西野不動から美江寺観音に向かおうと住宅街を歩いて

いたら、えらく広いお寺さんを見つけました。

幼稚園の駐車場の北側にふたつのお寺が隣り合って

建っていたので先にお詣りしましてこちらが聖徳山上宮寺。

名前の由来は聖徳太子の別名上の宮からだそうで、

コンパクトなお庭が美しいです。

そのお隣は朱く塗られた山門が特徴的な船橋願誓寺です。

 

大きくて立派な岐阜別院本門は県重要文化財で、

1756年建立だと江戸時代中期ですね。

いつも思うのですが、クレーンとかトラックとかない時代に

よくもデカくて頑丈な建築物が造れましたよね。

濃尾大地震でも空襲でも倒れてないのです。

 

門をくぐった境内も駐車場だらけで広々としていて

ご本殿はまだ新しそうですね。

浄土真宗本願寺派開祖親鸞聖人像ですが、真正面からだと

しだれ桜で御尊像がまったく見えないのです。

石碑の「報恩謝徳」は恩恵に感謝し恩を返すことで、

仏教って言葉とか仏像とか曼荼羅図とかで教えを

わかりやすくして広める努力をされてこられたので、

衆生も救われてきたのですよね。

 

ふらっとやってきた者にも、お寺の掲示板とか

こんな石碑で励まされたり道を照らしてもらえます。

 

神社はキホン社殿しかないですが、神社では

自分がいつも神に見守られている存在であることに

気づけばいいところだと思っています。

 

境内にある県重要文化財の経蔵は今でいうと書庫で

正方形の方形造の中心には、回転式の八角形の

文庫(輪蔵、本棚のこと)があるそうです。

見てみたいですね、八角形の回る本棚。マニ車のように

一回転させると経を詠んだことになるというありがたい

システムにもなっています。

 

境内から東を見ると金華山と岐阜城がよく見えます。

城下町にはお寺がたくさんあって、人々に寄り添い

ながら町とともに発展してきたのですね。

 

いつも

ありがとうございます

みなさまも発展する日々でありますように