「久しぶりの劇場ですね」

「ここで俺達の夢が決まる···行くぞ!」







ードンッ!
「Door!!」


「ああっごめんなさい!大丈夫ですか?」

「あぁ心配することはない…こちらも不注意だった」


「まったく、何で俺達がこんな事しなければならないのだ」

「高木社長やパラガスさんも言ってただろ、MSサポーターズの仕事はアイドルの護衛だけじゃないってさ、」

「そうですよ、こういうことも周りからの信頼を得ることにも繋がるんですよ」


「本当はこんな雑用よりもやるべきことがあると言うのに···」


「すみませ〜ん、採用試験の受付ってここですか?」

「あっ、サポーターズ加盟希望のMSだね、どうぞ」




「うぅ〜···緊張してきた···」

コンコン「ガンダムエアリアルさん、ダリルバルデさん、どうぞ」
「は、はい!」

ーガチャッ


「失礼しまー···」


「あっ!」
「あっ」


「あぁあああのもしかして偉い人だったんですか!?さっきはごめんなさい!!」

「あぁ気にしないでくれ、別に私もそこまで偉いわけじゃないから」


「改めて、ガンダムエアリアル、ダリルバルデ、本日は765プロライブ劇場のMSササポーターズ採用試験に応募してくれて感謝する、それでは早速面接を行うぞ」

「「はい!」」


「よろしくお願いします!」




ーズーン···「はぁ···」


「ダリルバルデさん、大丈夫ですか?」

「クソッ···まさかここまで緊張しまうなんて···」


「練習の半分も喋れなかった···」

「ええっ!あれで!?僕よりも全然喋れてましたよ!」

「はぁぁ···サポーターズの仕事をやるにあたってはコミュニケーション能力も重要なのに···」


「で、でも、まだ終わったわけじゃないですよ、次の実技で盛り返しましょう!!」

「エアリアル···そうだな、最後まで諦めるわけにはいかない!」




(ついに候補生が来たか、これからどうなるか楽しみだな)

「あぁデスティニー、ちょっとトラブルだ」


「パラガスさん、トラブルってどうしたんですが」

「実は実技で候補生のサポートをするMSが来れなくなってしまった」

「えっ!Ez-8が来るんじゃなかったんですか!?」

「それが···」


「Ez-8に突然ブレイヴにバトルを申し込まれてな、ボロボロにやられてしまったそうなんだ」

「あのガンダムバカ···」


「困ったなぁ、今から代理を探すとなると時間がかかるし···」


「···待てよ、アイツなら!」






「彼はデミスナイパー、二人と同じアド・ステラ世界のMSだ」


「ホントは実技で他のMSが来る予定だったんだけど、急に来れなくなって代理で来てもらった、同じ世界のMSなら相性もいいかなって思ってね」

「手伝うのはいいが、例の約束、忘れるなよ」

「はいはい、あっ···」


((一体何を約束したんだ···?))

「いやいや、別に怪しい取引とかじゃないよ!」


~see you next phase~