「ハァ···ハァ···(くっ、さすがファースト、あれだけ激しい攻撃を受けても息すら上がらないとは···)」


(こうなったら···)「ファースト、これ以上斬り合ってもキリがない、ここは一つ、一撃勝負の見切りで決着をつけようではないか」


「一撃勝負か···それなら僕も自信がある、喜んで引き受けよう」





「「···」」





「「!!」」





(直前で構えを変えた!?)


「もらったぁ!」


ーバンッ!


ーガキィィン!

「!?」


「ば、馬鹿な···おのれぇ!」



ーズバァン!


「ぐぉぅあっ!」


ードサッ「ああっ···」

「···」


「さすがだファースト、私の負けだ···」

「いや、勝負は引き分けだ···ただ、僕にちょっと運が味方してくれただけだ···」

「フッ···」



「···また、手合わせよろしくね、天ミナ」



・窮奇のアジト

「ああクソッ!クソッ!!」

「何だよ、結局負けちまったじゃねぇか」

「彼女も、息巻いてた割には大したことなかったね」

「どうするんだ?大事な戦力をまた失って」


「おのれ···散々期待させといて負けやがって···覚悟しろよ···」


~see you next story~