「エアリアル、次のフォース戦は単独戦?」

「えーっと、明日はフルメンバーでの団体戦」

「ああそっか、俺も武装のメンテナンスしとかないとな」

「初めてのバトルから連戦連勝か、どのくらいまで続いてる?」


「まず最初のダリルバルデさんとの最初の決闘と、それからこの前のオペレーション・メテオでしょ、あとはXディバイダー、ビルドストライク、08小隊、デスティニー、ディーヴァ、レッドフレーム···」

「8連勝とは大したもんだな」


「みんながいたおかげですよ、あとはバクゥとの鬼ごっこと···」

「9連勝···」

「ユニコーンさんとのビームマグナムチキンレースも、」





「10連勝!?一体どこまで勝ち続けるつもりだ!?」

「うーん、別に勝ち続けたいとかそういうのはないんだけど···」

「エアリアルって相変わらずだよな、何でも全力で楽しんで、いい成績で終わらせちゃう」









「ホントは僕達が行く予定だったんだけど、急用が入って行けなくなっちゃって···勿体ないし誰かに使ってもらおうと思ってさ」


「まだ見つからない君の夢に繋がるかもしれないかもね」


「はぁ···誰と行こうかな···」




「アイドルのライブ?」

「はい、ファーストさんにチケットをもらって、1枚で二人まで行けるそうなのでもしよかったら…」


「いいぞ、俺もその日は暇で気分転換したかったとこだし、一緒に行くか」

「ありがとうございます!」


・ライブ当日

「じゃあ行ってきます!」

「行ってらっしゃい、楽しんでいってね」


「それとエアリアル、会場ではカメラアイのスコープモードを使ったほうがいいよ」

「えっ、そんなに遠いんですか?」

「席にもよるけど、ステージから見るアイドルって、実際は豆粒くらいだからね」


「ビルドストライクがAct-4に行ったときは米粒くらいだったって言ってたな」

「米粒!?そんなに!?」




―シュウウウウン···
「すぐ着きましたね」

「ホント便利だよな、技術班の時空転送ポータル」


「あれが785プロライブ劇場···!」

「早速行くか」


「765プロライブ劇場へようこそ!…って、エアリアルとダリルバルデか!」


「デスサイズさん、受付もやってるんですね」

「サポーターズの仕事はアイドルの護衛とパフォーマーだけじゃないからな、はい、じゃチケット拝見しますね〜っと」




「おぉ、結構入ってますね」

「それだけ人気のアイドル達が揃ってるんだな」


・劇場 ステージ舞台袖

「···」

「何見てるんだ?」


「あぁ、ジャスティス」

「もう何回も見てるだろ?客入れなんて」

「ええまぁ、でも、ここにいる人の中にも原石がいるんじゃないかって思って···」

「職業病(笑)、新プロジェクト立ち上げ以来ずっと頑張ってるもんな」

「はい、募集そろそろ締め切りですから、そろそろ踏ん切りつけないと···」


「うむ、良き心構えだ」

「パラガスさん!」

「我が765プロが、MSサポーターズに続くこの劇場を本拠地とする新フォース発足プロジェクトの完遂は、君達の観察眼にかかってるぞ」




「いやぁ、ミリオンスターズのライブ、初めて生で見るんだけど、すごいんでしょうねぇ」

「俺も実際に観るのは初めてだけど、もしかしたらこの1回で魅了されるかもな」


「ふぅ、どうやら予定時間にはまにあったみてぇだな」

「あっ、来てくれましたか!」


デミスナイパーさん!」

「よう、劇場の若えの、約束通り見に来たぜ、お前の応援してるアイドルの実力をさ、」

「はい、じっくり堪能してってください!」




―ブーーーーーーーーッ
「あっ、始まりました!」

「来たか…!」










『"Welcome everyone!"』


『"Thanks for stopping by!"』


『夢が生まれ 光が生まれ 人生が花開く場所』


『"STARDOM ROAD THEATER"』


『どうぞ心ゆくまでお楽しみください』


―ワアアアアアアアアアアアアアッ!!




「すごい熱気···!」

「これが本物のアイドルのライブ···」















『―描いたすべて 正夢にしてみせる―!』



(!!)













―ワアアアアアアアアアアアアアッ!!
パチパチパチパチパチパチパチパチ···





「···」
「···」


「どうでしたか?」

「おう、中々良いものを見させてもらった、ああいう子たちの手助けができるって言うなら俄然興味が湧いてきた!」

「それじゃあ···!」


「おう、お前さんからのサポーターズのスカウト乗った!俺もこれから世話になるぜ!」


~see you next phase~