前期破水から奇跡の赤ちゃん  ~その5~ | 一夫二妻『西山裕子』 〜『女』の欲望は発展繁栄のもと!〜

一夫二妻『西山裕子』 〜『女』の欲望は発展繁栄のもと!〜

結婚しても出産しても『女』として愛される人生を生きる生き方を大切にしながら

お金もパートナーシップも家族も心も身体も全方位豊かに幸せになっていく人生を。

続き……



当たり前じゃない今日という一日

ありがたいと思いながらも


それとは裏腹にとまらない出血に
不安でたまらない日々


出血がでるたびにトイレにいっては

大丈夫大丈夫って自分に言い聞かせてた




大丈夫
すべてうまくいってるから




不安になってしまうとそうなりそうで

考えないようにしてた日々


でも考えないように考えないようにって

結局は不安ばかり考えて


無理に言い聞かせた状態で

わたしの中では限界が来てた


出血が多い日は
もうダメなのかもしれない


でもそんなこと言葉にしてしまったら

本当にそうなりそうで怖くて言えない


そしたら何も言えなくなって

西山とも会話はあるけど


本当の気持ちが言えなくなって

だんだん会話がなくなっていき

そんな毎日が苦しくて悲しくて

どうすればいいかわからなくなっていった。



そんなある日ささいなことで西山と喧嘩




今まで溜め込んでたものが
いっきに爆発してしまい


なんでわたしばっかり

こんな思いをしなあかんねん


なんでわたしばっかりと

泣いて泣いてなきちらしました。


西山にいまおもってること

ぜんぶさらけ出せた。


どこかで泣いちゃだめ

あれしちゃだめこれしちゃだめって


自分を制限してたからくるしくなって


泣くのも不安になるのも我慢もぜんぶ

いいんだよって言ってあげたら

ホッと
楽になっていきました。


何をこんなに不安がってるんだろう

冷静に自分を見てみました。




どこかで無事に産まれてくることが

わたしにとってはいいことで


赤ちゃんが死ぬことが
わたしにとって悪いことになってる。


流産を経験したわたしにとって
赤ちゃんの死は悲しかったけど


赤ちゃんにとって
この世に産まれてくることがすべてではなく

お腹にいた何日間の間でも
赤ちゃんにとってはママと一緒に生きた時間


パパとお兄ちゃんと一緒に生きた時間

だからわたしには言える




死産がわるいわけでもなく

流産がわるいわけでもない


無事に産まれることが

いいことでもなく


すべてをどう受け入るか

赤ちゃんの選んだ人生を


わたしがありがとうって

受け入れられたらいいんだと


赤ちゃんからのメッセージは

ちゃんとわたしに届くから

赤ちゃんが命をかけて
わたしに伝えたかったこと


それを信じて味わっていくしかないんだと。





続く……