「ところで、ゼータ達のほうはどうなの?」

『あ〜···』


『ソーリーです、そっちはまだ···』

『ウチもロコも中々コンセプトがまとまらなくてね···ゼータ達の改造にはまだまだ時間がかかるかも···』

「そうですか···」


『続報が入り次第また連絡するから、よろしくね』

『それでは皆さん、シーユーです!』ピチュン

「そんなに気を落とすな、アイツ等は必ず戻ってくるさ」

「うん、そうだね」


ーブーッ!ブーッ!
「敵機接近!敵機接近!」

「敵襲だと!?」

「総員戦闘準備!」


ードォォォン!!


「ウゥゥ···」

「ゼルトザーム···」

「何か前よりも凶暴そうに見えるけど···」


「貴殿らが窮奇に対抗するレジスタンスか」

「ゴールドフレーム天!!?」


「馬鹿な!お前はあの時俺が倒したはずなのに何で生きてるんだ!?」

「驚くのも無理はない、だが私はあのゴールドフレームではない」

「何?」


「私はアストレイゴールドフレーム天ミナ、ゴールドフレーム天の双子の妹だ」

「双子だと!?」


「あ"ぁぁ···」

「今回私はゼルトザームの監視とあわよくばGN-Xの奪還を命じられたが、少々業が乗らん、そこで貴様らに勝負を申し込みたい」

「勝負?」


「こっちはゼルトザーム1機、貴殿らは代表3機を選んで勝負をする、貴様らが勝ったらゼルトザームの身柄はは渡す、しかしゼルトザームが勝ったら、代表3機は我々がいただく」

「何だって!?」


「それとファーストガンダム、貴方は私と闘ってくれ」

「僕と?」

「全てのガンダムの原点にして頂点と言われたその強さ、是非実際に闘って確かめてみたい、どうする?」


「おいおい、何アイツ勝手なこと言ってんだ?」

「どうやら彼女も性格に一癖あるみたいだね」

「まあいいさ、向こうが勝てば一気に仲間を3機増やせるし」


「···わかった、君との闘い受けるよ、当然ゼルトザームとの勝負も受けて立つ」

「いいのか?」

「正直勝てるかはわからない、でもティルティウムを助けるには今しかチャンスは無いと思うからね」

「決まりだな、さて、代表は誰にする?」


「だったら俺たちがいく!」

「AGE1···」

「俺たちも何かしらの形で窮奇討伐に貢献したいんだ、だから頼む!」

「わかった、君達を信じてるよ、」

「よし!ここはあの4機に任せて、俺達は撤退するぞ!」


「···って、強気なこと言ったけど、二人共大丈夫か?」

「正直···不安だな」

「相手はあのゼルトザームですからね、僕達3人で敵うかどうか···」


「だけどフリット兄さんがああ言った手前、逃げるなんてことはできないからね」

「あぁ、ここまで来たら覚悟はできてる、全力でぶつかってやろうぜ!」

「あぁ!」


「まさか貴方が勝負に乗ってくれるとはな」

「本来なら君とはあまり戦いたくない、僕が戦うのは、僕が誰かを助けたいって思った時だからね、でも···」


「今のこの状況ではそんな綺麗事は言ってられない、それに僕もガンダムの原点としての誇りがあるんだ、そっちが勝負を仕掛けた以上、手加減はしないよ!」


「ほう、よい心構えだ!」

「ならばその誇りを、私に全力でぶつけてみろ!」


「行くぞ!!」


~see you next story~