【宇宙の話】星の一生と新しい物質(ぶっしつ)の誕生(たんじょう)! | じろーさんのブログ

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余命半年宣告からの復活の様子、子供さん向けの宇宙の話、小さな小さな庭の片隅の畑、そして日常のことなど、いろいろ書いて行きます!

 宇宙にさいしょにできた星は、ガスの星でした。

 私たちの太陽もガスの星です晴れ

 太陽の中心部分では、水素(すいそ)という物質(ぶっしつ)がもえて、ヘリウムという物質に変わる核融合反応(かくゆうごうはんのう)がおこっていて、とてつもないエネルギーを出していますメラメラ

 そのエネルギーのおかげで、地球には生物が生まれ、今私たちも生きていることができているのですニコニコ


 さて、地球のような地面があるかたい星が生まれるためには、かたい星のもとになる物質が必要です。

 生まれたころの宇宙には、その物質はありませんでした。


 では、どのようにしてその物質はできたのでしょうか?


 その物質は、ガスの星の中で作られたのです。

 星の中心部分の核融合反応(かくゆうごうはんのう)がどんどん進むと、やがてねんりょうの水素がなくなります。


 私たちの太陽くらいの星は、ねんりょうの水素がなくなると大きくふくらんで、まわりのガスやちりは宇宙に広がり、死の星になってしまいます叫び


卍郎のブログ-星の一生

 私たちの太陽よりもずっと大きくて重たい星は、水素がなくなっても、次はヘリウムがもえはじめて、別の物質に変わるのですメラメラ

 ヘリウムがなくなると、ヘリウムから変わった物質がさらにもえて、またまた別の物質に変わるのですメラメラ

 こうして、酸素(さんそ)や炭素(たんそ)、鉄(てつ)などの物質が作られます。


 やがて、ねんりょうとなる物質がなくなると、その星は大爆発(だいばくはつ)をおこします。この爆発(ばくはつ)のことを、超新星爆発(ちょうしんせいばくはつ)といいますドンッ


 星が爆発すると、星の中で作られた色々な物資が、ガスやチリといっしょに宇宙にとびちりますDASH!


 宇宙にとびちったこれらの物質が、次の星や地球のようなかたい星のもとになるのです星


 下の3つの写真は、私たちの太陽くらい大きさと重さの星がさいごをむかえガスやチリが宇宙に広がっているようすですDASH!

 よく見ると、まん中あたりに白くかがやく白色矮星(はくしょくわいせい)という星があります。
卍郎のブログ-星の最後


 この白色矮星は、やがて温度が下がってくらくなり、黒色矮星(こくしょくわいせい)という星になって、宇宙のやみにかくれます。




 ところで、みなさんはブラックホールという言葉を知っていますかはてなマーク


 ブラックホールとは、近づいたものを全部引き込んでしまう宇宙の底なし穴(そこなしあな)です叫び

 ブラックホールは、私たちの太陽の何十倍も大きくて重たい星が、超新星爆発(ちょうしんせいばくはつ)を起こしたあとにできるのですが、この話はあとでくわしく書きます。


 では次は、私たちの太陽や地球が、いつごろ、どのようにしてできたのかという話を書きたいと思います。