京都は嵯峨嵐山、天龍寺の北側の小径は

「竹林の道」と呼ばれCMやポスターに

使われる道が数百メートル続いています。

いかにも京都らしい光景ですが、高校生の

時には源氏物語に登場する「小柴垣」の道

と覚えていて垣根ばかり見ていました。

オトナになってから見ると、これだけの

竹林を手入れするのは大変だろうなあと

思ってしまいます。竹はすぐ伸びますから。

 

竹林の道の突き当たりを右折して御髪神社

に向かいましたら小倉池に出ましたらここ

蓮の花の名所じゃないですか。

こんなに広くて立派な蓮の池があるなんて

知らなくてびっくりしました。

 

日本で唯一の髪の神社である御髪神社は

池の奥の斜面にひっそりと建っていました。

御祭神の藤原采女亮政之は鎌倉時代、

武士の三男で髪結いで生計を立てていた

そうで髪結い職の祖とされています。

 

拝殿の右となりには髪塚の石碑、反対には

毘沙門天さんらしい像があります。

理美容業の方の崇敬や参拝も多いので

しょうが、白い石が敷き詰めてあるし

池と山に挟まれていてとても清浄で

原始的な神社っぽい雰囲気がします。

 

参拝後に小倉池の端まで歩いてみたら

奥の方ではまだ数輪咲いていました。

思いがけず蓮の花が見られてほっこり

うれしくなってしばらく眺めていました。

池の遊歩道側から神社を見ると、樹木に

隠され山裾に溶け込むようにあって、

嵯峨野の自然の風景を大切に

されているのがよくわかりますね。

 

いつも

ありがとうございます

みなさまも自然のままでいる日もありますように