↑の作品見た後の説明を以下に



事業を営んでいた義両親

跡を継いだ我ら夫婦

義父の無謀な投資で

傾いていく事業

時代の移り変わりもあり

雲行きが怪しくなりつつあったころ


義母が私に言い放った言葉


あんた貧乏くじ引いたね


この言葉はいまだに私を

苦しめる


なんでそんなこと言った?

あなた達の尻拭いをして

苦しむ私たちに向け言う言葉か?


結果

義両親はその最後を見る事なく

違う世界へ旅立った

ほぼ失った私は

あの言葉にいまだに

腹立たしさを覚えてた


貧乏くじを作ったのは

あんたらやろ!!!


が、本日

何気にYouTubeで

野良猫を

7匹引き取ってしまった男性の動画が

目に入った

チラ見だったので詳しく無いが



バイク好きな男性が

山で捨てられた子猫7匹を見つけ

流石に7匹は面倒見きれないから

時折餌を与えていたが

大雨が降って心配で

何も手につかなくなり

引き取ったと


お金も時間も子猫達に奪われ

貧乏くじ引いたと思った


と綴っていた


結果彼はYouTubeで

視聴者に賞賛を受け

登録者も増え

きっと収入にもなったろう


貧乏くじって何だろう


そう思えた


でこのポエムを作りました



貧乏

足りない 不足 満足できない


石川啄木のこの言葉が浮かんだ


はたらけど はたらけど猶(なお) わが生活(くらし) 楽にならざり ぢつと手を見る


不足感から手を見て

ボロボロの手を悲しむか

10本もある指に喜ぶか

どちらでも良い


感情次第だ

勘定ではない


石川啄木先生をdisってない

あの時代の価値観が

そうさせたし

それがまた美しくもあったりして

そこがまたそこから抜け出せなくさせる


ここまで書いて何だが

私はいつも話を広げすぎ

着地点を見失う


強引にまとめると


姑からいただいた


あんた貧乏くじ引いたね


の呪いの言葉は

陰極まって陽とする


無くしたから見えるものがある


私はそれを知った

なのであの言葉は

私の魔法の言葉である


姑はこんな言葉よく言っていた


ケセラセラよ!


姑は

次男を20歳で亡くし

どん底を這い上がってきてる人だった

彼女も底を知ってる

無くしたから見えたものがあった人だ