いつも元気なタカミですが、今日ばかりは哀しい日でした。
もう7年くらいになると思いますが、新潟の学会で師匠、解剖学者の相澤先生のご紹介で出会った
形成外科医 柏谷元 先生
本日は柏谷先生のご葬儀でした。
背が高くて声の小さな優しい先生は
顕微鏡で詳細な表情筋研究をされる素晴らしい先生で
表情筋解剖のお話をずっとしていられる唯一の方でした。
世界一の表情筋研究の師匠が一年半前
「自分は病気になり、これまでの表情筋研究をあなたに託します。」
「次の美容外科学会の表情筋講演で僕はあなたに最後の挑戦状として受け取ってもらえますか。」
とエステティシャンの私にご連絡いただきました。
その時の講演は先生の集大成が詰まった素晴らしいものでした。
その時の写真を先生のクリニックで仲間としてご紹介いただいたのは宝物です
最後の講演のデータを今回このような形でお渡しするのは残念でしたが、ご家族にその時の音声と、ご教授いただいた解剖方を用いた論文をお渡しさせていただきました。
残されたご家族は、どれほど哀しくどれほど心細いか‥
しかし私に出来る事は
世界一の先生の意思を受け継ぎ←手が届かないほどの先生で恐縮ですが(^^;;
弟子として表情筋研究で論文を通して世界に伝える事だと思っております。
‥本当はもっともっとご教授いただきたかったけど‥
いつかその論文をまたご家族にお渡しできるように、柏谷先生に堂々とみせれるように頑張ります。
生涯の師匠である柏谷先生
心よりご冥福をお祈り申し上げます。
感謝と敬意をこめて