先日 関西でのセッションで

何年か越しのお客様からの依頼があった。

何度もセッションしているが  ラッキョウの皮むきみたいに

どんどん問題が出てきて 「根」の部分に行かないと行けない必要性が出てくるものです。

ついに最終項目が来たのかなと 嬉しくもあり 緊張もありました。


先日その娘さんの三回目のセッションも終わり

ものすごく元気になったお嬢さんにもあえたし 

ヒプノの効果を嬉しく思っていました。


さて セッションが始まります。

もとよりNさんは  なにか苦しくなると 喉が詰まりそうになるというので

なにかブロックがあるなとにらんでいました。

前世分のブロックは取り外したので 喉のつまりは以前ほど感じないと

おっしゃっていただいていたのですが そこは私は気になっていたのです。


さて ヒプノが進んでいくうちに 彼女のインナーチャイルドがあらわになりました。

玄関先で うつむいて 足を振りながら 悲しそうに座っているNさんがいました。

後ろで お母さんとおばあちゃんが言い争ってるのが聞こえてきます。

私は同時に皆さんのビジョンを見てしまう セラピストなので

一緒にその場面を見てしまいました。


Nさんを可愛がるおばあちゃん 手を出せないお母さん

お母さんだって悲しいでしょうけど

娘のNさんも悲しい。

お母さんがかわいそう。。。。 なにもいえない

彼女は言うのを辞めてしまった・・・。


それからお母さんになにかを言うときにもどもったり

あのねあのね ばかりを繰り返し しまいにお母さんに もういいわ!と

しかられる始末。 

自分でも何でかわからなかったという。他の人には言えるのに・・・。

言わないと決めた彼女の心から お母さんに言う言葉を消してしまったのでした。



彼女の言いたいこと 涙を存分に出していただき

涙を沢山 絞っていただいた・・。自分は悪くないと

潜在意識に落とし込み。 彼女のハートは和らぎました。

そして 詰まっているものを喉からとりだしました。

黄土色のビー球みたいな球が Nさんの喉から出てきました。



そしてこんどは 哀しくて 痛んだ胸に何をいれようか? と聴くと


「カナリア」 


綺麗なレモン色を少し濃くしたような色の カナリア・・

彼女の胸の止まり木に 納めた。

よかった・・・ うたを忘れたカナリアは・・ という歌を思い出した。

きっと言えなかった彼女が選んだのだと 思っていた。


さて 催眠からさめて すっきりした彼女が 何でカナリアなんでしょうね

というから 私は 椅子から落ちそうになった。

「え? カナリアの歌を知ってるから カナリアを出したんじゃないの?

ほら うーたをわーすれた カナリアはー・・・音譜音譜 

ってあるじゃない」



「いいえ 私はその歌知りません」 

そうか 彼女が選んだのではなく無意識に出てきたのか・・

彼女の潜在意識がそれを選んだのだろうな・・・


彼女はいま だんな様にお家を建てていただくことになっている

彼女の夢は そのうちに お家の外にコンサバトリーを作って

おしゃべりしたり マッサージしたり人が憩える場所をつくりたい・・・

という夢を持っておられる。



そうか そこを「カナリア ハウス」にしたらいいんじゃない? といって

二人で笑った・・  カナリアハウス  彼女はきっとコロコロと

楽しく 笑うだろう。 いままで 押さえ込んでいた想いを出すために

そしてなんのブロックもない喉で 歌えるだろう。。。。



良かった 私の使命・・・ みなさんが 幸せになる 

喜びに成る セッションを どんどんしてゆきたいと 願います