ー1年以上に渡る窮奇との戦い『窮奇事変』が今年の8月に終結し、それから4ヶ月後···




・現在(2023年12月中旬)

「うう〜寒っ···何かこの寒さも久しぶりだな」

「そりゃ1年以上東京の方にいたもんね」

「やっぱり生活圏が違うと感覚って変わるものなんですね」


「しかし、あの戦いからなんだかんだで4ヶ月か、結構経ったんだな···」

「この4ヶ月間でオレ達の勢力図もいろいろ変化しましたね」




『お前達は十分強くなった、もう俺の力が無くても、自分自身を守れるな』

「ニュージェネの怪我が完治した後、ロードアストレイもまた旅に出たよね」

「ああ、しかし卯月は9月にライブがあったのによく治療が間に合ったな」

「これも飛彩プロデューサーのおかげですよね」




「Mk-2もどうだ?エゥーゴでの生活には慣れたか?」

「ああ、新参者の俺にも皆良くしてくれてる、居心地がいいよ」

「"自分を1から見直したい"って言ってエゥーゴに移籍するって言った時はビックリしたけど、馴染めたみたいでよかった」

「司馬懿もメカニックチームに慣れたみたいだし、変わりつつもいつも通りの日常に戻っていってますね」


「そういえば、"アイツ"は今何やってるんだ?」

「?」

「ほら、俺たちMSチームの"ニューリーダー"だよ」

「あぁ、彼は今···」


「特訓に励んでるよ」


「フッ!」

「ハッ!」


「デェヤッ!」


ーバァン!
ードォォン!


「ハァ···ハァ···」



『お、俺がMSチームの新しいリーダーに!!?』


『うん、リーダーの立ち位置を君に譲って、俺は一線を退こうと思ってね』

『どうして···』


『俺はこの家に最初に来たMS、俺より位が高い奴はいるけど、ここのMS達の顔役として前に立ってた』

『でも、窮奇事変の時、自分に少し限界を感じた、いくら気力があっても、体の劣化には逆らえなかった』

『そんな時、あの戦いでのアンタの活躍を見て可能性を感じた、それで、コイツなら新しいリーダーを任せてもいいんじゃないかって思ったんだ』

『でも···』

『俺はアンタを信じてる、もちろん今すぐって訳じゃないけど、引き受けてくれるかな?』


『···わかりました』


『俺、引き受けます、新しいリーダーとして、もっともっと精進していきます!』




「···バルバトスさん、見ててください」


「必ず、あなたの期待に応えられるようなリーダーになってみせますから!」


~see you next story~