今秋、マイコプラズマ肺炎や RSウイルス感染症 などの患者が増えているようだ。
国立感染症研究所によると、11月のマイコプラズマ肺炎の平均患者数は2001年以降の最高値を記録。
特に西日本では寒暖の差が激しい不順な天候が続いていて、感染研は「予防のため体調管理などに気をつけてほしい」と呼びかけている。
★マイコプラズマ肺炎
マイコプラズマという細菌による呼吸器系感染症。「症状が風邪に似ていて外来ですぐ診断するのは難しく、重篤化してしまうケースもある」と指摘する。
天皇陛下や皇太子ご夫妻の長女、愛子さまも一時、感染の可能性があるとされた。
感染者の大半は14歳以下。乾いたせきや発熱、頭痛などの症状のほか、重篤になると脳炎などを引き起こす場合もある。
せきや接触で広がり、潜伏期間は2~3週間。
★RSウイルス感染症
RSウイルス感染症は乳幼児が感染しやすい呼吸器系感染症。今年は全国的に例年を上回る患者数が報告され増加傾向が続く。
本来は冬に流行しやすいが、今年は6月頃から都市部を中心に感染が広がり始めた。もともと冬にピークを迎える感染症。12月の動向が気になる」とする。
多くは鼻水やせき、のどの炎症などで治まるが、乳幼児では重篤な肺炎や細気管支炎を引き起こす場合もある。
免疫ができにくいため、流行期に何度も感染する可能性もある。
◆インフルエンザ 年明けに流行か
今年は、今のところ確認されているウイルスのほとんどはA香港型。
しかし昨季と同様の傾向をたどれば年明け以降にH1N1型が流行する可能性もある。
感染研は「いずれの感染症もうがいや手洗いで、ある程度予防できる。患者との濃厚な接触を避けるなど注意してほしい」としている。
みなさん、Be Careful ~
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