こんにちは!米国からヨガティーチャーのアキ・タニダ・ソラーノです。

 

 

 

米国在住の日本人の方で、ご家族の方が急に病気になってしまった時に文化や習慣などの違いから、「どうしたらいいの?」と戸惑ってしまうことがあると思います。

 

州や各病院によってシステムや方針は異なりますが、私の経験やアドバイスを書いてこうと思います。

 

救急車を呼びたい!

 

まずは911です。大抵はのあなたの名前とご家族様のお名前、住所、電話番号を確認されます。あわせずにゆっくりと伝えてください。

 

多くの場合はすぐに救急隊員が来ます。もちろん米国ですから土足です。「靴を脱いでください!」は通用しません。例えあなたが女性でも家庭内暴力ではないか?なども観察されると思いますがムカッとした表情は不要かと。落ち着いて。

 

色々と質問されます

 

どんな症状?どんな薬を飲んでいる?保険は?行きたい病院はある?次から次へと質問されます。冷静に回答しましょう。救急隊員の英語がわかりにくかったら、「ゆっくりシンプルな言葉で話して」と伝えてください。しつこいぐらいお願いしても大丈夫です。深呼吸を忘れずに。

 

搬送先の病院が決定したら

 

救急隊員が搬送先の病院をあなたに伝えます。残念ながら一緒に救急車に乗れないことのほうが多いでしょう。ご家族様を見送った後はポツリと取り残された状態ですから、一気に不安が募るでしょう。病院名は理解できたけれど、住所は?どう行けばいいの?と思うかもしれません。焦らずしっかりと行き方を調べてください。自家用車で病院に移動する場合はガソリンは入っていますか?必要だったらタクシーを呼びましょう。

 

何をもっていけばいいの?

 

米国の病院の場合はパジャマは不要の場合が多いです。入院が必要な場合は、病院から「入院セット」が渡され、その中には☺ちゃんマーク入り靴下、リップクリーム、保湿剤、ウェットティッシュなどが入っていることも。

 

さぁ、あなたが1番準備しないといけないのは保険書ですよ(ある場合)。ご家族様の身分証明書(パスポートや免許書)も持参してください。あなたとご家族様の携帯電話と充電器も必要です。

 

私の家族はどこにいるの?

 

病院に到着したら、一秒でも早く家族と会いたいですね。でも大病院の場合は、どこに行けばよいのか途方にくれてしまいます。そんな時は慌てず、深呼吸を一つ。そして病院の受け付けに行き患者様の名前を伝えてください。どこに行けば良いのか教えてくれます。

 

家族と面会後のステップ

 

無事にご家族様と面会できた後は、矢継ぎ早に病院の担当者から患者様の症状や保険について聞かれます。いろいろな書類にサインもさせられます。米国です。緊急手術が必要な場合でも全ての手続きが終了しないとオペは始まりません(私は経験あります)。手続き終了後は病院の人の指示に従って行動します。必要であれば他の家族にも連絡を。

 

 

日本人通訳がいる場合も

 

米国は人種のるつぼ。大きな病院では日本人通訳を用意している場合があります。必要であれば、「通訳をお願いします!」と伝えてください。多くの通訳者はニュートラルでクールな態度を示します。日本語が話せる!と安心したとたんに通訳者に感情をぶつけるというシーンを見てきました。注意が必要です。あなたはご家族様の病状や今後について理解する必要があります。冷静になり多くの情報が得られるように配慮して進めて下さい。

 

自分のプラスにつながる。私は私のまま

 

例え英語や文化が理解しにくくても、自分の中にある強さ、叡智、優しさ、意図は変わらずあるのです。あなたの素晴らしさまでも失ったわけではないことを忘れないで。あなたが自信を失ったらあなたの大切な人は悲しみますよ。あなたの自信が大切な人とあなたを救う力になります。

 

最後に。呼吸が味方になってくれます

 

慌てずに冷静になることが1番大切です。自分を見失いそうになったら深呼吸を!息を最後まで吐き切ったら自動的に吸う息がやって来ます。吸う息よりも吐く息に意識を向けて。呼吸をモニタリングするような気持ちで。そうすれば冷静な自分を取り戻せます。感情を整えるよりも呼吸を制御するほうがラクです。

 

今日は以上です。

 

私の夫は癌を患っているので、何度も救急車をよんだり、緊急入院や集中治療室にいっています。

 

病院内とはいえ人種差別されることもあります。米国にて病気のご家族を支える方々のご苦労はそうとうなものだと思います。

 

だから、私の経験をブログに残していきたいと思いました。私のブログと出会った方が少しでも安全にラクになりますように。

 

心と体のケアについても書いていきますね。

 

(このブログは私の経験による個人の意見、考えであり、指導を意図しておりません。個々に状況が異なりますのでご自身の責任でご判断下さい)

 

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