こんにちは、日曜担当のあまちやひろです。
先日、検査中の患者様が突然気分が悪いとおっしゃったので、もともと心臓病をお持ちで、発作が疑われたため、すぐにソファに横になって頂き、救急車を呼びました。
顔面は蒼白で、脈も弱くなっており、冷や汗がびっしょりで、胸部不快感、、、、
脈をとってみましたがとても弱く、、心臓に問題があるのは明らかでした。
幸い、意識はしっかりしていらっしゃいました。
私は直感的に小指の爪の所にあるツボが頭に浮かびました。
鍼よりももう少しだけ広い範囲、でも、ピンポイントで刺激するのがいいと感じましたので、先のややとがっているけれども鈍なピンセットの先で刺激してみました。
「ちょっと痛いですよ」とお声はかけたのですが
そのツボを押してみますと
「痛い!!」と患者様が一瞬叫ばれました。
あっこれで大丈夫、と思い、今度は心臓の上にしばらく手をあてヒーリングをしておりましたところ、
顔に生気がもどってきましたので、脈をとってみますとまあまあふれるほどにもどったことが確認できましたので
「もう大丈夫ですよ~」といい、安心して診察にもどったのでした。
その様子を見ていた別の患者様が診察室に入ってこられたとき、
開口一番「やっぱり、効くんですね~」とおっしゃいました。
鍼灸師の資格をもっている方だということを思い出しましたので、
「あ~、そうでした、私よりよく知っている方がいらっしゃったのに!
さっき手伝ってくださればよかったのに!」といってしまいました。
彼は、こんな緊急場面で、ツボ刺激が実際にこれほど速効性ををもって有効に働くことを目の当たりにし感動したそうです。
ほんとにそんなツボが有効とされているのかちょっと興味がわき、改めてか調べてみましたら、
はじめに私が刺激した場所は「少沢」という名前のツボで、胸に手を置いてヒーリングした場所は「膻中」という名前のツボでした。
(しらんけど、、 笑)
私はツボにそれほど詳しい訳ではないのですが、なんとなく、ここ刺激すればいい、というのはわかることが多く
以前はよく、この患者様にはここが効きそうと感じた部位に、1本かせいぜい2-3本くらい鍼を打っていたことをおもいだしました。
鍼をうちますとすぐに循環がよくなることがおおく、体がぽかぽかしてきた、不思議~とおっしゃることが多かったですが、鍼をうっていろんな反応が即座にでるのをみて、人間の体って面白いな~と想っていました。
鍼施術、しばらく楽しんでいましたが、、、、いつの間にやら日常的に打つことは少なくなってました、、、、、、
いろいろなこと習ったり学んだりはしていますが、みんなそれぞれ状態が違いますので、結局のところ、ヒーリングは。自分の直感に従うのが一番かなぁ、とかんじています、今回みたいに緊急なときはなおさら、、、
直感的に手や氣は使いますが、何も考えずゆだねたときの直感はとても有効に働きますね。
