お盆ウイークが始まりましたが、遠くにも行けないので

近場の、いつか行こうと思ってたとこを訪ねてきました。

 

岐阜県美濃市にある旧名鉄美濃駅は、もう廃線になった名鉄の

駅で、美濃町線や谷汲線、市内線で活躍していた車両も

展示してあり、通るたびに寄ってみたいと思っていました。

美濃駅の駅舎はよくある古い建物なのですが、内部が異様で

野口五郎のポスターとかジャケットがたくさん貼られています。

そういえば野口五郎さんの実家がこの駅前で喫茶店してたって

聞いたことありました。でも郷ひろみファンだったので

美濃を訪れたこともありませんでした。

 

ホームには懐かしい緑と赤の電車が一両停まっています。

コロナの影響で中には入れませんが、谷汲線も美濃町線も

乗ったことがなくて市内線も数回しか乗ってないと思います。

ただ電車が走っている風景に懐かしさを感じるのですよね。

 

電車を近くで眺めて10分で満足してしまったので、

少し離れた美濃和紙あかりアート館へ行ってみました。

昭和初期のレトロな建物で写真撮影は自由です。

 

ギシギシ音のする木造の階段を登ると2階が展示室で

暗幕で暗くして美濃和紙で出来たあかりが置いてあります。

和紙を通した温かみのある光がいくつも暗闇に浮かんで

なんともいえず癒される光景なのです。

 

和紙のドレスとか靴下も見たことあるし、和紙は自由自在に

カタチを変えられて電灯や火とよく馴染んで懐かしさすら

感じる不思議な素材ですね。

樹の皮から繊維を取り出し水の中で漉くという

手間をかけることによってしなやかでやさしい風合いが

生まれるのでしょうか。

ひとつひとつ見ていると、自分の気に入るものがすべて

円形だと気づきました。惑星っぽいからでしょうか。

 

1階には販売品も並んでいましたが、欲しい!と思った

ものは非売品でした。かわいくないですか?

こんな猫が玄関にあったら楽しいのに!デカいけど。

 

うだつの上がる町家には美濃和紙のあかりがとてもよく

似合い、日本人のDNAが懐かしんでよろこびますよ。

 

いつも

ありがとうございます

みなさまも懐かしむ日々でありますように