岐阜県七宗町の神渕地区に大きな駐車場と

看板を備えたお寺があったので寄ってみました。

なんだか歴史と見どころがありそうです。

看板にあった「左甚五郎の龍」は龍の彫刻のことですね。

左甚五郎は江戸時代初期の伝説の彫刻職人で

日光東照宮の眠り猫の彫刻とか全国に伝説が

あるひとです。確かに見事です。

とてもオープンで入りやすい境内です。

鐘楼も立派でカッコイイし古い山門もあるし

歴史を感じさせる地蔵菩薩もありがたく感じます。

ご本堂は、参拝御自由と貼り紙があったので

上がらせてもらい、静かに参拝したあと、

並べられたパンフレットや冊子を眺めたりして

のんびり過ごさせていただきました。

ふと天井を見上げたら、本物?の駕籠が下がって

いてオドロキました。まだキレイなんですよね。

本堂の裏には、ここの開基である美濃国守初代

土岐頼貞公の慰霊塔がひっそりと残されていました。

 

開山は寧一山国師という中国宗時代の名僧で、

病気療養のために美濃の地におられたのだとか。

禅寺ですので本堂裏にはだるま庭園もあります。

 

なんでこんな田舎に天皇の信頼厚い渡来の名僧が

いらしたのかと思ってたら、創建当時は岐阜市の

長良福光にあって戦火で焼かれ移転していたのだ

そうです。ここなら境内面積1300坪もあって

広々として修行三昧できますね。

 

本堂裏の墓地の奥に神渕稲荷さんの社殿があり

赤い鳥居がまっすぐ参道の坂道に並んでいます。

甚五郎桜と名付けられた桜の古木もありました。

お寺の駐車場や横を流れる川沿いにも桜の木が

並んでいて、山里が満開になったらさぞかし

華やかになるでしょうね。

 

入りにくいお寺がけっこう多いのに、ふらっと

訪れても気兼ねなくゆっくり過ごせる

気持ちのいいステキなお寺でした。

 

いつも

ありがとうございます

みなさまもステキな日々でありますように