8年間、響きつづけた出逢い | 心が軽く元気になる、伊藤一樹の『心の書画』

心が軽く元気になる、伊藤一樹の『心の書画』

心の書画家:伊藤一樹の、日々の活動から生まれた
【書画語録】、活動日記をご紹介♪
角がなく力強い独自の書を描く書画家です。



心の書画家:伊藤一樹です。

今から約8年前、
三重県鈴鹿市の白子高校に
講演で呼んでいただいた時のこと。

講演を終えて自宅に帰り、
PCを開くと生徒さんから
物凄い数のメールや
ブログへのコメントがあって
今でも記憶に色濃く残っている
講演会でした。

あれから8年たった今日、
三重県で開催中の個展に若い男女が
来てくれました。

ちょうど来客が重なっていて、
バタバタしていたのに、
その二人はしばらく待っていてくれて、

ようやく話ができて声をかけると、
なんと8年前、当時高校1年生だった
男の子でした。

『よく来てくれたね。ありがとう。』

と伝えると、彼は突然泣き出しました…。

実は8年前のあの時、
人間関係が上手く行かず、
行き詰まっていたそうで、

先輩からも同級生からもいびられ、
もう学校も辞めてしまいたいと
思っていたそうです。

ところが、講演を聴いてくれた
翌日から、

『言葉を大切しよう。
 自分が使っている言葉を変えてみよう。』

そう思い、実行しはじめたその日から、
みるみると人間関係が良くなり、
3年生には同級生の彼女もできました。

そう、今日一緒に来てくれたのが
その時の彼女でした。

彼は今日、自分が泣くなんて
思ってもいなかったのに、
僕と話してると当時の気持ちが
こみ上げてきたそうです。

生きていると本当に沢山の
出逢いがあるけれど、
自分の情けなかった事、
ほんとの本心を打ち明けられる人、

そんな深い部分で繋がれる人との
出逢いをどれだけ重ねられるかが
僕にとっては人生の豊かさだなぁと
気付かされました。

K君、今日は有難う。

自分の夢だった仕事に巡りあえて、
本当に良かったね。




僕も諦めず今日まで
この活動を続けてきて本当に良かったと、
励みになりました。

生きている限り、
その人の心(魂)に深く
響き続ける作品が一点でも
残せたらいいな。

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心に深く響いた言葉は

その人の中で

生きつづける。