今まで外に求めてきた

親に

友達に

恋人に

自分で作った家族に…



どこにいても何をしても寂しさは片隅にいた

ここじゃないどこか

それじゃない誰かを探し続けていた

でも

ことごとく違った

誰しもがあると思うが幼少時代の満たされない部分を異性に求めるということをしてしまうことから気づきを得る

わたしはことごとくそれだったことを思い出す

『もっと、キレイだったらなぁ~』

『どうしてそんなに幼いんだ?』

『なぜしっかりできない?』

『服がダサい…』

『あのコは可愛いなぁ』

『体型がオレの好みじゃない』

『もっと痩せてるコがいい』



わたし案外ひどいこと言われてたんだなってあらためて思う


そういう人に限って自分はどうなんだ?と今では言いたくなるが…

それはさておき…


そこにはわたしは居なかった

まんまとわたしはわたしのいない世界を作り出していたみたいだ

今では容姿も多少満足しているし
磨くことの楽しさもある

ここではないどこかを目指していた苦しさと、投げられたくない言葉を聞くはめになっていた自分を抱きしめた

お金を貯めて好きな財布を買えた
仕事もうまくいかせられてる
日常不自由なく暮らせてる

あれ?
あたしあたしを十分愛せているじゃん

そう思ったときが急に来た


誰かに求めることをやめた

もう自分で自分を愛するということが府に落ちた瞬間だった

わたしが求める人はいたって簡単だった

優しい人
自然を愛する人
思いやりをもって相手を大切に出来る人
相手の痛みがわかり寄り添える人


ごめん
他にいなかったね
わたしの中に持ってたわ、それ

あたしはあたしに還れた


だから一人でも孤独じゃないし一人でも満たされる

だからと言って大切な人がいないわけではない
一緒に笑える友人もお祝い出来る友人もいる


わたしはわたしを愛するということを本当の意味で理解できた

愛しているよ、わたし