私たちの地球がある銀河系のことを、もう少し書きます。
銀河系は、光のはやさ(1秒間に30万キロメートル;地球のまわりを7回と半分回るくらい進む)で10万年もかかるほどの大きさです。
銀河系には、太陽のように自分で光りかがやく星(恒星:こうせいと言います)が、2000億個もあるのだそうです。
地球は、太陽のまわりを回っています。このように、恒星のまわりを回る星を惑星(わくせい)と言います。
また、地球のまわりには、月が回っています。恒星のまわりを回る星を衛星(えいせい)と言います。
惑星や衛星などをふくめると、銀河系には想像もできないくらいたくさんの星があるのです。
地球は、前回も書いたようにオリオン腕(オリオンわん)と言う星のおびの中にあり、銀河系の中心からはだいたい3万光年くらいのところになります。
では、地球のまわりの様子はどうなっているのでしょうか?
地球は、金星や火星などの惑星といっしょに、太陽のまわりを回っています。太陽のまわりを回っている星のあつまりを、太陽系(たいようけい)と言います。
太陽の一番近くを回っているのは、水星(すいせい)です。
つぎが金星(きんせい)で、3番目が地球です。
地球は、太陽から1おく5千万キロメートルはなれたところを、1年かけて回っています。
地球のそとがわには、火星(かせい)、木星(もくせい)、土星(どせい)、天王星(てんのうせい)、海王星(かいおうせい)、冥王星(めいおうせい)が、回っています。
ただし、一番そとがわの冥王星は、2006年に惑星の仲間からはずされて、矮惑星(わいわくせい)という仲間にされました。
太陽系の星たちの大きさをくらべてみましょう。
一番そとがわの冥王星までの大きさは、120おくキロメートルほどありますが、銀河系の大きさは、その1おく倍もあります。
太陽系の大きさを銀河系とくらべると、広いグランドの中を針でつついたくらいの大きさでしかありません。
そのほかにも、小さな星たちや、尾を引いて飛び回る彗星(すいせい)などがあり、太陽系はもっとそとがわまで広がっているのですが、そのことは、また次に書きます。