橿原神宮でご祈祷を受けた後、

しきりに「元を糺せ」という言葉が

浮かんできます。

 

神楽殿を出てきれいに掃き清められた

前庭を歩いて外拝殿から再び参拝しました。

 

 

回廊の隅に神武天皇御一代絵巻のパネルがあって

日向国から旅をして大和を平定された様子が

描かれているのをひととおり眺めました。

 

 

日本書記などは誰かの視点で書かれている

誰かの意見なんですよね。

 

土着の民にとっては、

急にやってきて奪われた出来事であって

鬼とか土蜘蛛とよばれ、まつろわぬ民だった

先祖の血がなにか訴えてる気がします。

 

自分は冷静なんですけどね。ただ、

まつろわぬは奉るの否定形なので

土地を差し出せと言われて、ヤダと

徹底抗戦した先祖の血が

そのまま自分の性格になってるなと

思い当たります。

 

ある宮司さんに、日本には八百万の神がいて

日本人は貧乏も厄病さえも神として崇め、

仏教もキリスト教もなんでも受け入れてきたのは、

そのほうが生き易いからだよ、

と教えていただきました。

 

その時々で状況は違うでしょうが

とりあえず素直に受け入れてみることは

大事だなと思います。

 

神武天皇即位から2676年経ったいま、

平和な世で暮らせてしあわせだと思います。

ご先祖さまのおかげです。ありがたいです。

 

そしてまつろわぬ民も日本建国の礎となった

立派な国民で「人」なのです。

 

大和の地で国家安泰を祈ることができた自分を褒めて

身を糺そうと思います。

 

いつも

ありがとうございます。

みなさまも今日も平和な一日でありますように。