昨日の岐阜は一日中、灰色の雲がたれこめていて、

とても寒い一日でした。

 

外に出たら、スキー場に降り立った時とか、

子どもの頃の冬の登校時とかの、皮膚に刺さるような

冷えた空気の感触と匂いがしました。子どもの頃は、

一番気温が低い時間帯に登校していたので、カラダが

その空気の感触を記憶していました。

あの頃に比べたら、最近の冬は温暖化が進んでいる

ことを、思い知りました。

 

いつものように高賀の神水庵まで天然水を汲みに行き、

久しぶりに3キロ奥にある高賀神社を訪れました。

高賀の峰々には白い雪が残っていますね。

手水を使って階段を登ろうとしたら、拝殿の扉が

開かれていて、灯籠に明りが灯され、神職さんが

いらっしゃると、いつもとは打って変わって

温かみのある拝殿になっています。

初詣でにぎわったんでしょうね、榊に結ばれた

おみくじも枝に積もった雪のように見えます。

拝殿の壁に貼られた新年の挨拶の文字、寿ぎの

「寿」の字が朱書きで目立っていて、味のある

カッコイイ文字からも温かみを感じます。

こんな字が書けるようになりたいですわ。

いつも参拝後は横を流れる高賀川の砂防公園に降りて

玉座とよんでいる石に腰かけて川を見つめます。

以前はここて高次の存在と話をしたり、水の流れで

祓い清めてもらったりして、いつも気持ちが

晴れやかになって帰っていました。

何年もの間、月に1~2回訪れては心の内を見つめ

癒してきた場所なので、久しぶりに来てみたら、ここが

なんだかふるさとのような場所に感じられました。

 

自分が産まれ育った場所だけがふるさとなのではなく、

自分が、たしかにそこに居て、そこで成長してきたと

自分で認めたら、そこもふるさとのような、懐かしくて

昔の自分に思いを馳せる場所になるものなんですね。

 

いつも

ありがとうございます

みなさまも思いを馳せる日もありますように