愛知県瀬戸市の総鎮守である深川神社へ行ってきました。

尾張瀬戸駅からほど近く、瀬戸川沿いの一の鳥居からの

参道脇には食べ物を焼く香ばしい匂いが漂う昭和レトロな

商店街が並びその先の小高い場所が深川神社です。

 

階段を登ると境内にビジネスホテルがあって驚きました。

境内に宿泊施設を持ってるとこは、たいてい山奥とか不便な

とこか結婚式場用だと思ってましたがここは駅近だからですね。

 

瀬戸市自体が起伏の激しい丘陵地にあり道も狭く一方通行も

多くて難儀しましたが古くから栄えた町なのでしょうね。

 

宝亀二年(771年)創建というとても歴史があり、

御祭神は藤原氏ゆかりの天津神ということです。

 

拝殿の屋根瓦が緑色の陶器なんですよ。表面に光沢があって

鮮やかな色合いがカッコイイです。

稲荷さんの狛狐も二対の石製と一対の陶器製があり、陶器製はキツネ色で毛並みや目や手などリアルさを追求しつつも

デカい耳がアニメチックなラブリーさも持ち合わせています。

社殿の前にあるので望遠レンズで写真を撮ってはじめて

陶器製の良さがわかりました。もっと近くにあるといいのにね。

 

境内にはもうひとつ陶彦神社(すえひこじんじゃ)もあります。
瀬戸陶業の始祖である加藤景正(四郎左衛門、藤四郎)を

祀っています。瀬戸にしかない神社ですね。

築地塀の上の瓦も陶器だし藤の文様の壺の飾りとか細かい

見どころがいくつもありますね。

あまり広くない境内の末社も参拝して駐車場に出たら、

御神木の大きなクスノキがそびえていて、昔は周辺が今より

もっと樹木が生い茂る森だったのかもしれませんね。

ふと見ると古墳もあるではないですか!横穴式石室を持つ

円墳らしいのですが、小さな石室の入り口が見えるだけで

しめ縄がなけれはうっかり気づかないとこでした。


境内にビジネスホテルもタッチパネル式掲示板もあるけど

古墳も巨木もあるという混じり具合が、駅近の商店街と

人々の暮らしとともにある神社らしくて親しみが持てました。

あ、御朱印はいま中止してると貼り紙がありましたよ。

 

いつも

ありがとうございます

みなさまも親しむ日々でありますように