前回、太陽系(たいようけい)には、太陽を中心に地球(ちきゅう)や、火星(かせい)、木星(もくせい)などの惑星(わくせい)とよばれる星が、回っていることを書きました。
じつは、太陽系には、月のように惑星のまわりを回る星(衛星;えいせいと言います)が、木星や土星(どせい)などにもたくさんあります。
そのほかにも、小さい星(小惑星;しょうわくせいと言います)が、数え切れないくらいあって、太陽のまわりをまわっているのです。
惑星や衛星などが通るみちすじのことを、軌道(きどう)と言います。
小わくせいは、太陽系のいろんなところにあるのですが、とくに、火星と木星のあいだにたくさんあつまっています。
あの「はやぶさ」が着陸した小惑星”イトカワ”は、火星と地球の軌道の近くを通るような軌道で、太陽のまわりを回っているのです。
また、冥王星(めいおうせい)の外がわにも、たくさんあって、太陽系全体をおおっているらしいのです。その大きさは、地球と太陽のきょりの数万倍もあるらしく、これを”オールトの雲(くも)”と言うのだそうです。
”オールトの雲”は、ながい尾(お)を引いて宇宙を旅する彗星(すいせい)が、生まれるところでもあるらいのです。
ですから、”オールトの雲”は、”すいせいの巣(す)”とも言われます。
有名な、「ハレー彗星」の写真を載せます。
この”オールトの雲”までが太陽系の仲間ですが、まるで私たちの太陽系は、オールトの雲に守られているかような気がします。
では、つぎからは銀河系の外のことのことを書きます。