度の曲を散りばめられていると説明されていましたが、クラシックを中心とした中に、著名なクラシック曲から馴染みのある映画音楽など幅広く選曲されており、彼女のコンセプトが反映されていましたねウインク
また、曲の全体の流れに、未来への希望のようなものを感じながら聴かせていただいたような気がしました。
きっと、真奈美さんのポリシーとか想いが詰まった選曲だったのでしょうね飛び出すハート
曲調に、より暖かみを帯びてくると、むらいさんの筆からは、春を感じさせるオレンジ、ピンク、パープルなどの色たちが次から次へと力強くキャンバスを彩って行きました。
いつもの、私のブログスタイルはプログラムに沿って感想などを綴っていくパターンがほとんどですが、先にもお話をしましたように、曲名とメロディーが合致しない中で、それは不可能ですので、そのスタイルを今回は崩させていただきます。
開演前に真奈美さんに写真撮影ができる時はありますかと、お尋ねしたところ、最後に予定されているようなお話をされましたが、終演後、すぐに会場を後にしましたので、その後に撮影コーナーとかあったのかも知れませんね滝汗
下の写真は、真奈美さんのSNSよりお借りしました。
ほぼ完成に近づいて、かなり後半のステージのようです。


中盤に差し掛かった頃、突然、湿気が原因のような説明をされていましたが、真奈美さんのフルートの調子が思わしくなくなったために、その調整中の時間を、青木さんのトークで乗り切るように任されると、だめだ何も考えられない、弾きながら何も考えられないと呟かれて、若干狼狽えられましたが、そんな想定外の振りにも、すぐに持ち前の話術を駆使され、そつなく乗り切られましたウインク
青木さんは、ディズニーだけでなくてへぺろ、色んな引き出しを持たれていて、真奈美さんにとっても頼もしい、パートナーさんですねニコニコ
青木さんから、次に演奏する曲、「ニュー・シネマ・パラダイス」と「海の上のピアニスト」という、モリコーネの曲を紹介されましたが、モリコーネの映画をご覧になりましたかと、お客さんに尋ねられ、しばし、モリコーネトークが展開された後、やっと、真奈美さんのフルートの調子が戻ったようで、ここから、続けて2曲を届けてくれましたデレデレ
演奏後に真奈美さんから、青木さんへの想いと言いますか、エールを送られていましたが、青木さんは引っ込み思案らしく、SNSの発信もしない暗黒の時代があったようで、素晴らしい才能があるのだから、もっと積極的に発信するようと、真奈美さんの助言を受けてから、見事に覚醒されたようですねグラサン
ナンパしたむらいさんは、心をほぐしてくれる春のような人ですと、おっしゃられていましたが、今日初めてお会いして二言三言声を交わさせていただいただけでも、まさにその通りに純粋な方なんだと肌で感じましたウインク
そんなむらいさんをイメージして選んだ曲が、この後に演奏された、ベルトミューの「5つのニュアンス」と言う曲で、その5つとは、哀愁を帯びた、官能的な、牧歌的な、エキゾチックな、かぎりなく甘く、の5曲となっていて、皆さんそれぞれに、哀愁を帯びた色って、官能的な色ってどんなだろうと想像しながら、想い描いてお聴きくださいと、真奈美さんから伝えられて、耳を傾けていましたが、確かにその感覚が曲に染み込んでいましたねニコニコ
何となくですけど滝汗

絵具🎨も後半を迎え、お互いが混じり合いながら、音の世界へと溶けていくようですねスター


終盤に差し掛かって来ました、ここで、シューマンの「トロイメライ」とゴーベールの「ロマンス」を続けて届けてくれましたが、ロマンスという曲は特に春が来た~と強く感じられて、真奈美さんお気に入りのようで、好きになってくれたら嬉しいですと心からお願いされていました、はい好きになりました飛び出すハート

最後の曲は、普段はあまり作曲することがないという、青木さんが、真奈美さんのために書き下ろされたオリジナル曲ということで、青木さんがこの曲に込めた想いを熱く語られていました真顔
タイトルの「アンヴァル」とは、アイルランドのケルト神話のダナーン親族のひとり長腕のルーの馬で、海神マナナーン・マク・リールからの借り物とされる。疾風より早く、海も陸も同様に平気で駆けることができ、乗り手の無事を守る魔法の馬であった、と解説されていましたって、そこまで調べなくても良かったですね滝汗
真奈美さんのこれからの、この音楽とアートのイベントが、まさにこのアンヴァルが如く、上昇気流に乗って、広い世界へと駆け巡って行くことを願われて、付けられた青木さんの強い愛情が伺い知れますウインク

青木さんは、即興でテーマに沿った曲を作ることができる才能をお持ちらしく、真奈美さんから無茶振りの、蛇口、トンカツにも、ためらわずに瞬時に作曲?されていましたひらめき
最後に、完成した、むらいさんの絵を見て感じた音を出して行きたいと思いますと、真奈美さん。
むらいさんに今日のステージの感想を聞かれると、このような機会を作っていただいたことへの深い感謝の気持ちを伝えられ、絵は冬から春になるイメージをして、描いたと説明されていました。
確かに、春が溢れていますよねチューリップ黄チューリップ赤チューリップ紫チューリップピンクチューリップオレンジ
このイベントは赤字覚悟でやっているので、グッズ、CDを買って帰って欲しいとお願いされていましたので、少しでもご協力させていただこうと思いながら、待っていたのですが、楽屋に入られて中々出てこられませんでしたので、次の日が早いもので、会場を後にしました、すみません笑い泣き
最後に、完成した絵を前に、演奏しますと真奈美さんニコニコ
むらいさんは、お客さんと一緒にステージに向かって椅子に座り、絵からイメージされる春の香り漂う音色を、記念すべき第一回目の最後に届けてくれました。
こうして、冬を堪え忍び、花咲く春を感じる旅は一旦幕を下ろしましたが、これから、真奈美さんはどのような旅にを続けて行かれるのか、エールを送りつつ、見守っていければと思いますニコニコ
一見、おっとり型に見える真奈美さんですが、信念をしっかりと持たれた芯の強い方なんですね。
まあ、厳しい音楽業界を生き抜いて行く為には必然的なことなのかも知れませんがにっこり

この写真も真奈美さんのSNSよりお借りしました。
完成した絵画を前に、真奈美さん、むらいさん、青木さんウインク


完成した、絵画
私には絵画を評価できる知識は持ち合わせていませんので、どのようにお伝えすればいいのかはわかりませんが、
春色の暖かさが息づいていますよねウインク


終演後にもしかしたら、真奈美さんとのツーショットを撮ることができたかもしれませんね悲しい

この頃、演奏家の方々のブログが多くなってきましたが、私は楽器を演奏することはできませんので、内容の充実度の低さは否めません。

そんな拙いブログに音楽に詳しい皆様にはもやもやされているかと思いますが、いつも根気よく読んで下さり、本当にありがとうございますニコニコ

花粉症の方々など、春を待ち望んでいる方々ばかりではないのかもしれませんが、いつか春も終わりますから、それまで何とか乗り切っていただきたいと願っておりますウインク