セックスというのは生活の中の一部にしか過ぎません。

しかし、生活は日常であり、セックスというのは非日常的な行為なのだと思います。

つまり、日常生活の中にセックスという非日常的な行為が組み込まれているという事です。

しかも、セックスというのは日常生活を維持する為の合計時間に比べると、極端に少ない時間なのはお分かりだと思います。


例えば、専業主婦の方が朝起きて、朝食を作り、食器の片付け、掃除・洗濯・昼食、そして買い物に行く。帰れば夕飯の準備、夕飯が終われば、更に食器の片付けとなるのではないでしょうか。

労働時間にするとかなりの時間となります。

比して、セックスは週に1回のペースであったとしても週あたり60~90分くらいではないでしょうか。


この生活サイクルの中で日常生活の維持の為、重点がこちらに置かれていくのは仕方がない事だと思います。

日々の生活に追われ、美しさを維持する事を忘れてしまいがちになる大きな原因となっているのではないでしょうか?


先日は私が接した女性達の大きな変化について取り上げました。

その女性達も最初は、化粧も薄く、生活感が溢れている女性が大半でした。

しかし、自分が女性であると明確に認識し、美しくなりたいと思い始めてから、3~6ヶ月あたりから変化が起きました。

ダイエットをしスタイルが良くなる。そうなると、自分の好みの服が着れる。そして、その服が似合う。

肌ツヤも良くなり、化粧をし自分の変化を自分で認識出来るようになると、表情まで明るくなる。

本当に、同じ女性と思えないくらい変わったのです。


では、この女性達が家事をおろそかにしているかと言えばそうではないのです。少なくとも私が知る限りは。

彼女達が行った事は、日常生活の中で非日常を意識した生活を送る事にしただけなのです。


あなたは仕事から帰宅したパートナーに夕飯を出す時、生活感が前面に出た妻であることも出来るし

生活をしっかりと維持しながらも、生活感を前面に出さず、美しさを維持し華やかな妻として夕飯を出すことも出来ます。

どちらも同じ女性ですね。

そしてこれは男性に置き換えて考える事も出来ます。


どちらが善でどちらが悪という事ではなく、日常生活を維持する事と、女性としての美しさを維持する事は、自身の意識や努力次第で両立可能であるという事。

そして、生活という日常は、日常的行為と、非日常的行為から成り立っていることを認識する事が重要であるのではないかと思います。