2016年に発売された
『で、ほんとはどうしたいの?』

その
『で、ほんとはどうしたいの?』という
問いかけを自分にすることは
今の時代ますます大切だと感じます。


第7幕は子育て編なのですが、
中身をちょっと出ししておきます!



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実は「子育て」っていう言葉に
違和感があって、
「子育つ」だと思うんですよね。

勝手に育つ。

もちろん、
子どもの頃は両親の力がないと
生きていけないでしょうし、
乳幼児の頃はママのおっぱいが
もらえるかどうかは死活問題。

そういう時期は
生きてくにあたって必要な
【衣・食・住】を
両親(やそれに変わる大人)が
用意してあげないといけないと思います。


しかしながら、

子どもが自立し始めてきたら、
「これしちゃダメよ」
「こうすべきよ」
「この方が良いのよ」
という
気遣いというコントロール】
をするのではなく、

「どうしたいの?」
「何が好きなの?」
という子ども自身の意思を聞き出し、
その実現に大人の力が
必要であればサポートしてあげる
程度でいいのです。


例えば、両親が教師をしていて
子どもも教師を目指すという場合、
二つのパターンが考えられます。

一つ目は
「教師になりなさい。私のようになりなさい。
公務員は安定しているから。
うちはそういう家系だから」と
両親が子どもに価値観を押しつけた結果、
逆らえずに
【教師になる】という道を選んだ場合。

これは子どもの心に
「両親の言うことに従ったら褒められる。
逆らったら叱られる」という
【世の中は報酬と罰に従え】
という信念が埋め込まれます。

このまま大人になり教師になると、
「報酬(=給料)のためなら、
罰(=長時間労働・モンスターペアレンツ・
学級崩壊など)に耐えなければいけない」
という信念の元、自分を押し殺して頑張る
→その結果精神疾患になる
→休職や離職
というケースもあるのです。

子どもに大人側の意思を押し付けるというのは、
子どもの意思が一人の人間として
尊重されていません。

どんなに「あなたのためよ」という
言葉を尽くして言い訳をしたところで、
子ども心に育まれるのは
「私は大事にされていないのだ」
という想いです。

そういう体験を重ねていった子どもの場合、
「私は自分の意思を持っちゃいけないんだ」と
自分の本音を出せないような
大人になっていく可能性も高いのです。

そもそもですが、
そういうパターンを子どもに
押しつけるような両親の場合、
親自身教師として幸せに働いているのか?
は甚だ疑問です。

そんな両親の想いを引き継いで
教師になったところで、
親子揃って愚痴り続けるのが
関の山ではないでしょうか。


それと真逆なのが二つ目。
「うちのパパとママは
教師をしていて楽しそうだな。
私もそんな仕事したいな」という
自分の内側から湧いてくる 
内的モチベーションの場合です。

これはもう労働条件、雇用形態などに関わず
【まず自分の感覚】で仕事を選んでいるため、
後になって問題や悩みが起こった時にでも
その選択をした時の感覚に
立ち返る事が出来れば、
再び歩みだす原動力をつかみやすいのです。

ちなみにこうやってお伝えすると、
「私がワクワクして仕事をしていたら、
子どもも同じ仕事を選ぶのね」
と思う方がいらっしゃると思うのですが、
そんなことはありません。

 
両親と同じ仕事を選択するのは
あくまで親子間で素質が似ている場合です。

両親が楽しそうに教師をしていたとしても、
子どもにとってのワクワクが料理であるならば
料理人を目指すことだってあるのです。

大切なのは、
【自分の人生の選択は
自分でしていいのだと伝えること】と
【仕事って楽しいものなんだ】ということを
両親が自分の後ろ姿で 
見せてあげることなんです。



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※過去記事を整理していて見つけた記事だけど
何もこの想いは変わりません

今でもこの本でお伝えした核の話は
通じると思いますので、
持っている方は久しぶりに
読み返してみてくださいね。




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