はてさて
２ヶ月ほど最初の本宮さんまで登り
余裕が出てきた頃
週末若い夫婦も
私たちを追い越し
先へ進むのを見つめ
・・・行ってみる？
おお？その気になったのか？
ちょっと行ってみるか？
うん
行けそうな気がする
と先へ進む
が
細い
道が細い
危険よ！！！
こんなの無理よ
こんな大冒険する年齢じゃないよ私たち
戻ろうよ
やめようよ
救助頼んだら莫大な費用になるよ
お金ないよ
とまたこれ大騒ぎする
若い頃は可愛かったであろう
５２歳のダダこねを見て
呆れる旦那さん
とはいえワタシも
前に進む気持ちはあった
3度目の挑戦で何とか細い道を突破し
二つ目の山に向かった
虎の狛犬
ん？狛虎？があるお寺がたってる
初めてみる狛犬ならぬ狛虎に興奮して
すっかりお気に入りになり
毎朝ここまで登ることになった
お寺の境内で寝転んで見上げる空は
崖っぷちの私たちの心を
少し晴らしてくれてる気がした
ある朝この山でまた
違うパイセンに声をかけられた
君たち奥の山は登った？
いえ
ここが精一杯です
え？！
何言ってるの？
さあさ一緒に行きますよ
はい着いていらっしゃい
と半ば強引に
でも何だか話が面白くて
ついつい後ろをついて歩く
この道はどこどこにつながる
この辺で鹿が出た
マムシがこの辺りにいるから
気をつけて
ここに石像がある
天気のいい日は
ここから不思議な光が見える
へーほーはー
なんて言ってる間に
三つ目に山まで登っていた
祠がたってた
景色がいい
あれ？登れちゃった
一つ目でダダこねてた私が
三つ目まで登れちゃったことに
びっくりした
楽々じゃない
汗だくだし足はパンパン
でも気持ちがいいんだよ
酸素が身体中を回ってるって
こんなに爽快なんだなって
きっと外から見たら
中年の汗臭いドロドロ状態なのに
本人は爽快なのよ笑
その日から
毎日そこまで登るようになった
大体6000歩
登り始めて１ヶ月でスニーカーから
ワークマンの登山靴に変えた
安いのよ
1990円
凄いよね
がしかし
ちょっと問題が発生したのだった
続きは次回に
