岐阜県神社庁のホームページで神社検索をしていたら

岐阜県に一社だけ安倍晴明と建沼河別命(安倍氏の祖)を

御祭神とする神社の登録がありました。

 

鈴鹿山脈の麓にある大垣市上石津町の晴明神社なのですが、

集落の道が狭くなかなかわかりにくい場所にあって

この看板が目印です。道が細いので車が停めにくいので

川沿いの堤防の脇に停めるといいかもしれません。

先に正光寺の祈り石を探しに行きました。

釣り鐘がなければお寺に見えないのですが、階段を

登った右手の庭に安倍晴明祈り石がありました。

安倍晴明がこの地の猛獣毒蛇を鎮めるために境内から

前方山麓の巨石にむかって呪文を唱えたらこの祈り石が

真っ二つに割れて里に平和が訪れたのだとか。

 

安倍晴明は平安時代中期の陰陽師ですが、この神社は

寛政年間江戸時代の後期の創建で、江戸時代にも

陰陽師とか安倍晴明とかブームになったのでしょうか。

そういえば敦賀市の晴明神社にも祈念石がありましたね。

 

祈り石をのぞき込んでいたら、割れ目からトノサマガエルが

びょんと飛び出してきてびっくりしました。

晴明神社は看板の裏に長く続く道の奥にありました。

石の扁額の文字が読めなくてカッコイイではありませんか。

まっすぐな杉の巨木に護られた素晴らしく清々しい境内で、

さほど広くないのだけれど奥行きがあるような錯覚がして

空間がちょっと不思議でおもしろいですね。

境内の大きな樹の根元に看板があり、樹種はミズメで

古代は弓材とされたのだとか。枝を折るとサルチル酸メチルの匂いがしますとあり、なんやねんソレ、と思って調べたら

サロンパスの匂いってことですね。

神社の樹木は折れないので確かめられませんでしたが

境内で存在感があったのでご神木っぽいですね。

 

山里の小さな神社なのにパワーのある神社でした。

 

いつも

ありがとうございます

みなさまもパワフルな日々でありますように