の記事に本当に
たくさんのコメントありがとうございます。

こんな体験談もいただいたので、
どなたかの参考になればと
本人の許可をいただいてシェアします。


「感情の俯瞰は不感症への第一歩」
記事読みましたー。

私の話。自分が5歳の時に両親が離婚。
私は母に引き取られ
そのまま父と会えないまま30年経った昨年、
父の住んでいた市から電話があり
「お父様が亡くなりました」
と言われた。

(この間「本当は会いたいけど、
会ったら父にお金をせびられそう」などという
足を引っ張る感情が自分にあり、
会おうと思えば会えたのに
結局会わずじまいだった)

父は再婚もしておらず、
身元引受人は法的に一人娘の私だけだった。

私は本当は会いたかったけど
最後まで会えなかった
父の遺体安置所にまず行く。泣き崩れた。
そこから火葬場、父の住んでいたアパートに
行き、主が不在の部屋に初めて入った。

父は筋金入りの画家だった。
部屋のレイアウトは
私が記憶している幼少期の部屋そのままで
なぜかものすごく落ち着いた。
30年ぶりの対話がそれだった。

私は父の部屋の整理やら死亡届けやら
色々済ませ、残した絵数十点を梱包し
車で4時間の自分の家まで運んだ。

そして、
一人占めするには惜しいそれらの絵で
いつか遺作展をやろうと思っていて
ついにその機会を得た。

一昨日までその遺作展を開催して
結果は大成功だったのだが、その会期中に
まさかの感情(怒り)が
ぶっくぶくぐっつぐつ出てきた。(笑)

それは何かというと、
「私を父から引き剥がした母への怒り」

父の遺作展という機会を通して、
色んなお客さんが来る。
そこで離婚したくせに
なぜか嬉しそうに父のことをお客さんへ話す母。

「すごい旦那さんだったのね~」
と言われて
離婚したくせに
「旦那さん」
を否定しない母。

その言動を連日そばで見ているうちに
私の怒り袋はぐつぐつし始めた!

気付いちゃったら
もうやるしかねぇ。

というわけで
母と喧嘩&大泣き覚悟で
タイマンを挑んだ。(笑)

母に幼少期の悲しみや寂しさを
ティッシュ箱を片手に全て吐き出した。

今までにも吐き出しては来たのだが、
この時に話して
初めて母側も気付いたことがあった。

両親が離婚して
母が私の手を引いて家を出ていくときから
私は泣きもせず、わめきもせず、
ただ母についていくだけの子供だったようだ。

それを母は単に
「なんで子供なのに泣いたり
喚いたりしないんだろう」
→「この子は強い子だ」
と勝手に思っていた。


ある日、そんな
「泣きも喚きもしない強い5歳の娘」
を一人置き去りにして
母は夜遊びに出掛けた。

生きるか死ぬかぐらい心細くなった私は、
離婚前に通っていた大好きだった保母さんに
公衆電話から電話し、SOS。
その保母さんは家に来てくれた。

しかし
その後夜9時ぐらいに帰ってきた母は
私に対して
「なんで○○先生を呼んだの‼」
と叱りつけた。
↑あんたが帰ってこなくて寂しいからに決まってる。

その理不尽な感情がずーっと消えてなかった。
私はその時の感情について初めて母に言った。
「(それまでラブラブだった)父から
突然引き剥がされ、
更に暗い部屋で置き去りにされる
5歳の子供の気持ちを考えたことあるか」

と。

母は表面的に強い私の内面で
何が起こっていたのかなど、
想像できていなかったのだ。

その話をした後、
母は
「自分の馬鹿さ加減がよくわかった」
と言った。

私はやっと伝わったのだと思った。

父の遺作展という大掛かりな仕掛けをしなければ
この話は出来なかったのかもしれない。
そんなことをちょうど考えていましたよ。


頂いた体験談は以上です。

5歳を子どもだと思ってたらとんでもない。
赤ちゃんだってママの状態を察して
泣いたり笑ったりしますし、
少し自我が発達してきたら
幼稚園児でも両親の顔色を伺わないと
発言できなくなったりします。

こういう紹介をすると
『あんたんとこも
母と子どもを引き離してるだろ。』と
無粋な突っ込みが入りそうですが、

うちは離婚するけど
いつでも会える距離にいるし
子どももたくさんのお気に入りの
ママや子どもたちに囲まれてて
めっちゃ楽しんでますよ。



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何より、
めっちゃ笑う子どもだと思いますが
泣く時はめっちゃ泣きますし、
愚図る時はちゃんと愚図ってくれる。

喜怒哀楽の表現が
どれも全く抑圧されてないので
なんの心配もしてません。


もちろんそんな風に育ってくれてるベースは
はるちゃんも胎教で対話してたこと、
はるちゃん、私のどちらも
我慢したり自己犠牲したりして
無駄に疲弊して子どもに八つ当たりしないように
常に自分の状態を意識してきたから。

十月十日一心同体なのが母子間です。

母親の安定感は
ちゃんと子どもに伝わっているんだと思います。


話を戻して、
『子どもだからどうせわからないし』と
ちゃんと理由も言わずになあなあにしてたことが
実は子ども心にはとても傷として
残っていたりします。

先のブログで少し取り上げた
解離性障害のように、
『こんなに辛い感情なら、
もう感情を感じたくない』と
感情と自分の意識を分離することすらある。


一見穏やかに見えるのに、
なんか気持ち悪い人。

いますよね?

奇しくもセミナー講師や有名著者にも多いポーン
のですが、
『言っていることは一見
美しい人間の在り方なのに、
なーんかこの人気持ち悪い。』というケースは
【ネガティヴな感情や思考を
聞こえのいいスピリチャルな教えや
正しい在り方自己啓発の教えで
がっちり蓋をしているだけ】
の人が多いからでしょう。

自分の感覚、感情に蓋をしていると
そんな気持ち悪さすら
気が付けなくなるので
そういう講師の高額セミナーにハマり、
認定されて、チヤホヤされて、
素晴らしい自分になったように錯覚する。

そして起こるものは負のループ。

ああ怖。

そしてこれは
私が通った道でもあります。

だからこそ
自己啓発の罠テーマなどで
そのことについて書けるんです。


また、
今回取り上げたケースは
ようやく感情が出た、
ようやく本音を言うことができて
わかり合うことが出来たケースですが、

一度や二度言ったくらいでは
全く話にならないこともあります。

『今さら言ってどうするの!』と
逆ギレしてくる親だっています。

でも、
本音を言えた、感情を出せた自分を
何より大切にしてあげてくださいね。


両親と自分とで価値観が違うのは当たり前。
あなたが本音で向き合うと決めたって、
両親はさらに強い祖父母の呪いを受けてたら
感情なにそれ意味不明だし、です。
話が通じるわけはありません。

和解できたかどうかは
あくまでおまけ。

自分自身をクリアーにするために、
少しずつ自分を表現し、
少しずつ自分を体感し、
少しずつ自分の望む生き方へと
変化していけばいいんです。



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