第8章では【仕事】をテーマにしたいと思います。
何故、このテーマかと言いますと、
サラリーマンを例に出して考えますと、
たった1日を見てもプライベートの時間よりも仕事の時間の方が長いという事が多いからです。
睡眠時間を省けば、
朝起きてから家を出るまで、
そして帰宅してから就寝するまで、
この朝晩の時間と職場にいる時間では職場の方が長いパターンが多いのです。
そうすると人生規模に考え直しても、
人生の大半が仕事を行う為に職場で生きていると言っても過言ではありません。
その上で“仕事”というものが
嫌だとか辛いだとか感じると、
日々、ストレスばかりが心に残っていきます。
もちろん、そう感じている人が多い事が事実です。
極限の状態の場合は仕事、職場が辛すぎて自ら命を絶つ例も存在します。
しかし入社の時には“頑張るぞ!”と
希望を持っていたはずなのに…です。
このストレスというものは実に厄介で
健康な肉体すら、むしばむ事にもなるのです。
それでは、このブログの本質であり、目的である、
豊かで幸せな価値ある人生を送って頂く事に反している。
そう断言出来ると思います。
そこで仕事にまつわるストレスはいったい何故起こるのか。
そしてそのストレスはどの様にすれば受けにくくなるのか。
それを今回の『仕事』というテーマでお伝えしたいと思います。
さて、仕事というカテゴリーで悩む方は極めて多いのではないでしょうか。
仕事の悩みの場合は職場の人間関係と業務のノルマ(スキルアップを含め)のプレッシャーと体力的な苦しみが存在するかと思います。
そこで考えてみたいのですが、
世の中で“悩みの大半は人間関係だ”と言う言葉を
耳にした事もあるかと思います。
仕事、職場の悩みの場合はどうでしょうか。
職場のストレス問題を例に出してみたいと思います。
●同僚と性格が合わずに上手くいかない
●部下が言う事を聞いてくれない
●上司が独裁者のようで困っている
●業務のノルマが厳しくプレッシャーが重い
●業務の技術面が難しく思い通り進まない
沢山存在するかと思います。
では同僚や部下、上司との問題の場合は
どう見ても人間関係です。
しかしノルマ達成のプレッシャーや技術面の問題の場合はどうでしょう。
ノルマを見ても、
一見、人間関係は存在しないように感じますが、
何故、ノルマ達成のプレッシャーが存在するのでしょう。
ノルマを達成出来なければどうなるのかを考えます。
一番多くの場合は“社長や上司に怒られる”という事です。
あるいは同僚からの視線が痛く感じるという不安もあるでしょう。
これが酷くなると社長に解雇されるといった不安も出てきます。
ノルマが達成出来なくても、
病気になるとか寿命が減るだとか単純に給料が減るだとか、そんな事はありません。
給料が減るというのは存在する場合がありますが、
それも本当は会社側の違法であります。
そうすると、ノルマ達成がストレスの原因であっても
他人に怒られる、嫌みを言われるという不安の部分が根本にあり、
数字的な目標であるノルマ達成に対してのストレスは
言い方を変えますと、
他人に認めてもらえない状況に陥る事が不安で“プレッシャー”として圧し掛かっている状態だと言えます。
仕事を行う上でも人間関係は絶対であり、
職場での悩みも人間関係が大半だと言えるのです。
それでは、そもそも“仕事”とは
いったいどのような行いを意味する言葉でしょうか?
……2節へ続きます