1か月くらいやってみた。
ので、とりあえずの結論みたいなものを書いてみた。
●外国人はnot勤勉なのか?
よく外国人は怠けるという話を聞くけど。
まあ、うん。
国籍は関係ないんじゃないかな。
日本人にだってさぼり癖のついたヤツは山のようにいるし。
問題は管理側にあって、Weblioのその辺の管理は、きっとものすごくユルい。
値段が値段だから、仕方ないかもね。
さて実際。
Weblio英会話で最初に予約した講師は、2回目から早くもキャンセルが発生し、時にはすっぽかしもやってのけ、1か月少々の間に62.5%という驚異的なキャンセル率を記録。
さらにキャンセルのうち、すっぽかしは33.33%。
最初のうちは信じられそうって思ったり、疑ってごめんねって思ったりしたけど、
まあなんていうか、恥ずかしながら、さすがに、
キレた。
言い訳はバラエティに富んでいたよ。
- 台風がきたので(きてません。当方いくら英語初心者でも、フィリピンの天気予報サイトくらい見れます)
- PC調子が悪いです(プロなんだから仕事の道具は手入れしとこうよ)
- 気分がすぐれません(しょーがねえけど、多すぎ)
- セミナー受講の為出張です(当日急に?)
- 緊急の会議がありまして(真夜中に?)
部下がこれ並べ立てたら、胸倉掴むかもしれないけどな。
ただ、勤怠と人柄とは全く無関係ってことも付け加えとく。
レッスンはとても真摯で、グダグダ英語にも嫌な顔一つしないで付き合ってくれる良い先生。
彼個人を悪しざまにののしるような気分にはなれない。
しかしキャンセルが続くとどうしても、「低レベルな俺に嫌気がさしてるんだろーな」と考えてしまうもので。
それで言葉だけ「怖がらずに話してください」「継続しましょう」なんて言われても、説得力なし。
そういうネガティブな考えって、きっと英語学習の毒になってしまう。
こんな場合はもう仕方ない。
人柄を信じられるなら我慢すりゃいいし、「俺のクソな英語のせいかなあ」って思ってしまうなら、すぱっと切り捨てた方がいいと思った。
…さて、この事態についてキレた俺は、運営にふざけんじゃねーよと申し入れた。
結果、運営からの平謝りを経て、この先生はリストから消えた。
開講停止の処分になったのかもね。
少しだけ後味の悪い気分だけど、まあ遅かれ早かれだったと思う。
(ただ俺としては、講師を排除するよりも管理体制をしっかりしてほしかったんだけどな)
一方でもちろんそうじゃない先生もいて、最終的にこの人いいなと思った某先生は、今のところ授業実施率100%。
管理が少々ユルいせいもあって、個人差が強くあらわれるようになってる気がする。
くれぐれも繰り返し言っておきたいけど、お国のせいじゃないと思う。
●キビシイの?のびのびなの?
で、他の先生も体験してみた。
自信付けさせてのびのび会話って先生も多いけど、ちょっとキビシイ人もいた。
なあなあで済ませず、どんどん強制してくれた方がいいという人もいるかもしれないけど、俺は無理だと思った。
単に厳しいだけならいいんだけど、声の中に「お前の英語にはウンザリだ」という空気が漂うとダメだ。
相手の真意はもちろん知らんけど、俺がそう感じてしまったんだから仕方ない。
脱線。
これは育児中の親として特に印象深いこと。
親や教師の言葉から「ウンザリ」を感じ取ってしまうと、子供の学習にものすごい悪影響がありそう。
で、きっとほんのちょっとしたことで、教えられる側はそれを感じ取ってしまうんだと思う。
気を付けたい!
―閑話休題。
英語だろうが何語だろうが、たとえそれがシンダール語だろうがアーヴ語だろうが、会話を楽しめてナンボって思う。
同じ訂正してくれるにしても、楽しく指導してくれる人とそうじゃない人で、えらい差だ。
不思議なもので、「会話が楽しいな」って思っていると、実力以上に言葉が出てくる。
テキストを、なんだかカンジ悪ィなあとか思いながらやってると、実力の半分も出せないが、趣味のフリートークを相手の笑顔を見ながらやってると、実力の1.5倍くらいが発揮される。
これはマジで、本当にびっくりするくらい違いがある。
ま、どっちのタイプの先生なのか、実際に喋ってみないと相性はわからない。
結局、人と人とのコミュニケーションなんだもの。当然だよな。
●口コミあてにするな
ハッキリ言おう。
口コミ欄に、まったく意味はない。
どの先生見ても、おおむね似たような言葉が並んでる。
丁寧でした、優しかったです、テキストを使ってくれました、アドバイスをくれました、発音綺麗でした、etc...
なんなら講師の姿勢や傾向をレーダーチャートで示してもらえたらわかりやすいかもしれないけど、それだって相性とか主観とかが混ざるから、結局意味はないだろうな。
そもそも、口コミ書いてる人のレベルはどの程度なん?? 個人としての魅力はどの程度なん??
そりゃあレベル高いあなたに対しては、相手も気楽にしゃべれるだろうさ。
でもその先生が、なかなか言葉が出てこない初心者に相対した時、どうなるんだろうか?
そりゃあ美人の貴女に対しては、相手も機嫌よくしゃべれるだろうさ。
でもその先生が、キモオタのオッサンに相対した時、どうなるんだろうか?
と、受講生ごとにも特徴があるので、参考になるわけがない。
話題の合う合わないもある。
今最も気に入っている先生は、俺にとってはとにかく話が楽しい。
俺が「俺日本のアニオタだよ」とか自己紹介したら、「"君の名は"みた! すごいよかった!」って反応してくれて、時間いっぱい映画やアニメの話で盛り上がれた。
これは最高の体験だった。英語でキャッチボールできたっていう事実が、やる気を1億倍くらいに膨らませた。
口コミなんか見ないで飛び込んで、自己紹介では自分の趣味をぶちまけて、相手がいい反応をするかどうかを見た方がいいと思う。
●難易度
案ずるより産むがやすしで飛び込んで大丈夫だなあって思った。
俺みたいなクズがある程度楽しめるんだから、たいていの人がイケる。
「ごめんわかんなかった、ゆっくりでもう一度お願い」って言えば、スローモーションレベルの言いなおしもしてくれる。
適当だけど、プレキソ英語でSushiTownを楽しめりゃ、十分じゃなかろーか。
(シュリンプかわいいよシュリンプ)
ただし、「人気講師のいい感じの時間帯をいかに予約するか」っていうゲームの難易度は、やや高い。
●意味あるのかどうか
わかんね。
そりゃそーだろう。俺のレベルで上達してるかどーかなんてわからないし、こんな短期間で「効果すっごいあったよ!」なんて、うさんくさすぎるw
でも一説には、犬に英語で話しかけるなんて学習法も紹介されてたくらいで、英語をとにかくいっぱい口にするのはイイコトなんじゃないかなって思ってる。
そしてそれが人とのコミュニケーションになってて、相手の方がレベル高くて時々強制してくれるとなれば。
上級者にとってはどうなんだろう。
なにしろ相手はレベル高いとはいえ、ネイティブってわけじゃない。
俺レベルでも、「うん?」って思う瞬間が時々あるくらいで。
例えば、acorn(どんぐりの類)はどこ見ても「ˈeɪ.kɔːn:えいこーん」とあるけど、ここの講師からは「あこーん」って修正された。
あるいは、カフェイン摂取にはアンチエイジングや感染予防の効果があって、inflammatory(炎症を起こす、または大激怒させる)を抑制した、という感じの文面の中で、講師は「怒り」のほうで説明してくれたんだけど、文脈的には炎症のほうじゃなかろーかと……
(むしろカフェイン摂取したら怒りっぽくなるだろーし)
想像するしかないけど、英語でしゃべる訓練の持続の他に、お互いの間違いを発見したりする効果はあるのかもしんない。
単語はおおむね中学校レベルだけど、教材の中にはたまに難しいものも出てくる。
前述のinflammatoryとかacornとかってたぶん一般的な高校レベルも超えてるけど、「intermediate」の教材の中に出てきてる。
こういうのがちょこちょこっと教材に含まれるおかげで、受講するたびに無理のない範囲で新しい単語を覚えられる感じ。
で、俺は継続するつもり。
廉価だし、とにかく英語でコミュニケーションとる機会が欲しかったし。
あとは引き続き英語ニュース聞いたり、英語の本読んだりすりゃ、まあそのうちレベルもあがるっしょ(超楽天的)。