【宇宙の話】銀河(ぎんが)の誕生(たんじょう)! | じろーさんのブログ

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銀河(ぎんが)のタマゴの誕生(たんじょう)

 とにかく、生まれてすぐの宇宙に、星などのもとになる物質(ぶっしつ)ができました。

 そのころの宇宙は、それらの物質でうすい霧(きり)がかかっていたようなじょうたいだったと思います。

 しかし、物質は宇宙中に同じようにあったのではなく、多いところや少ないところがあったようです。

 下の図の左上の青とか黄色のしまもうようの写真は、宇宙が生まれて38万年目くらいの宇宙の温度をしめしています。

 これは、アメリカの人工衛星(じこうえいせい)を使って、しらべたものです。

 色がちがうところは、温度もちがいます。温度がちがうと言うことは、物質のこさもちがうのだそうです。


 宇宙が生まれて38万年と言うと、ものすごく時間がたっているように思えますが、宇宙は137おく年も前に生まれたので、38万年くらいなら生まれてすぐと言ってもいいのです。

 宇宙が生まれて38万年と言うのは、100さいの人が生まれてたったの1日目くらいなのですから…。

 さて、物質が多いところでは、物質どうしが引きつけあって、集まり始めます。

 小さな小さな物質どうしも、太陽(たいよう)が地球(ちきゅう)や火星(かせい)などを引きつけているのと同じ力がはたらいて、お互いが引きつけあうのです。

 空に雲ができるのと同じように、宇宙のあちらこちらに物質があつまった雲ができます。これが、銀河(ぎんが)のタマゴです。

 こうした物質の雲の中には、うずをまくものもあったそうです。


卍郎のブログ-銀河の誕生-1



星の誕生(たんじょう)

 さて、たくさんの物資があつまった雲の中では、さらに物質どうしが集まって、丸いかたまりがたくさんできます。この丸いかたまりは、やわらかいガスのかたまりです。

 このかたまりが大きくなると、たかまりの中心部では、物質がぎゅうぎゅうづめになって、温度が上がります。

 どんどん温度が上がると物質がもえ始めて、かたまりの中心部は原子炉(げんしろ)と同じになるのです。

 やがて、そのかたまりは熱と光を出してかがやき始めます。これが、星の誕生です。


 じつは、私たちの太陽も、これと同じなのです。

 太陽のことは、そのうちにくわしく書きますが、太陽の中心部では水素(すいそ)と言う物質がもえて、ヘリウムと言う物質に変わっているのです。このことを、核融合反応(かくゆうごうはんのう)と言います。

 この時に、とてつもないエネルギーが生まれ、ものすごい熱や光を出すのです。


卍郎のブログ-銀河の誕生-2


銀河(ぎんが)の誕生(たんじょう)

 物質の雲の中では、太陽と同じような星が次々と生まれたのです。そして、雲全体がかがやき始めます。これが銀河の誕生です。

 でも、銀河ができ始めたころの宇宙には、地球のように地面があるかたい星はありませんでした。小さな小さな物質が集まったガスの星だけだったのです。


 どのようにして地球のようなかたい星ができたのかは、また次に書きます。